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真似屋南面堂はね~述而不作

まねやなんめんどう。創業(屋号命名)1993年頃。開店2008年。長年のサラリーマン生活に区切り。述べて作らず

『書き下ろし科学最前線ノート41』(2003年刊)をよむ

2009-01-15 | 読書-自然科学
『書き下ろし 科学最前線ノート41』
池内 了著 2003年

宇宙最前線;
地球最前線;
生物最前線;
医学最前線;
エネルギー最前線;
物理最前線;

「はじめに」に各章の取り組み度合いが率直に書かれている。
“「宇宙最前線」や「物理最前線」は専門に近いこともあって比較的楽に書けた。
「生物最前線」や「医学最前線」は勉強しつつ書くという状態で苦労した。(果たして正確に書けているかどうか心配)
「地球最前線」や「エネルギー最前線」は、そこそこの知識の上に、少し文献を参照しながら書いた。”
という具合。謙遜もあるとは思うが、分かることは分かる、分からないことは分からないと率直に認める姿勢は流石。爪の垢発売決定!…しないけど。

南面堂的には、研究者出身の作家が18人に聞いた本よりも、こちらの方がすうっと入ってくるような気がした。
え、そういうことだったのか!とこれまでいい加減に理解していた事項をわかりやすく説明してもらえたなど、ポイント高いな。

国際宇宙ステーションには懐疑的。有人宇宙開発はコストと便益を慎重に考えるべきで、無人探査機などに注力したほうがよいとの見解など、同感同感。

bk1のサイトに「著者コメント」という書き込みがある
‘池内了 2003/10/10 17:24:00 ’ということだが、著者ご本人の真摯な姿勢が現れていると見るべきだろう。

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