
●2010年度 全日本選手権 関東地区一次予選(Y・Rシリーズ 第1戦)の参戦レポート
●天気:晴れ 時々 曇り(龍ヶ崎市)
●周回方向:反時計回り
●コースが現行バージョンになってから:この日が初めての走行・レース
●エントリーマシン
2WDクラス:【 KYOSHO ULTIMA RB5 】
4WDクラス:【 TAMIYA TRF511 】
◆ LOCAL TOPICS ◆
■コンディション&タイヤマッチング■
○総じて親しみのある感触
⇒一面
こげ茶色、見るからに
しっとりとしていて、いかにも食いそうな感じ… Y・Rの路面を初めて見たときの印象は、おおよそそんな感じでした
⇒直前の天気や散水の有無など、細かいことはよくわかりませんでしたが、差し当たって基本的な走らせ方に関しては、これまでに得た自分の経験だけでも
何とかなりそうな雰囲気。
屋外型のサーキットに慣れ親しんでいる私にとって、Y・Rのコンディションに
親近感があったのは間違いの無いところです
⇒そして実際に走らせてみて、改めてマシンの動きが既知のイメージに近いものであることを確認。少なからず胸を撫で下ろした瞬間でした
⇒お天気は予報よりずっと良い感じでしたが、路面の乾燥速度は
ABCより遅い感じ。少なくともこの日に関してはレースが終わるまで、
浮き砂の発生によるグリップの大幅低下を感じることは無かったです
○タイヤは深く考えずに
⇒現地に入るまでは、コースオーナーさんからの返答メールで得た情報だけが頼り。手持ちの中から適当と思われるものを選んで持参しました。以下当日の流れ
・基本はHBピンク?
⇒まずは到着1番、ピットで向かい合わせになった方に聞いてみると、二駆は前後ともホットボディーズのピンクが鉄板!! とのこと。事前の情報ともある程度一致していましたので、1発目は素直に F:フルスロット[
●] R:ギガバイト[
●] で出走。悪くはなかったものの、ぶっちゃけて『もっと
良いのがあるのでは?』と思わせるフィーリング
・M3コンパウンドも好印象
⇒気温がどんどん上昇していた(お昼前には
長シャツ1枚でOKという陽気)こともあり、二駆の2Rは前後とも、プロラインの
M3コンパウンド(F:活きの良い4リブ R:活きの良いホールショット)タイヤに換装して勝負。結果、後ろは横に流れなくなって◎でしたが、前は明らかに曲がらなくなってやや苦戦。決勝はフロントのみHBと交換するか迷いましたが、確信が持てず結局そのままで
・四駆は真打ち不在
⇒Y・Rでは他に相性の良いタイヤとして、
J Conceptsの
ダブルディーズというパターンが重宝がられているようです。この日、私の四駆(フロント)には終日ホールショット[M3] が装着されていたのですが、これがかなり曲がりにくかったこともあって、上記ダブルディーズの存在が非常に気になりました。コンパウンドは聞き忘れて不明確ですが、触らせてもらったところ非常に
柔らかかったので、グリーンかブルー辺りを選んでおけば良いのではないかと予想
◆ MACHINE TOPICS : ULTIMA RB5 ◆
■メンテナンス■
○一切無し
⇒フロントアッパーアームは左右で
材質の違うものがついていてみっともないですが、これでも
走りますので、直すのはまた次の機会に…
■セッティング■
○引き続きウェイト100gを搭載
⇒今回のレースは
全日本選手権の一次予選を兼ねているわけですから、レギュレーションは当然、JMRCAで規定されているものが適用されます。個人的には車重
1,500gの挙動に慣れることこそが重要、と考えているところもありますので、選手権が終わるまでは常に1,500g超の状態をキープ
≪予選:1st ROUND≫
○詳しくは後述しますが、この日の早朝練習は
オールキャンセル。Y・Rに来たのも初めてですから… そう、この1Rが全く
初めての走行となったわけです
⇒組分けは第2ヒート(全3ヒート中)。自分の出番が来るまでは、他のマシンの走りを
食い入るように見学
○で、与えられた5分間は
“コースの分析”に全ての神経を集中して走らせました。攻略というものは
転んでみないと分からない部分も多いので、5分間のタイムを出すという意識は取り払います
○取り敢えず目的上の成果(慣熟)はあった、と思える状態で終了。成績の方は…上位者が揃って11周の時計を出している中、私のタイムは10周のギリギリ。当然ながら巻き返しが必要
○ランキング
不明 / 18台
⇒総合順位は
予選終了まで出ません、ということでした。正直… ここは早めの
改善が必須の部分であると思います
≪予選:2nd ROUND≫
○今度は
無理をしないポイントをしっかり決めた上で、ある程度タイムを作る意識で走らせます
○ところが実際は… 1Rでは無難にこなせていたホームストレート前の
立体シケインセクションにて、よもやの大苦戦。コースの起伏に逆らった無謀な突っ込みを連発し、3回ほどゴロンとひっくり返ってしまいました。これで中盤以降はすっかり及び腰になり、最後まで勢いをつけられないまま終了
○ランキング
12位 / 18台
⇒タイムが
接近している集団のほぼ最後尾、といった感じ
⇒上で書いたような散々な感触でも、時計上は1Rから
14秒縮めていましたから、次で
ゴボウ抜きのチャンスはあるな… なんて思っていたら、Y・Rの予選は
2回であることを伝え聞いて
ハイメガガッカリ…
≪決勝:FINAL ROUND≫
○決勝はBメインの3番グリッドスタート。Y・RではBメインの勝者のみ、
勝ち上がりでAメインのレースに参加出来るというルールがあるようです。これで燃えないはずがありません
○スタート直後のコーナーでスタックしたポールのマシンをパスし、さらには2位マシンとの競り合いも制して
トップに。この状態で1周ほどは頑張ったような気がしますが、その後ミスをして後退してからは
超アヘアヘに。2分を過ぎたあたりで自分が何位を走っているのかわからなくなり、結局は落ちも落ちたりの
6位ゴールと相成りました
○リザルト
Bメイン 6位 (15位 / 18台)
⇒二駆に関してはここのところずっと、決勝で順位を落とすという展開が続いています。
非常に悔しい… 果たして、この負のサイクルから抜け出す方法はあるのでしょうか
■雑感■
○ギアデフについて
⇒最近はレポートにも出てこない
ギアデフ関連のトピックですが、それはすなわち、ここに書きたくなるような
変化が感じられない状態が続いている、ということです
⇒ただ、内部に塗り込んでいる
アンチウェアグリスに関しては、少し看過出来ない問題点があるような…。どうも
温度によって、粘性が大きく変わっている節があるのです。走らせた直後ですと、差動の抵抗がかなり小さくなっているんですよね。で、次のパックに行く前にまたチェックしてみると、大体元通りの重さになっている感じ。気温が高かったこの日は、特にその差が顕著でした。いくら実走ベースで影響を受けている印象が無いからといって、放っておくのも良くない気が… やはり要対処か
■総走行パック数■
○前回までの総走行パック数:
188
○今回の走行パック数:
004
※初代RB5の総走行パック数:
481
◆ MACHINE TOPICS : TRF511 ◆
■メンテナンス■
○オプションのLi-Poバッテリーマウント用パーツを装着
⇒昨年8月に501Xから乗り換えて以来、私の511にはずっと
Li-Poのみが搭載されているのですが、ようやくメーカーからも専用の
バッテリーホルダー(No.42163‐2,730 YEN)がリリースされました

⇒仕組みとしては大体想像していた通りのもの。センターバルクも新形状のものを出してくるのかと思っていたら、組立図には私が施しているのと全く同じ、
切削処理の指示が…。敷居は高くなりますが、こうしてくれた方が経済的であることは確かです

⇒シャーシ側に適切なマウントがついたお陰で、今までバッテリーに履かせていた
下駄の方は取り去ることが出来ます。これでセパレートバッテリーを二駆と共用する際の障害も取り除かれた格好。オフセット設置の為にはみ出させていた部分が邪魔になり、RB5には搭載することが出来ない状態だったのです

○サーボホーンに黄色信号…
⇒新品の時は非常に良い感触だった、ヨコモの
ドリパケ用セイバー付きサーボホーン(
SD-200H‐650 YEN)。前回のチェックでサーボ(ファイナルギヤ)と締結するネジが緩んでいることが分かり、バカ力で締め上げておいたということは既に書きました。で、今回改めてチェックを入れてみると、今度は締め上げたせいで
セイバー機構が上手く働かなくなっているという、
ジレンマ的な症状が出ていることが明るみに。タミヤのハイトルクセイバーと同じく、
元の位置に戻りにくいという状態です。…う~ん、今になって冷静に考えてみると、タミヤのセイバーがおかしくなったのも、この
過度の締め付けが原因であるような気がしてきました。解決出来るものがあるとすれば
ネジロック剤でしょうが、掛かる衝撃の大きさと恒常性を考えると、信頼性がイマイチな感じ。もっと根本的なところから解決したいというのが本音です。良さげな
代替品をご存知の方、宜しければ教えて下さい…
≪予選:1st ROUND≫
○予選は第3ヒート(全4ヒート中)に出走。二駆を1度走らせた後ですので、四駆は1本目からタイムを出すつもりでいきました
○感触的に幾分抑え過ぎてしまったと思うところはありつつ、最初にしては上出来と言える内容でゴール。意図通りには走れたということで、取り敢えず満足
○ランキング
不明 / 29台
⇒エントリー台数は四駆の方が圧倒的に多いという状態。1次予選であるにも拘らず、四駆の方は
脱落者が数名出るとのことでした。
恐ろしや、関東…
≪予選:2nd ROUND≫
○まだまだ攻めれるという実感がありましたので、
Aメイン入りを目指すくらいの勢いで臨むつもりでした
○しかし現実は残酷… 私の511は、2周過ぎで
煙を吐きながら停止してしまいます。マーシャルの人が慌ててスイッチを切るという事態で、当然このラウンドは
リタイヤ

⇒原因は写真の箇所。キャパシタに向かう+ケーブルの被覆が破れ、ESC本体の-端子に接触して
ショートが起こったようでした。このトラブルでハンダ溶解による端子/ケーブルの断線箇所は
4に及びましたが、これらを繋ぎ直しただけで問題無く動くようになってくれたのは、正に不幸中の幸運であったと思います
○ランキング
14位 / 29台
⇒2Rを走り切れていれば… 無念さを振り払えない結果でした
≪決勝:FINAL ROUND≫
○Bメイン、第5グリッドからのスタート。2Rの時点から順位を上げれる自信はありましたので、ここではその
自信を力に変えて走らせよう、と気合を入れました
○5分間の内容については… 正直
うろ覚えです、すいません。序盤のゴタゴタが集結してからは、2位争いをしている時間帯が多かったように思うのですが、最後は前を走るマシンがすっ転んでくれたお陰で、棚ぼた的に2位をゲットすることが出来ました
○リザルト
Bメイン 2位 (11位 / 29台)
⇒勝ち上がれる1位を目指していたことは事実ですが、この結果で十分分相応だと感じています
■雑感■
○感じたパワー不足の真偽は?
⇒この日は二駆だけでなく、四駆の方でも
パワー不足を感じてしまいました。Y・Rには、すぐに
スピードが伸び切ってしまうと感じるほどの
長いバックストレートが存在しており、それが私にモアパワーな感情を植えつけているようです。が、周りをよく見てみると、例の少年ワークスドライバーのマシンでさえ、トップスピードは私のマシンとさほど変わらない印象。試してみないと明確にはなりませんが、この日の感じたパワー不足は、私の
錯覚である可能性が高いようです
■総走行パック数■
○前回までの総走行パック数:
053
○今回の走行パック数:
002
◆ OTHER TOPICS ◆
○遅刻者、約1名
⇒初めてのコースでいきなりのレースであったにも拘わらず、当日は
朝練一切なしで本番に挑んだ私。これはあくまで
したかったけど出来なかった、というケースだったわけで、その理由が何かと問われれば、誰の予想を裏切ることもなく
寝坊でした
⇒私が起きたのは、出発予定時刻を
1時間半も過ぎた7時半。何とまぁ、
レンタカー屋さんからの『
まだ借りに来ーへんの…?』コールがきっかけでした。慌てて車を借りに行き、首都高に乗ったところでオーナーさんに電話(道交法違反です)。ドライバーズミーティング(&予選にも…?)には間に合いそうもないこと、エントリーだけは済ませておいて欲しいということ、上記2つを伝え、それからは気持ちを落ち着けて現地に向かいました。
⇒ところが。本ブログにコメントを残して頂いた方からの情報によると、どうやら私が到着するまで、ドラミのスタートが
遅らされたようなのです。計らずも当日レースに参加された方、全員に迷惑を掛けてしまう形となってしまい、今は非常に申し訳ない気持ちでいっぱいです。勝手知ったる仲間の多い関西にいた時と同じ振る舞いをした結果、オーナーさんにも要らぬ気を使わせてしまうこととなりました。今回の汚名は、今後もY・Rのイベントに積極的に参加し、コースの盛り上がりに一役買うことで注ぎたいと考えています。
タミヤ TAMIYA TRF501X WE DF-03 ダークインパクト DARK IMPACT キーンホーク KEEN HAWK アバンテ AVANTE DF-02 グラベルハウンド GRAVEL HOUND ライジングストーム RISING STORM 京商 KYOSHO アルティマ ULTIMA RB5 DT-02 MS ファルコン FALCON サンドバイパー SAND VIPER デザートゲイター DESERT GATOR スーパーファイターG SFG