文春新書
財務官僚の出世と人事
岸 宣仁【著】
文藝春秋
(2010/08/20 出版)
いずれも幼少のみぎりは各地で神童の名を欲しいままにしてきた人たちなのだろう。
神童と呼ばれた人たちの長期追跡調査!というプロジェクトがあったら面白かろうと思う件は、「神童らのリスト」という番組に結実するんだろうと孟宗竹…。
本書は、古き良き時代の最強の官庁大蔵省に入った元神童らの戦いの軌跡を、古き良き時代のクラブ記者出身のジャーナリストが回顧したものである、かなw
(記者クラブに生息し、その世界で取材し執筆する"クラブ記者")
ちなみに、天才というと理科系のイメージになるけど、神童というと文系・理系ともあり?
理系で科学史に残るような業績を挙げた人物は、幼少の頃から神童だった人もいる一方、「なんだかよく分からない、ぼやっとしたコドモ」だったケースもある気がする。
普通の大人たちから見るとそうだった、ということでね。
大蔵省も、理科系専攻者も少数いるとはいえ、圧倒的に法学部優位?
記憶力を中心とする能力で周囲を圧倒してきた元神童たち、って感じ?
それが、ある時期からはノンキャリア諸氏の受けなども重要な要素になるし、何よりも政治家との間合いも上手にこなせなければならないし、秀才、大秀才というだけでは勝負できないのです、と。そりゃあまあそうでしょう。
「ワル」も重要な要素なのですと。
おぬしもワルよのう・・・。
著者の言うところの、「頭・ハート・腹」の「腹」の部分なのだろう。
書かれた人物から見ても妥当な内容だとーさ。
< 新刊を読む >
人事から見た財務官僚論 榊原英資
「頭・ハート・腹」三拍子揃った財務官僚はいなくなったねぇ
『財務官僚の出生と人事』著者の岸宣仁氏
じつは出生ではなく出世!
修正されるかもしれないが、少なくとも当店の原稿UP前日までは「出生」で公開中。
ま、それはどうでもいいんだが。
こういう見方もあるわよ。
[掲載]週刊朝日2010年10月29日号 [評者]青木るえか
■“こんなんでいいのか”の世界
"だいたい高級官僚の人柄で「酒席に出たらマントを着て熱唱」とか、その手の話はもうお腹いっぱいである。いいかげん「お堅い職場のエライ人の気さく話」で何か語った気になるのを脱却してほしい。"
だってさ!
わはは。共感の嵐!
あと、出世と人事が何よりも大切だということなのだが、記者は基本的に勝ち残っている人々(=役所に所属している)を相手にしているわけでしょう。
早々と脱落した多くの人たちにだって長い現役の余生があるわけで、レースを降りた(はじかれた)人たちの気持ちの切り替えなどについてはどうなのでしょう、と思ったことでした。
「人治国家」を動かす人脈 - 『財務官僚の出世と人事』池田信夫
昔こういう書き手もいたようだ。
栗林 良光 作品一覧: 紀伊國屋書店BookWeb
ところで、昨今、新聞記者諸氏はこういうことになっているの?
新聞記者たちの不安を聞きに行く 【最終回】
ついに崩壊した新聞と検察の「共存共栄モデル」
財務官僚の出世と人事
岸 宣仁【著】
文藝春秋
(2010/08/20 出版)
いずれも幼少のみぎりは各地で神童の名を欲しいままにしてきた人たちなのだろう。
神童と呼ばれた人たちの長期追跡調査!というプロジェクトがあったら面白かろうと思う件は、「神童らのリスト」という番組に結実するんだろうと孟宗竹…。
本書は、古き良き時代の最強の官庁大蔵省に入った元神童らの戦いの軌跡を、古き良き時代のクラブ記者出身のジャーナリストが回顧したものである、かなw
(記者クラブに生息し、その世界で取材し執筆する"クラブ記者")
ちなみに、天才というと理科系のイメージになるけど、神童というと文系・理系ともあり?
理系で科学史に残るような業績を挙げた人物は、幼少の頃から神童だった人もいる一方、「なんだかよく分からない、ぼやっとしたコドモ」だったケースもある気がする。
普通の大人たちから見るとそうだった、ということでね。
大蔵省も、理科系専攻者も少数いるとはいえ、圧倒的に法学部優位?
記憶力を中心とする能力で周囲を圧倒してきた元神童たち、って感じ?
それが、ある時期からはノンキャリア諸氏の受けなども重要な要素になるし、何よりも政治家との間合いも上手にこなせなければならないし、秀才、大秀才というだけでは勝負できないのです、と。そりゃあまあそうでしょう。
「ワル」も重要な要素なのですと。
おぬしもワルよのう・・・。
著者の言うところの、「頭・ハート・腹」の「腹」の部分なのだろう。
書かれた人物から見ても妥当な内容だとーさ。
< 新刊を読む >
人事から見た財務官僚論 榊原英資
「頭・ハート・腹」三拍子揃った財務官僚はいなくなったねぇ
『財務官僚の出生と人事』著者の岸宣仁氏
じつは出生ではなく出世!
修正されるかもしれないが、少なくとも当店の原稿UP前日までは「出生」で公開中。
ま、それはどうでもいいんだが。
こういう見方もあるわよ。
[掲載]週刊朝日2010年10月29日号 [評者]青木るえか
■“こんなんでいいのか”の世界
"だいたい高級官僚の人柄で「酒席に出たらマントを着て熱唱」とか、その手の話はもうお腹いっぱいである。いいかげん「お堅い職場のエライ人の気さく話」で何か語った気になるのを脱却してほしい。"
だってさ!
わはは。共感の嵐!
あと、出世と人事が何よりも大切だということなのだが、記者は基本的に勝ち残っている人々(=役所に所属している)を相手にしているわけでしょう。
早々と脱落した多くの人たちにだって長い現役の余生があるわけで、レースを降りた(はじかれた)人たちの気持ちの切り替えなどについてはどうなのでしょう、と思ったことでした。
「人治国家」を動かす人脈 - 『財務官僚の出世と人事』池田信夫
昔こういう書き手もいたようだ。
栗林 良光 作品一覧: 紀伊國屋書店BookWeb
ところで、昨今、新聞記者諸氏はこういうことになっているの?
新聞記者たちの不安を聞きに行く 【最終回】
ついに崩壊した新聞と検察の「共存共栄モデル」