ちび姫さまのお口

【本日の登場人物】

ちび姫さま：暑さにも負けず連日暴れ暮らしている2歳児。

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本日も晴天なり

ちび姫さまは朝から元気にきゅうりを齧っていらっしゃいました
実は、我が家のベランダ菜園では、只今きゅうりが大豊作でございます
今までもベランダにて、いちご、プチトマト等を栽培したことはございましたが
今回のきゅうりのように大豊作とまでは至りませんでした。

特に今年の春は長雨の影響もあり、いちごちゃんは不作
しかも、僅かながらも、やっと実が付き大きくなってきたと思えば
気の早いちび姫さまが勝手に熟す前のいちごちゃんを摘み取ってしまわれるので
今年の春のいちごちゃんは、実質的には
大きな赤字を母上にもたらしてしまわれたのでございます
（どう考えても、収穫できた苺の数より、苗の価格の方がお高くつきました）

しかーし
きゅうり君に関しましては大豊作
5月の中ごろに苗を購入し、6月に入ってからは大きなきゅうり君がたーくさん
実っておりまする。

さすがのちび姫さまも、きゅうり君に関しましては
勝手に収穫することができません。
な・ぜ・な・ら
きゅうり君にはトゲがあるから

チクチク棘トゲのきゅうり君は、ちび姫さまからの襲撃を受けることなく
日々すくすくと成長していらっしゃいます。

無事成長されたきゅうり君は、当然、我が家の食卓へ参上となりますが
「所詮ベランダ菜園」等と侮っておりました母上も父上もビックリ
実に美味なきゅうり君なのでございます
（採れたてって素敵）

で、本日も朝から、ちび姫さまは採れたてきゅうり君をポリポリ
朝ごはん変わりに、お味噌をつけてポリポリ
「チャリチャリ（シャリシャリのつもり？）ちゅるね～」
等とおっしゃりながら、食していらっしゃいました。

ところが、採れたてきゅうり君を半分程食したところで
「お口いたいよぉ」と訴えだしたちび姫さま。
きゅうり君の棘は全て綺麗に除去したはず・・・

不審に思いながら、母上がちび姫さまのお口を覗くと・・・

ちび姫さまのお口の中には、無数の口内炎
どうやら、きゅうり君につけていたお味噌が口内炎に沁みたようでございます

実はちび姫さまが口内炎に侵されるのは
今日に始まったことではございません

以前にも何度も口内炎が酷くなり、
母上は耳鼻咽喉科で相談していたのでございます

その際の耳鼻科の先生からの忠告は
「風邪をひくとビタミン不足で口内炎が出来やすい体質の人がいるから、
風邪をひいた時には口の中も注意して観察してあげなさい」
とのコトでございました。

けれども、ちび姫さまは、本日も絶好調
お風邪を召している訳でも無ければ、食欲が無い訳でもない。
大体にして、朝からきゅうりを丸齧りしている程でございます。
ビタミン不足というのも腑に落ちない・・・？？

しかし、痛がっておいでのモノを放置しておく訳にもまいりません

本日はちび姫さまの喘息のお薬を頂くために、
かかりつけの小児科の先生の元へ伺うつもりでございましたので
今回の口内炎は耳鼻咽喉科の先生さまではなく
小児科の先生さまに相談するコトにいたしました

で、小児科に伺い、先生さまがちび姫さまのお口を覗いておっしゃったお言葉
　　　　　　　　　　　　　
「これは仕方ないですねちび姫ちゃんだから・・・」
ですって

皆様、この意味がお判りになりますでございましょうか？

ちなみに、こちらの小児科の先生さまは
ちび姫さまが生後３ヶ月からお世話になっている先生さまで
ちび姫さまの暴れっぷりをよーく御存知でいらっしゃいます。

その先生さまいわく
「ちび姫ちゃんは、いつでも、おしゃべりしながら走り回ったり、
高い所から飛び降りたりしているから、口の中を噛んでばかりいるのです。
その結果、口内炎になってしまうのです。
歯磨きが大好きだから、口の中を不潔にしているという事は無いと思われるので
口内炎が原因で酷い感染症になる可能性は低いであろうから、
このまま大きくなるまで様子を見るしかないでしょう。」

・・・というコトなのでございました

「何か口内炎につけるお薬を・・・」と問う母上に対し、
先生さまは
「お薬つけても意味ないですよ・・・」とのお答えでございました


このようにして、医学的にも暴れん坊が証明されてしまったちび姫さま。
どうやら暴れん坊につける薬は無いらしい