アニメ「うる星やつら」のラム役の声優さん、平野 文さん。
平野さんは、魚河岸のお嫁さんです。
12月1日の朝日新聞に掲載された「私のゼロ円」を読みました。
東京の築地魚河岸に嫁いだのは89年。
嫁いだ早々、お義母さんに連れられて築地周辺の商店をまわり、
地元衆に「ウチの長男の嫁」と紹介されたそうです。
その時に平野さんが感じたのは、お義母さんのあいさつ言葉だったそうです。
「いつもお世話になっています」
「こないだはどうも」
などのお礼のひと言をあいさつよりも先に口にすること。
魚河岸では、だんな衆同士でも誰でもそうらしく、
「あいさつとはお礼とセットで交わすもの」と感じたそうです。
平野さんが、お義父さんに尋ねると
「商売人は相手にどう言われたら一番嬉しいかをいつも考えている。
あいさつとお礼、口にするのに金はいらないぞ」と教えてくれたそうです。
ほんとにその通り、と思いました。
私は子どもの頃から母親に「挨拶だけはきちんとしなさい。笑顔もわすれずに。」と、言われてきました。
なので以前勤めた職場では失敗ばかりでしたが、挨拶だけは完璧だったと思います(笑)
そして、魚屋さんの嫁になり店に出た初日から、気持ち悪いくらいの笑顔で、
「いらっしゃいませ!」「ありがとうございます!」のバカデカイ声が店内に響きました。
きっと、お客様はひいていたことでしょう(笑)
私もこの記事を読んでから、「いらっしゃいませ!」の他に
「お世話になってます!」とか、
「いつもありがとうございます!」など。
感謝の言葉も付け加えるようにしています。けど、なかなか難しいですね。
気持ちでは、いつも感謝しているんですけどね
最後に平野さんは、
『なるほど。スマイルもゼロ円ならあいさつとお礼とて同じゼロ円です。
とはいえお金のかからないことほどハードルは高く、
嫁いで17年目はまだまだ序の口、修行中。
河岸での見聞に学ぶことは尽きません。』と、結んでいました。
私もまだまだです。ようやくスタートラインに立てたところでしょうか・・・。
よ~し!ガンバロ~

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