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石 恒夫 Ishihama Tsuneo

2010-10-17 05:36:02 | 音楽芸能


マメアサガオ

石濱恒夫 いしはま つねお
「こいさんのラブコール」は1959年フランク永井と石濱恒夫のウィキペデイアに書いてある。
私が初めて聞いたのはずいぶん経ってからで、「女であることを夢見る」と最後のメロディと歌詞が印象に残っていた。
歌詞もちゃん聴いていなかったので「男が女になりたいのを夢見ているんだろう」、別にオカマになりたいのでなく、男でも女性になりたい時があるんだろうと、漠然と思っていたのだった。
しかし、数日前、調べ物をしていて偶然この歌の歌詞を全部知る羽目になった。



石浜恒夫 作詞
大野正夫  作曲

なんで泣きはる 泣いてはる
思い出の 柳並木も
川のかもめも 知っている
淡いたそがれ 白い小百合に
頬よせて さいなら大阪の町
こいさん こいさん
女であること ああ 夢みる

なんで泣きはる 泣いてはる
花いけの 白いしゃくやく
庭のつばめも 知っている
プラットホームの 夜の小雨に
一人たたずみ さいなら東京の町
こいさん こいさん
女であること ああ 夢みる

なんで泣きはる 泣いてはる
夕焼けの 赤い木蓮
籠の小鳥も 知っている
あこがれ遠く 手のり文鳥
呼んでみて さいなら幸せの町
こいさん こいさん
女であること ああ 夢みる

あれ、「女であることを夢見る」でなく「女であること ああ 夢みる」ではないか。
それに 男が女になりたいのを夢見ているの書いているようでもないし・・・

調べて見ると、川端康成の「女であること」からイメージされた歌らしい。
ウィキペデイアに
1923年2月24日大阪府大阪市出身。
父は歴史学者(東洋史学)の石濱純太郎東京大学文学部在学中から父の友人であった織田作之助などの影響を受けて文学を志し、大学卒業後に川端康成に弟子入りし、神奈川県鎌倉市の川端の私邸に住み込み、文学のイロハを教え込まれた。」
と書かれてある。

女であること 1958年 東京映画。 父が左端久我美子さんの大ファンだった。

1958年に公開された映画を当然彼も見て作詞したんだろうね。
歌は翌年に発表されているので。
しかし川端康成の小説を読んだこともなく、川島雄三監督の映画を見たこともない人で、この歌を知っている人はかなり多いと思われるが・・・

この人の作詞した作品。
硝子のジョニー。 アイ・ジョージ
紅子のバラード
CSラジオ放送で「・・すばらしいべにこ」と曲が流れて、すごい声量だったのでオペラ歌手が歌謡曲を歌っているのかと思った。
すぐ調べたら、アイ・ジョージが歌っているのだった。 驚いた。
ちなみに今知ったのだが石濱恒夫の娘さんは紅子という名前とのこと。
大阪ろまん

写真がこれ1枚しか探せなかった。 照れ屋だったのかな。

 


東京だよ おっ母さん

2010-08-27 14:02:35 | 音楽芸能




母親を芝居に連れて行ったのは1回だけ。
新橋演舞場の「牡丹灯籠」
母の好きな杉村春子さんと太地喜和子さんが出ていたが、やたら長く緊張感の欠ける芝居で二人ともすっかり退屈してしまった。
また次のセットを制作するどんどんと言う音がやたらうるさく、台詞が聞き取りにくいくらいだった。


帰りに上野の「みはし」であんみつを食べて帰った。
母は知らないうちに歩くのが遅くなっていて、ああ年をとってしまったんだね、と思ったものだった。


瞼の母 島津亜矢

2010-07-26 10:40:38 | 音楽芸能
You Tube で偶然見つけた。
昔の歌だと思うが、この人すごいねぇ。
感動しました。



「瞼の母」をネットで調べると原作は長谷川伸
主人公は番場の忠太郎という渡世人である。
ストーリーの中で気になるところがあった。

 新米ヤクザの半次が忠太郎に子分になりたいと頼むが,忠太郎は半次を故郷に戻り堅気になるように説得する。
 半次が戻って母と妹は喜ぶが,トラブルを起こした先のヤクザ二人が押し入り乱闘になる。
ちょうど通りかかった忠太郎が,二人を始末するが、半次への災いを心配して,自分が斬ったと紙に書いて戸に貼り付けて立ち去る。

読み書きの出来ない人が多い時代、しかもこういう状況の渡世人が字を書けるのだろうか、疑問に思って調べたら、字を半次の母親から教えてもらった、と書いてあるHPがあった。
半次の母親がどうして字が書けるのか、どういう身分なのか、知的な母親の子がどうしてヤクザになるのか、原作を読むとわかるのだろうか?
しかしこの先読むことはないだろう。

長崎エレヂーと夜霧のブルース

2010-01-05 15:10:23 | 音楽芸能

(足下のチビ)

高校を卒業して受験も終わった後、九州に旅行したことがある。
鹿児島から長崎へは急行列車で行った。
列車がゆっくり滑るように長崎駅に入って行くと、ホームにオルゴールのような明るい音色が鳴り響き、ようこそ、長崎へと言う感じで、すごい感動した。
一応メロディは記憶していたので、その後長崎に関する歌でずいぶん探したのだがその曲の名前はわからなかった。
それからン十年、曲名がやっとわかった。「長崎エレジー」だった。
昭和22年の歌だから、探しても見つからなかったわけだ。

長崎エレジー(昭和22年

波がうたうよ 長崎の
 港めぐれば 石だたみ
  愛の灯ともす 希望の家に
   サンタ・マリアの 鐘が鳴る


君に捧げた 純情は
 永遠(とわ)に散らさぬ 白い薔薇
  乙女心は ブルーの海に
   夢を浮かべて すすり泣く


親がなければ 孤児の
 歌もかなしや 片羽鳥
  顔で笑って 心で泣いて
   行くぞ嵐が 俺を待つ

昨日降ったは こぬか雨
 今日は涙の 雨が降る
  夢の長崎 相寄る魂(たま)を
   結べ夜霧の アベ・マリア


作詞: 島田磬也
作曲: 大久保徳一郎
唄: デイック・ミネ 藤原千多歌

3番の歌詞が「尋常」でないので気にはなっていたが、まぁ、昔の歌だからこんな意味深の歌詞もあるのだろうと思っていた。

そして最近、衛星放送のラジオ番組で、昭和初期の歌を聴いていたら、「夜霧のブルース」を大月みやこさんが歌っていた。
調べると、長崎エレジーと同じコンビで同じ年に発売され、同じく「地獄の顔」という映画に使われている曲だった。

夜霧のブルース

1 青い夜霧に 灯影が紅い
  どうせ俺らは ひとりもの
  夢の四馬路か ホンキュの街か
  ああ 波の音にも 血が騒ぐ


2 可愛いあの娘が 夜霧の中へ
  投げた涙の リラの花
  何も言わぬが 笑って見せる
  ああ これが男と いうものさ


3 花のホールで 踊っちゃいても
  春を待たない エトランゼ
  男同志の 合々傘で
  ああ 嵐呼ぶよな 夜が更ける

作詞 島田磬也  作曲 大久保徳二郎 昭和22年  

昔の歌に、よくスマロと出てくるので漠然とフランスの通りの名前だと思っていたが、四馬路スマル、上海にある通りの名前だった。
また1回聞いただけなので、記憶にある2番の歌詞は
  可愛いあの娘が 夜霧の海へ
  涙で捨てた リラの花
  何も言わずに 笑って見せる
  ああ それが男と いうものさ
だったのだが、やっぱりプロの作詞家の歌詞は微妙に変化を持たせるわけだね。
で、その「地獄の顔」は原作は菊田一夫、主人公はギャングのボスで、いろいろあって孤児院で教師として働く(!)設定になっている。
だから、血が騒ぐ、嵐が俺を待つ、孤児とか言う言葉が出て来るんだね。

作詞家の島田磬也なる人は1909年熊本市の生まれで、18才の時上京して西條八十に弟子入りしている。
作詞の数は少ない。

西條八十と聞くと詩人でソルボンヌ大学留学、早大のフランス文学教授、アルチュール・ランボー研究のおしゃれな先生を連想するけど、歌謡曲の歌詞もいっぱい書いていてびっくり。

1955年の「娘船頭さん」の歌詞の一部

鐘が鳴ります 潮来の空で
月に墨絵の 十二の橋を
漕いで戻れど 別れた人と
水の流れは 返りゃせぬ

最近の演歌に出てくる鳥の糞のような陳腐な言葉がないね。

「月に墨絵の 十二の橋を」
これって12ヶ月、1年を表現しているのかなぁ?

望郷酒場

2008-11-30 23:07:45 | 音楽芸能

ずっと前に昭和初期から比較的最近の歌謡曲を集めたCD集を買った。
5,6曲聞いてその後聞くことはなかったが,数日前ふと思い出して何曲か聞いてみるとこんな歌があった。

おやじみたいなヨー 酒呑みなどに
ならぬつもりが なっていた
・・・
・・・

酒に溺れてヨー やつれてやせた
故里へ土産の 夢ひとつ
北はみぞれか しぐれる頃か
やけにおふくろ 気にかかる

望郷酒場 千昌夫

作詞者名:里村龍一
作曲者名:桜田誠一

この歌を聞くと帰郷して家の前で凍死した人の事を思い出す。
TVで放送されたので記憶に残っている人もいると思う。
確か東北地方の出身者で東京に出稼ぎに来ていて何十年かぶりに我が家に帰った。
しかしその日母親は用事で留守にしていたので,その人は家の前で凍死していたという事件だ。
どうして無理にでも家に入ろうとしなかったのだろう?
戸が閉まったいると母親は亡くなって空き家だと思い絶望から生きる気力をなくしたのだろうか。
この人の一生はどんなものだったのだろうか,きっと自分を主張する事のない受け身の遠慮がちな人生だったのではと重い気持ちになったものだ。


(リコー GR DIGITAL Ⅱ)
似た毛色なので兄弟か親子か。
丸丸太っていて毛並みもいいので野良ではないと思うが。
左側の猫は顔が少し汚れていて寂しそうな表情なのが気になった。
猫も人も幸せになって欲しい。


一本の鉛筆

2008-06-26 14:05:06 | 音楽芸能
ゲームに凝ると一日10時間以上はモニタを見ている時があります。
夕方犬を散歩させる目がしょぼしょぼして霞んできます。
はた衞門さんがメグスリノキを煎じて飲んで、1ヶ月したら辞書を見る時拡大鏡が必要でなくなったと書いているではありませんか。
メグスリノキは入手できませんでしたが、こんなのを見つけました。


小林製薬から直接購入、一日3錠、二袋で二ヶ月分です。
送料代引き込みで2、740円なり。



人生の扉 ~ 竹内まりや

2008-04-10 08:58:03 | 音楽芸能
今日も雨、雨の日はとことん眠いハナ。


4月8日、3時過ぎふとTVをつけると、見たことがあるような女性が歌っています。
彼女が竹内まりやさんだとわかるまで時間がかかったのですが、歌の内容に驚きました。
「私がおばさんになったら」なんて歌はあったけど、こういう風に多い年を数えていく歌はなかったと思います。
彼女ももう53才になったのですね。
年を取った女性にありがちな「浮き輪を抱えた存在」感がまったくなく、若々しくスリムで控えめな感じがとてもよく、こんな風に50才を過ぎる人もいるんだと感動しましたよ。



買い物ブギ、かえり船

2007-12-01 02:51:10 | 音楽芸能

YOU TUBEでCSラジオ放送で聞いてなんとも言えない懐かしさを感じた「マロニエの木陰」がないかと探していたら面白いものを見つけました。
(ちなみに「マロニエ・・・」はあったのですが、ラジオのものとは違って全然よくなかったです。)

「買い物ブギ」です。
ブギウギなのに何となくもの悲しいメロディ、
少々下品な内容の関西弁の歌詞なのに、おっさんおっさんと連呼する以外はなぜか単調 な歌い方
You Tube のコメントはよくこんな映像があったね、と絶賛です。

 

「わてほんまによういわんわ」ってどういう意味なんでしょうね?
やってられないわ、という意味でっしゃろか?

<!-- 買い物ブギ -->


後、藤山寛美さんの「かえり船」も発見。
この歌は戦争が終わって日本に帰る復員船の事を歌ったものだそうですが、帰られる喜びよりも残した悲しみが多かったのでしょうか、やけに悲しいメロディです。
藤山寛美さんは歌もとてもうまかったのですね。



 藤山寛美 さんのものは削除されていました。
<!-- かえり船 -->


クリス・ブラウン「Gimme That 」featuring リル・ウェイン

2007-09-12 13:30:00 | 音楽芸能

gooブログもやっと動画の貼り付けが出来るようになりました。
しかしはるかに進化しているFC2ブログと違って、直接貼り付けは出来ません。
(1)一度ブログパーツに変換しなければならない。
(2)「you tube」のようにいつファイルが消されるかわからないサイトと違って、安定していて画面の大きさの調整が出来「daily motion」の動画は貼り付けできない。
(3)プレビューできないという最大の欠点
がありますが、一応進化はしたわけですね。
試しにクリス・ブラウンの懐かしい旋律に満ち満ちた「Gimme That 」をアップしてみました。

Chris Brown Gimme That Remix featuring Lil' Wayne
埋め込み禁止だった


マンハッタンのKUROSAWA―英語の字幕版はありますか?

2007-02-20 16:16:10 | 音楽芸能

知人が、TVでこの本が紹介されて面白そうだったので読んだらそこそこ楽しいものだった、と言ったので早速アマゾンから取り寄せて読んでみました。

著者はアメリカの民間団体、
ジャパン・ソサエティの映画部門で
働いている平野 共余子さん。







最初から順番に読むのでなく、面白そうなエピソードから読んでみました。映画ファンである自分は日本の古い映画もよく知っていると自負していたのですが、「チョコレートと兵隊」という1938年制作の映画など聞いたことのないタイトルも結構ありました。このチョコレートと・・を見たアメリカの映画関係者が、こんな映画は我が国では作れない、役者がいない、とコメントしたそうです。
会場からすすり泣きが聞こえたという、熊井啓監督の「深い川」も知りませんでした。 反戦思想の入った映画はちと苦手。

「北野武」監督は、少々下品なしぐさと感覚的なしゃべり方が苦手で好きではないのですが、「ぽち袋」の話には感動しました。「HANABI」の試写会をニューヨークでやった時、ガードマンを雇って彼に張り付いてもらったそうです。

舞台挨拶も、映画も終わってジャパン・ソサエティを出るとき、彼のマネージャーがそのガードマンの所に行って「今日はお疲れ様でした。これは日本の習慣です」とポチ袋を渡した。・・・・北野監督の目線はいつも下にある。この日一番身体を張って緊張して頑張ったのは、ほかでもないガードマンだからである。 >

「愛のコリーダ」はアメリカでもほかの国でも爆笑でもって見られる、というエピソードも興味深かったですね。
(輸入盤DVDを持っているけど笑えないな。大勢で見ると笑えるのかなぁ? ただ大島監督の映画は大真面目に作った作品でも、確かにどこか可笑しいところはあると思いますね)

この人が新人で試写の入り口に立たされていたとき、挨拶もなく入ろうとした人に、どなた様ですかと聞いたら、「てめぇ、映画界にいて俺のことを知らないのか!」と怒鳴られたのに、淀川さんや川喜多かしこさんは、入り口で新人の彼女に向かって深々と頭を下げて挨拶したエピソードは、人間の品格がわかる話です。

2100円ですが、映画の好きな方にはお薦めですね。
ちなみに私の好きな日本映画は
成瀬監督の「浮雲」であります。


ザ・キラーズ The Killers - When You Were Young

2006-09-12 22:28:05 | 音楽芸能

The Killers

メンバー 右から左に
Brandon Flowers ボーカル・キーボード
1981年6月ラス・ヴェガス生まれ
Dave Keuning ギター
1976年3月アイオワ州デモイン(デ・モイン)生まれ
Ronnie Vannucci Jr. ドラム
1976年2月生まれ
Mark Stoermer  ベイス
1977年6月 テキサス生まれラス・ベガス育ち

◎なぜか懐かしいメロディの「When You Were Young 」
(この曲は彼らが音楽を担当した映画「Eras Joven -When You were young」のテーマ音楽のようですが、その映画のシーンを使った ビデオ(秀作)はRIAAの要求ですぐに削除されます。このビデオを見てCDを買いたくなる人も多いはずなのにその不寛容さには疑問)

◎投稿者がこの曲にアメリの画像を乗せた作品。
http://www.youtube.com/watch?v=C2BglXAAsYU
◎ライブ版
http://www.youtube.com/watch?v=zNQ58iPgbOI
◎映画の予告編
http://www.youtube.com/watch?v=L6il5fQObu0


◎これもお薦め、今をときめくクリス・ブラウンがひたすら懐かしいメロディにのせて歌う「Gimmie That」、ラップはリル・ウェイン
http://www.youtube.com/watch?v=W3sjgYT5X7k