真似屋南面堂はね~述而不作

まねやなんめんどう。創業(屋号命名)1993年頃。開店2008年。長年のサラリーマン生活に区切り。述べて作らず

アメリカの地名の由来と史的背景をこれでもかと詳細に

2008-11-10 | 読書-2008
『アメリカの地名 由来と史的背景』
発行年月 : 1983.11

アメリカの大統領選の報道で、州の名前と大統領選挙人数と、か(選挙結果)が表示された地図を散々見た今日この頃、皆さんお元気ですか。
~青を先にすべきか、今回は。

この州の名前はどこから来ているのだろ?
この町は○○からやって来た人たちが形成したのだろうね、
などというのがモンガイカンにも明らかなものもあれば、さて・・・と考えてしまうものもあるね。
インディアンの言葉から来ているのだろうか?というのも少なくない。

南面堂は 浅井信雄『アメリカ50州を読む地図』(新潮文庫)(1998-04)  を手元に置いているのだが、上記はそれよりもはるか以前に出ていた研究書。
~四半世紀前、東京ディズニーランドが出来た年か。

好奇心にずばり答えてくれる本があったのね。
英文の研究書・辞典など(何冊かネタにしている本があるようだ)からエッセンスを抽出して日本の読者に要領よく紹介しました、というものであるように見える。詳細を極める。

50州についてみれば、
インディアン語由来の名前が27州で最多、続いて英語由来が13、スペイン語由来が4、フランス語由来が3、ラテン語由来が2、ハワイ語由来が1(これは明らか!)である由。
~学説の分かれるケースもある由で、著者が採用したした説では、ということね。

折にふれて薀蓄が披露される。たとえば、Massachusetts(マサチューセッツ。アルゴンキン・インディアン語の「大きな岡に」が原義なのだと)の項では、同州出身の大統領に触れる。
ついでに脚注で第35代Kennedy(スコットランド、アイルランド系の姓)は‘「みにくい頭の持ち主」または「Cinneididh(helmeted+head)の子孫」の原義を持っている’と説く。さらに、‘スコットランドではKennedyと、Cameron(ねじれた鼻の人)とCampbell(ねじれた口の人)と合わせて3大奇姓といわれる’と紹介する。

「ねじれた口の人」ねえ・・・
はっぴを着て商店街を「視察」したり?

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