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真似屋南面堂はね~述而不作

まねやなんめんどう。創業(屋号命名)1993年頃。開店2008年。長年のサラリーマン生活に区切り。述べて作らず

『ヒトはなぜ拍手をするのか―動物行動学から見た人間』 (小林朋道さん)

2011-02-24 | 読書-現代社会
新潮選書
ヒトはなぜ拍手をするのか―動物行動学から見た人間
小林 朋道【著】
新潮社
(2010/12/20 出版)

私(編集者)はなぜ「チョロ見」をしたのか

過去エントリ:
先生、は大学の広告塔ですね!(「先生、・・・が・・・います!」シリーズ最新刊)

先生、「シベリアシマリスにおけるヘビ臭塗りつけ行動」の論文を書いておられますね!
でリストしてみた、著者の人間行動関係の論文群に見られるような観察・研究の成果がふんだんに盛り込まれている。

2. 地下鉄の乗客の姿勢関連行動の性差とその生物学的機能
Journal of Ethology (学術雑誌 、1994 )
3. 人間のハンサムな顔の形態に関する動物行動学的仮説
Journal of Ethology (学術雑誌 、1987 )
8. 通りを歩く日本の若いカップルで見られた「女性-左、 男性-右」現象の生物学的機能
Journal of Human Ergology (学術雑誌 、1999 )

などね。

郊外の大学の身の回りのほのぼのネタ(と、仮に名付ける)は、シリーズを重ねてやや食傷感が…といえないこともない…こともなくない?
著者本来の領域としては、本書のようなことになるのでしょうか。

いずれにしても、遺伝子万能のトンデモ論客(漫談なんだから、あーだこーだいうべきではないのかも。カーン!『あほらし屋の鐘が鳴る』誰?)よりも遥かに正統派かも。

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