【本日の登場人物】
ちび姫さま:恋する1歳児
たぁちゃん:ちび姫さまが愛してやまないイケメン1歳児
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ちび姫さまが通っている、プール教室でのお話しでございますが・・・
プールのレッスンが終わる時刻は11:30。それからお着替え等を済ませておりますと、瞬く間に12:00のお昼の時間となってしまいます。レッスンの後は、お子様達のお腹もぺこぺこでございますので、お弁当を持参し、スポーツクラブのロビーをお借りして、軽く昼食を獲らせることは、プールのお友達の間でも普通のこととなっているのです。レッスン後に、昼食を食べさせてしまわないと、家に帰るまでの道のりで、自転車や車に乗ったまま、お昼寝に突入してしまうことが間々あるので、お子様に昼食を獲らせるタイミングを失ってしまいますので・・・。
ですから、ちび姫さまは、プール教室へ向かう際、簡単なお弁当を持参いたします。
それは、時にはおにぎりであったり、パンであったりいたします。
して、本日持参したお弁当の中身は・・・
イモでございました。
イモと申しましても、プチ焼きイモという名の、長さ3cm程の小さな焼き芋(写真参照なさってくださいましね)。
それを5つ程お弁当箱につめ、その他にパン等も持参して、プール教室に伺ったのです
そして、本日のレッスン終了後のお弁当タイム
元来甘いものを殆どお召し上がりにならないちび姫様
野菜とはいえ、甘味の強い薩摩芋やかぼちゃも、ちび姫さまは少量しかお口になさいません
案の定、持参した小さな焼き芋は、お1つお召し上がりになっただけで満足されてしまった御様子でございました。
「もういらないのでございますか?まだ沢山ございますが・・・」
問いかける母上に対し、ちび姫さまは少し何事かお考えの様子でございました
そして、しばらくすると
「おいしいからね~」
とおっしゃりながら、焼き芋をもう1つ、お手にとられたのでございます
「あらまぁ、めずらしい」
等と母上が思っていると、ちび姫様は小さな焼き芋を手にしたまま、突然席を立ち、どこかへ走って行ってしまうではございませんか
又もやちび姫さまとの追走劇をしなければならないか・・・と思いながら、母上も席を立った瞬間。
「これなーに」
ロビーの人混みの向こうから、たぁちゃんママさんの声が聞こえてまいりました。
その声はちび姫さまが走り去った方向から聞こえてまいります。
母上が人混みをすり抜けて、ちび姫さまの姿を捉えると、ちび姫さまの目の前には、たぁちゃんママさんがいらっしゃいました
そして・・・たぁちゃんママさんの手のひらにちょこんと乗せられた小さな焼き芋が・・・
「ちび姫ちゃんがくれたんだけど、これなにかなぁ??」
たぁちゃんママさんは、ちょっと困惑気味でございます。
「それは、小さな焼き芋でございます。おそらく、ちび姫さまがたぁちゃんにご謙譲されたものかと思います・・・」
母上が説明致しますと、
「なーんだ私はてっきり犬のウンチちゃんかと・・・」と、たぁちゃんママさん。
確かに・・・そう言われれば・・・
母上も、たぁちゃんママさんも、爆笑の一瞬でございました。
その後、誤解が解けたプチ焼き芋は、たぁちゃんママさんからたぁちゃんの手に渡され、ちび姫さまのご希望通り、たぁちゃんがおいしそうに食してくださいました
しかし・・・
たぁちゃんが、ちび姫さまの差し出したプチ焼き芋を食している、そのすぐ傍には
何故かニヤニヤしながら、たぁちゃんのお姿を眺めているちび姫さまのお姿が・・・
そして、ポツリと一言。
「ウンチみたいね~」
あぁぁぁぁぁ・・・
思いを寄せる男性に自ら贈り物をしておきながら、なんという不届きな発言
たぁちゃんさま、誠に申し訳ございませんでした。性悪ちび姫に代わり、母上が平に謝りまする。
何卒、御勘弁くださいましね
実は実は、ちび姫さまは、ウンチに大層ご興味がおありなのでございます。
ですから、ウンチのような代物でも、実は愛情がこもっていたものではないかと・・・
(↑母上、しどろもどろの言い訳)
やれやれ。
お下品なお話となりますが、ウンチのお話は又の機会にでも・・・