チョウチョウ王の備忘録

趣味の海水魚と銭湯巡り、邦画とJ-POPの話題

生きたダイオウイカの水中写真

2005-10-01 21:09:19 | 海水魚
イギリスに「ロイヤルソサエティジャーナル」という科学雑誌があります。
そこにとても興味深い記事が載っていたのでお知らせします。
http://www.journals.royalsoc.ac.uk/media/g3t6cbhdwl6kppdfklby/contributions/y/6/2/0/y6205352758lt3u5.pdf

8mのダイオウイカですか…。
こんなのが海にいると聞くと、足の立たない海で泳ぐのはちょっと怖くなってしまいますね。



と、一刻も早くこのニュースをお知らせしたくてここまで書いたところ、なんと3日前の読売新聞に記事が掲載されていたことがわかりました。
トホホ…

ダイオウイカの深海での生態…国立科博チームが初撮影

巨大な「ダイオウイカ」が深海でえさに迫る姿を、国立科学博物館の窪寺恒己・動物第三研究室長らが撮影し、英国の科学雑誌に27日発表した。

ダイオウイカの生態は謎に包まれており、本来の生息場所である深海での活動をカメラにおさめたのは世界で初めて。

窪寺室長らは、約1年前、小笠原・父島の南東沖で、えさとカメラをつけたナイロン糸を水深900メートルの海中に沈めたところ、ダイオウイカが針にかかった。
イカは、4時間にわたってもがき、腕を切って逃げた。
全長は8メートルもあったと推定されている。

ダイオウイカは、最大の軟体動物で、全長が16メートルに達した記録もある。
動作は鈍く、海中を漂いながらえさが来るのを待っていると考えられていた。
科博の連続画像は、ふつうのイカのように腕を伸ばしてえさに襲いかかる瞬間をとらえており、意外に行動的であることがわかったという。
(2005年9月28日13時0分 読売新聞)

嶽乃湯(たけのゆ)・その2

2005-10-01 17:14:07 | 銭湯・温泉
昨日に引き続き鹿児島県の奄美大島南部にある嶽乃湯レポートです。



嶽乃湯の浴槽は3つ、いずれも水深は65cmくらい。
真ん中が一番大きくて左半分がジェットバス、右半分が底から泡が出るようになっています。
その右側が小さな浴槽、ここは薬湯になっていたという情報もありますが、チョウチョウ王の訪れた際は白湯でした。
どちらも温度は温め、39℃くらいでしょうか。


「親子のふれあい云々」や「一日の疲れをいやす云々」はマナーではないと思うのだが。ところでお父さんが西郷隆盛風なのに注目。
ここは奄美、薩摩藩には遺恨があるのでは…と思ったが、このプレートは「鹿児島県公衆浴場(中略)組合」作成だったのでした


一番左の浴槽は水風呂です。
あまりに温い(水温20℃程度か)ので、最初は水風呂だとは思いませんでした。
お風呂で温まりすぎたので長時間浸かっていると、なにやら水中に蠢くものが。
海で鍛えた採集の腕でそれを素早く捕まえると、全長1cmもないエビでした。





なぜこんなところにエビが?
水風呂の水を舐めてみると真水です。
水風呂には常時水が注がれているので、循環水ではなさそうです。
井戸水であればエビが入り込んでくることはないので、川の水なのでしょう。
銭湯の隣には川が流れていますが、満潮時には海水が逆流してくるし、沿線の家屋からはいろいろなものが注ぎ込んでいるので、きっと上流の方から引水しているのでしょう。
撮影を終えたエビにはまた水風呂に戻ってもらいました。

写真がたくさん撮れたので長くなってしまいました。すみません、もう一回続きます。

嶽乃湯・その1
嶽乃湯・その2
嶽乃湯・その3


嶽乃湯の地図

●嶽乃湯
鹿児島県大島郡瀬戸内町古仁屋字松江9-5
電話 0997-72-0667
おとな350円(サウナは300円増し)
営業時間 13:00~22:00
定休 第一・第三日曜日
駐車場 5台