さかな

魚屋さんの店先のささやかな素話...。

ミッチー。

2007年01月15日 | 家族のこと
庭にある壊れたバスケットリング。
IKUは日曜日、よくココでミドルシュートの練習をしていた。


昨日は、IKUの試合2日目。
IKUは、2クオーターめに出た。
コートの中のIKUは、冴えない顔をしていた。

動けない、パスをもらわない、シュートをしない。
観ていた私は、やる気があるのか!?と、つい口から出てしまう。

そして、3クオーター。
おいIKU、しっかりしろよー。と思っていたとき、
IKUにパスが通った。
ちょうど、スラムダンクのミッチーが3ポイントを打つ場所あたり。
IKUは、そこから両手でボールを投げた。

ミドルシュートだ。

ボールは高くキレイな弧を描き、
「パツン!」
音もなく、リングに吸い込まれていった。

一瞬、どこからともなくため息のような感嘆の声が聞こえたように思った。
私は驚いて、しばらく声も出なかった。


IKUが、ずっと練習してきたミドルシュート。
他のチームでは、コレを決める子はたくさんいるけど、
ウチのチームでミドルシュートは、IKUの仕事だった。
決まってよかった。

IKUは4クオーターにはベンチにさげられた。
ミドルシュートは決めたけど、やっぱり動けない、パスをもらおうとしない。
当然だと思った。



でも、初めて見たIKUのミドルシュート。
それもロング(と、私には思えた^^;)。
今日のIKUはダメだったけど、シュートが決まったのは嬉しかった。
ちょっと複雑な気持ちで、私は体育館を後にした。


昨日は私の誕生日だった。
ミドルシュートは、IKUから私への誕生日プレゼントだな。

IKU、ありがとう。

と、勝手に思う私^^;。
ミドルシュートを決めたとき、私にはキミがミッチーに見えたよ(褒めすぎ^^;)。


最近のIKUは、練習がきつい、自分には体力がないと私に洩らす。
実は、かなり体力はあるほう。それだけがとりえなのに(笑)。
自分に自信が持てないのだ。

でもIKU、試合もあとひとつだよ。
みんなで頑張ってきたのだから、最後までがんばろう。

 
IKUを学校まで迎えに行くとき、空にきれいなイチバン星☆

って、よく写ってない・・・(涙)。