前回に引き続き今回も、コミュニティ・エンパワメントです。今回は「コミュニティ・オブ・プラクティス―ナレッジ社会の新たな知識形態の実践」に掲載された『実践コミュニティ育成の7原則』を書き留めておきます。
1)進化を前提とした設計を行う
2)内部と外部それぞれの視点を取り入れる
3)さまざまなレベルの参加を奨励する
4)公と私それぞれのコミュニティ空間を作る
5)価値に焦点を当てる
6)親近感と刺激とを組み合わせる
7)コミュニティのリズムを生み出す
興味深いことに、前回紹介した『コミュニティ・エンパワメントの7原則』とかなりの項目(ほぼ6項目)が重なります。「内外の視点」は「評価の視点」に近いと思いますので、共通しない項目は、「公と私それぞれのコミュニティ空間を作る」と前回の「関係性を楽しむ」ですが、いずれも関係性を述べている点では共通しています。公的(フォーマル)な関係だけでは発展性がなく、私的(インフォーマル)な関係がコミュニティを豊かにしてくれます。
また、これまでのまちづくりの議論ではあまり話題に挙がらなかった「リズム」を両者が7つ目に提示している点も、興味深いところです。本書では巻末に、その「リズム」について野中郁次郎さんが解説を加えています。
これまでのまちづくりでは、強いリーダーシップが目を引き、リーダーの必要性が声高に叫ばれましたが、今後のまちづくりでは必ずしもそうではなくて、抜きん出たリーダーがいなくても、これまで挙げた原則に習い、「場」を促進していくファシリテーター的な存在がいれば、コミュニティは構成員自身のチカラによってエンパワメントされていく、そういう事例が増えていくように思います。
出典:『コミュニティ・オブ・プラクティス』
1)進化を前提とした設計を行う
2)内部と外部それぞれの視点を取り入れる
3)さまざまなレベルの参加を奨励する
4)公と私それぞれのコミュニティ空間を作る
5)価値に焦点を当てる
6)親近感と刺激とを組み合わせる
7)コミュニティのリズムを生み出す
興味深いことに、前回紹介した『コミュニティ・エンパワメントの7原則』とかなりの項目(ほぼ6項目)が重なります。「内外の視点」は「評価の視点」に近いと思いますので、共通しない項目は、「公と私それぞれのコミュニティ空間を作る」と前回の「関係性を楽しむ」ですが、いずれも関係性を述べている点では共通しています。公的(フォーマル)な関係だけでは発展性がなく、私的(インフォーマル)な関係がコミュニティを豊かにしてくれます。
また、これまでのまちづくりの議論ではあまり話題に挙がらなかった「リズム」を両者が7つ目に提示している点も、興味深いところです。本書では巻末に、その「リズム」について野中郁次郎さんが解説を加えています。
これまでのまちづくりでは、強いリーダーシップが目を引き、リーダーの必要性が声高に叫ばれましたが、今後のまちづくりでは必ずしもそうではなくて、抜きん出たリーダーがいなくても、これまで挙げた原則に習い、「場」を促進していくファシリテーター的な存在がいれば、コミュニティは構成員自身のチカラによってエンパワメントされていく、そういう事例が増えていくように思います。
出典:『コミュニティ・オブ・プラクティス』
コミュニティ・オブ・プラクティス―ナレッジ社会の新たな知識形態の実践Etienne Wenger (原著), William M. Snyder (原著), Richard McDermott (原著) 翔泳社このアイテムの詳細を見る |
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