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真似屋南面堂はね~述而不作

まねやなんめんどう。創業(屋号命名)1993年頃。開店2008年。長年のサラリーマン生活に区切り。述べて作らず

上機嫌のときもあるメリー・ポピンズ

2009-01-21 | 読書-現代社会
『メリー・ポピンズは生きている 現代英国ナニー事情』
秋島百合子 朝日新聞出版 1991年07月
ふた昔ほど前の話。
英国人男性と結婚してロンドン近郊に住む日本人ジャーナリストが、幼い子供さん2人の世話人を雇う。休暇旅行や日本への里帰りにも同行を条件として探した結果…、ということで前後3代のナニーとの付き合いを通じて、当時の英国のナニー事情を紹介。

いろんな世界があるもので、階級意識丸出しのハイソな方々もどっこい健在、というのが当時の情勢。基本的なところは21世紀になっても変わっていないんだろな。

「お宅の○○ちゃん、最近コクニー訛りがついてきちゃったんじゃない?」=ナニーから労働者風の訛りがお子さんに定着しちゃったら困るでしょ、というような会話が交されるのですって(これは日本人から指摘された由だが)。
ところが、男の子なもので、母親が気にしていると知るとわざと使っちゃう、というところが愉快。
そういえば、サッカー選手のインタビューなんか聞くと、明らかだわな。

以前こんな本も読んだな。
『不機嫌なメアリー・ポピンズ―イギリス小説と映画から読む「階級」』
新井潤美 平凡社新書 2005/05/10
“小説と映画から、イギリス社会とイギリス人の心理に深く重く沈潜する「階級意識」を読み解く。”

メアリー・ポピンズのお話は好きなもので、素通りできない…。

ついでに、こんな本も(これも図書館の廃棄本):
『イギリス式人生』
岩波新書 黒岩徹 1997

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