ちょっと下品な日本車が増殖中！？
何のことかというと「ディーゼルのCX-５(もしくはアテンザ)の後ろから、新型CR-Zがあの加速ボタンを使って追い抜きを仕掛けたらどうなるのか？」です。なんか最近すごく気になります。いずれも「加速」がテーマの車になっていて、購買層もだいぶ変化して、スピード好きの注目を浴びてますね。せっかく減り続けている交通事故死亡者数が増えたりしたらこまります。トヨタ86は当初からドリフトを意識した設計だとか。最近やたら多くて目立ってきました、今後もっともっと増えるのでしょうか？これから冬を迎えますが86って雪道でまっすぐ走れるのかな？道路にスポーツカーが増えて、見ていて楽しくなったのですが、これらの車が追い抜きをかけた、かけられたでヒートアップしたら困るな～。さらに持っている加速性能を使って他の車に下品に絡んで、LSとかランクルに追い越しをかけに行ったら、いままでジェントルに乗っていた人々までへんに目覚めてしまうかも・・・！こないだ深夜の新青梅街道の赤信号でランクルの右車線に止まり並びました。がら空きの道路なのでいつもの速度まで一気に上げてから空走する方法のエコドライブをしてたのですが、最初の加速が小賢しかったらしく、ランクルが２度目の赤信号からのスタートではアクセル全開の全力加速でぶっ飛んでいきました。先にあるのは立体交差の昇り道路だったので、ランクルは頂上付近で軽くバウンドして右車線にはみ出していました。もし下手に競り合っていたらちょっと危険でしたね。ランクルのサイドプレスを食らったらさすがに対向車線にはみ出して。運悪ければ対向車線を大型トラックが突っこんできて「終了」します。しかも頂上手前では対向車が見えないので避けるのも難しいですよね。ランクルで暴走とかホントにやめてもらいたい。大型SUVは二種免許必須くらいにしてほしいです。
全国の混雑地域につくられているバイパスで、夜な夜なこんな車が走っているわけです。さらにBMW135とかランエボとかがどっからともなく湧いてきます。やっぱり300馬力となると速くてしかも制動装置とかあって変な動きをしたりします。コーナーでは全開に開かないようになっているのかな？体勢が整ったらズキューンって感じ。しかもそれらのとなりで窓を開けるとターボのせいでうるさいです。ターボ車は騒音による外部性が高いので特別に課税したらどうかと。なんでそんなにスピードを出すかというと、いちおう訳があってタクシーの営業を妨害してはいけないなと思うからです。二種免ドライバーが作るペース(結構速いです)を守っているだけなので、スポーツカー乗りに罪があるわけではないです・・・。少なくとも甲州街道・新青梅街道といった「タクシー街道」は、タクシーがかなりの速度で飛ばしますね。首都高もシケイン化した一般車をマークXのタクシーがさくさくパスしていきます。以前タクシーの運転手が言ってましたが「警察は俺らの商売のジャマはできないよ、彼らの給料は税金なんだから」って言ってましたよ。
そんな深夜の楽しい東京近郊のバイパスに、これからディーゼルターボとか加速性能を増したHVが参入してきそうです。「加速ボタン」なんてあったら使いたくなりますよね。これからの走りを重視したホンダHV車には標準装備になりそう。次のアコードHVやフィットHVにも装備されますね。NSXにも付いてたら笑っちゃいますが、もしかしたらやるかも・・・。HV本家を自負するトヨタはプライドでパクったりはしないかな？そもそもHVでスポーツカーとか考えてなさそう。マツダはディーゼルでかなりノってきていますが、「そんなにいいか？」とマツダファンとしてツッコミたいです。200km/hまで加速できる道路が日本に出来るわけでもないですよね。このディーゼルがこれからトレンドになりそうな勢いですが「日本のセダン＝ディーゼル」っていうのもなんか違うなと思います。もともと日本車セダンは静粛性が売りじゃなかったのか？それよりもディーゼルのセダンがいいということは、つまりドイツ車のほうが素晴らしいということ認めてるのと一緒だと思います。新型(３代目)アテンザはそういう意味ではドイツ車です。「国産にはないデザイン」という称賛もありますが、そもそも日本車といえるかどうか怪しいです。「ディーゼルに引き寄せられたファン」と「デザインに引き寄せられたファン」と「ロータリーに引き寄せられたファン」とマツダファンにはいろいろあるとは思いますが、２代目アテンザユーザーは特に「静粛性」と「安定性」と「デザイン」と「サイズ」のトータルバリューを高く評価しているわけで、現状のマツダの方向性は大きく変わってしまった感があり、ちょっと寂しいなと思います。