誰にも教えられない江古田のビストロ

最初から言うのもなんだけどわたしたちには行きつけの店というのがただひとつある。

それがこの江古田にあるビストロである。あえて場所は言わない。席がものすごく少なく私たちは予約して行っている。いつも予約で一杯であり、この日も一杯でごめんなさいの看板が出ていた。

かといって、おごっているところがない。シェフの作る料理は、ビストロ風のフレンチ。わたしたちにはもってこいのアラカルトでシェアできる。

お酒を大量に飲む私たちは食事をコースでいただく必要がない。別にアルコールでカロリーを吸収しているからではないと付け加えておくが、このようにシェアスタイルでおいしくいただけるフレンチは私が知る限りここだけである。

ここの名物は他のサイト等でも紹介されているが白レバーのムースである。材料が入ったときにだけシェフが丹念に何度も濾して作るムースはとにかく美味である。いつもバターナイフでパンに塗っていただくのだが、そのうちバターナイフだけで食べている下品な自分がいたりもし、そのなめらかかつまろやかな味わいはとにかくレバーの概念を変えてしまう。

最近のブームは、こちらのスープものもいただくこと。やはりシェフは下ごしらえの名人であった。にんにくのポタージュ、コーンポタージュ、それからオニグラスープすべてが満点であった。食材の風味をいかしつつ、のみやすくまろやかにするのはやはりシェフの腕が良いからであろう。

最後にここのお店の食事ははずしたことがない。よっぽど私たちの口にあい、食べるスタイルにあった店なのかもしれないが前菜からデザートまで仲良くいただけることが私たちにとってのフルコースなのである。

こちらは、分煙はしていないけどすんごい気を使ってくれます。問題になったことはありません。

写真等は、わたしのホームページから