選挙

2006-10-02 14:40:57 | ベルギーのニュース
ベルギーは来週の日曜日、選挙です。なので、ここ数日は大量のチラシが郵便箱に入ってきます。

今回の選挙は地方選挙で、コミューンと州、2つの議会選です。私が住んでいるところでは、リエージュ市議会とリエージュ州議会の2つなのですが、州議会(15議席)より市議会(49議席)のほうが圧倒的に大きくて、なんだかちょっと不思議。



今回の選挙の目玉は、コミューン議会で非EU籍外国人(5年以上定住者)の投票が可能になったことと、候補者を男女半々にすることが義務づけられたこと。どこの政党が票を伸ばしそうか、というと・・・また極右政党のようです。

ちなみにベルギーの主要政党というのは社会党系、リベラル系、キリスト教民主系、エコロジスト系、の4つ。フランス語圏ではそれぞれ、
・社会党(PS/Parti Socialiste)
・改革運動(MR/Mouvement Réformateur)
・民主ヒューマニスト・センター(cdH/Centre démocrate humaniste)
・エコロ(Ecolo)
(日本語は私が訳したものです)
これに加えてもうひとつ大きな勢力になりつつあるのが極右政党です。特にオランダ語圏では第一党の地域もあるほど。

投票は単純拘束式の比例代表制。リエージュの市議会選では、11の名簿が出されています。上記4政党のほかに、共産系2つ(PTB+、PC)、社会主義系(MAS)、極右系2つ(Front-Nat.、FNationale)、市民系(?、よくわかりません)2つ(Domino、Isagoria)です。州議会でも11の名簿が出されていますが、中身は少し違って、上記の主要政党4つ、共産系2つ、社会主義系1つ、極右系2つと、ナショナリスト系2つ(Wallon、RWF)です。

今回の地方選では、極右がさらに伸びるのが懸念されているのか、昨日は「反極右」の無料コンサートが国内4都市で開かれたほど。でもアントワープではVlaams Belangの得票率が4割にも達しそうな勢いだとか。リエージュでは、昔から勢力の強い社会党が今回も強いようです。

ベルギーでは投票は義務なので、来週の日曜日は投票して1日終わってしまいそう。とりあえずミシェルは立会人に指名されなくてほっとしています。(^_^;)


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