最近、読む雑誌にどれも同じ映画の前宣伝が載っていて(manatsu-orion.com)、原作が重巡インディアナポリス撃沈で知られる橋本以行艦長(はしもと もちつら、1909年(明治42年)10月14日 - 2000年(平成12年)10月25日)率いる潜水艦『伊58』をもとにした小説だと分かり、早速図書館で借り出す。
それは、こちら :『雷撃深度一九・五』
インディアナポリス (重巡洋艦)の悲劇に関しては多くの本が出ていて、うち何冊かを読んだことがある。
ので、小説なんか・・・と今まで手が出ていなかったわけよ。
「イ58潜が重巡インディアナポリスを撃沈した」という有名な史実を借りて(名義だけ借りました、という感じ)お話を作った小説なので、「そんな、アリエナイザー・・・・」だとか何とか言ってみても始まらんわけ。架空の世界で楽しめればよい。
台風の波浪で駆逐艦の艦首が切断した 第四艦隊事件(1935年) なども巧みに使って「謎の提督」を登場させるなど、小説(ツクリバナシ)として面白うございました。著者のデビュー作なのだそうで。
(「フィクションを織り交ぜて」なんぞという程度ではない、ほとんどアリエナイザーの嵐なんだが、それは措いといて・・)
(事実の世界に戻って)wikiの記述によれば、長生きされた橋本艦長は「もっと早く哨戒海域に着いていれば、広島・長崎への原爆投下を防げたのでは(テニアン島入港前の『インディアナポリス』を撃沈できたのではないか?)と云う自責の念」を持たれていた由だが、まあそれはねえ。
仮に原爆をテニアン島に陸揚げする前にインディアナポリスを屠っていたとしたら、確かに広島・長崎への原爆投下はなかったかもしれないが、その代わり日本政府の降伏の決断がもっと遅くなり、(参戦したソ連の南下が止められず)「北海道ではロシア語が話されていた」かもしれない(極端だと思う?)、というのが南面堂の歴史解釈なの。
それは、こちら :『雷撃深度一九・五』
インディアナポリス (重巡洋艦)の悲劇に関しては多くの本が出ていて、うち何冊かを読んだことがある。
ので、小説なんか・・・と今まで手が出ていなかったわけよ。
「イ58潜が重巡インディアナポリスを撃沈した」という有名な史実を借りて(名義だけ借りました、という感じ)お話を作った小説なので、「そんな、アリエナイザー・・・・」だとか何とか言ってみても始まらんわけ。架空の世界で楽しめればよい。
台風の波浪で駆逐艦の艦首が切断した 第四艦隊事件(1935年) なども巧みに使って「謎の提督」を登場させるなど、小説(ツクリバナシ)として面白うございました。著者のデビュー作なのだそうで。
(「フィクションを織り交ぜて」なんぞという程度ではない、ほとんどアリエナイザーの嵐なんだが、それは措いといて・・)
(事実の世界に戻って)wikiの記述によれば、長生きされた橋本艦長は「もっと早く哨戒海域に着いていれば、広島・長崎への原爆投下を防げたのでは(テニアン島入港前の『インディアナポリス』を撃沈できたのではないか?)と云う自責の念」を持たれていた由だが、まあそれはねえ。
仮に原爆をテニアン島に陸揚げする前にインディアナポリスを屠っていたとしたら、確かに広島・長崎への原爆投下はなかったかもしれないが、その代わり日本政府の降伏の決断がもっと遅くなり、(参戦したソ連の南下が止められず)「北海道ではロシア語が話されていた」かもしれない(極端だと思う?)、というのが南面堂の歴史解釈なの。