さかな

魚屋さんの店先のささやかな素話...。

おおいぬのふぐり。

2007年02月07日 | 
昨日はぽかぽかと暖かい1日でしたね。

お昼休みに商工会の集金をしました。
わが家はさかなや。
ほかに商売をしているのは、
たばこ屋さん、酒屋さん、パーマ屋さん、鉄鋼やさん、包材やさん、
土建やさんにドカンやさん。
わが家の近所だけでも9軒あります。

運動不足の私は、歩いて集金に行きました。
ネギ畑を通り、キャベツ畑を通り、ほうれん草畑を通り・・・
ひとまわりしたら、汗がでてきました。

いつも車で信号待ちをしていると見える、赤い葉。
 固いアスファルトからでています。強いな~。

あぜ道に菜の花。
 春ですね。

そして、おおいぬのふぐり。
陽ざしが強くて白くなってしまいました。

おおいぬのふぐりはかわいいですね。
でも触れると、ぽろっと花が落ちてしまうので、
思い切り足を踏ん張り、身をかがめて携帯で撮影しました。

ふと、顔をあげると・・・
おばあちゃんが、道から私を見ていました。
「こんにちは^^。」と私。

「・・・・・。」
おばあちゃんは何も言わず、じっとこっちを見ています。
いつもは何かしら言葉をかわすのに。

「あれっ?」と思っていたら、

「ちいちゃん、美人が台無しだよ。」と真顔でひと言。
おばあちゃんは、押し車を押して行ってしまいました。

「なんだ?」しばらく考えていました。
写真を撮り終えて家へ戻ろうと道に立ち、
おばあちゃんが立っていた位置から、おおいぬのふぐりのある場所を見ました。

「・・・・・。
 えっ!?まさか・・・。えええーーーっ!?」

 わが家のすぐ前にある空き地です。
この積まれた石の向こうがわにおおいぬのふぐりは咲いていました。
踏ん張ってしゃがんでいた私は、ここから顔を出したのです。

もももも・・・もしかしたら、おばあちゃんには、
私がここで用を足しているよにみえたのでしょうか!?
まさかとは思いますが、
今日はちょっとおばあちゃんに聞いてみよう。

街中ではカメラを撮影していると、
不審者と間違われたりしないか・・・なんてあるのでしょうけれど、
田舎では、こんな勘違いがあるので要注意かもしれません^^;。