真似屋南面堂はね~述而不作

まねやなんめんどう。創業(屋号命名)1993年頃。開店2008年。長年のサラリーマン生活に区切り。述べて作らず

そうだったのか『八十日間世界一周』(1978年 角川文庫 )

2010-05-24 | 読書-エッセイ/小説etc
小学生のころ、親と映画館に見に行って印象が深かったもので(何度目かのリバイバル上映だったわけね)、その後テレビで深夜に放映されるとつい見てしまう不思議な映画。

『八十日間世界一周』(Around the World in 80 Days)は、1956年のアメリカ映画。
世界各地ご披露(兼高かおるさんの番組くらいしかなかった海外旅番組?)&往年のスターのカメオ出演の嵐…。
もしもしカメオ。なんのこっちゃ。

角川文庫
八十日間世界一周
ジュ-ル・ヴェルヌ 江口清
角川書店 (1978/11 出版)
(発売:角川グル-プパブリッ)

↑読んだのはこちら

八十日間世界一周 (改版)
原書名:Le tour du monde en quatre‐vingts jours
(Verne,Jules)ヴェルヌ,ジュール【著】
江口 清【訳】
角川書店 (2004/10/25 出版)

フォッグ氏たちが「カルタ」をするという古風な訳。
現在入手可能なのは光文社版?
日本語での同小説の翻訳

角川の江口訳が載っていないじゃん。
wikiなんて、その程度のものということで。

Around the World in Eighty Days (French: Le tour du monde en quatre-vingts jours) is a classic adventure novel by the French writer Jules Verne, first published in 1873.

1.行き先が違う
映画では訪問先を増やしていたことが分かった。
本では気球になんか乗ってないじゃん
スペイン語圏の人口を考慮した?

本ではカルカッタからホンコンだが、映画ではバンコクにも。
王室のバージなんかも出たっけ。

Trivia for
Around the World in Eighty Days (1956)
The barge used in Bangkok belonged to the King of Thailand, who lent it to producer Michael Todd.

某国といえば、「騒乱があっても、頃合いを見て王様が登場して納めるから心配ない」と言われていたが、登場できないようになると大丈夫じゃないじゃん。
(できないわけではなくて意図的にまだその時期ではないとのご判断だとの説も?ほんとか?)
誰かさんも評判悪いようだし。

King Bhumibol Adulyadej of Thailand: The monarch whose silence is deafening
Independent Saturday, 22 May 2010

2.ベアリング兄弟銀行
映画のテレビ放映版だと「銀行に2万ポンドの預金がある」としか出ないが、セリフでは「ベアリング銀行に・・」と言っており、名門銀行に口座がある、社会的に信用のある人物であることが示される。

原作ではベアリング兄弟銀行と明記されている。
フランシス・ベアリングが兄弟とともにベアリング商会を設立したのは1763年で、1995年にベアリングズ銀行が崩壊する230年以上も前のことであった。

王室御用達の名門だろうと何だろうと、リスク管理がいい加減だとあっという間に…という教訓でした。

3.名門「改革クラブ」
Reform Club
そういえば、女性を会員に受け入れることになったというのがニュースになったのを覚えている…ような気がする。
Originally for men only, it has admitted women since 1981.

4.パスパルトゥー
映画で役を演じたメキシコ人の印象で、ヒスパニック系の印象が定着してしまっていたのだが、生粋のパリっ子という設定だったのか。
Fortino Mario Alfonso Moreno Reyes (August 12, 1911 – April 20, 1993) was a Mexican comedian and stage and film actor, known professionally as Cantinflas.

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