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新型クラウンの勝算

2018-06-02 | トヨタ
史上最高にスケベなCROWN

いよいよトヨタが誇る「高級車』クラウンが15代目へとフルモデルチェンジします。理想に燃える社長に率いられここ数年は「走り」をアピールするモデルを多数出しているトヨタですから、ブランドの顔となるクラウンにも、かなり大胆なことを仕掛けてくることが予告されています。トヨタはごくごく真面目に「ユーザー層の若返り」を狙っていると説明していますが、マーケティングに長けたトヨタですから、そんな「屁理屈」で商売できるか!!って思っているはず。おそらく真の狙いは、「若作り」をアピールして、還暦前後の退職金をガッポリもらっていて、スケベ心を失っていないオッサンたちを囲い込みに行くことでしょうけど。

14代目はナイトメアだった

夏頃に発売される『GQ』とか『サファリ』とかオッサン向けの雑誌の特集には、「クワトロポルテはもう古い、今はクラウンが最高にクール」なんて書かれるのかなー。そんな企画も成り立ってしまうくらいにちょっぴり「艶かしい」雰囲気もあります。14代目のクラウンは、12代目から使っているプラットフォームをそのまま延長して使い、大胆なグリルデザインで変化を見せましたが、グリル以外の部分から、12代目、13代目の真面目くさった素顔が想像できちゃうのは頂けなかったですね。これはフラッグシップセダンには絶対にあってはならないことだと思うんですよ。


反動マーケティング発動!!

フラッグシップ車のオーナーは、ブランドにとって最高の上客であると同時に、このモデルに飽きたら、二度とこのブランドには帰ってこない「ギリギリ」の客です。潜在的な「上客」をむざむざと他ブランドへ移動させてしまうようなブランドは長続きしない。リーマンショックで赤字転落を経験した非常事態のトヨタだから!!という言い訳が存在するのだろうけども、14代目のクラウンは60年にわたるクラウンの「黒歴史」になってしまうだろう。そんな負い目をトヨタも当然に自覚しているはず。先代が中途半端で不完全燃焼だったからこそ、大きな成果をあげるチャンスだということもすでにマーケティング済みなんだろうな・・・。


ゼネレーションギャップ

クラウンに先駆けてFMCが行われた『レクサスLS』が相当に調子がおかしいとボロクソに書かれている。徹底的にアメリカナイズされた『LS』の価値を理解しようともしない日本のオッサンライターが面白おかしくイチャモンをつけているだけなんですけどね。もちろん言論の自由は保障されていますけども、クルマ文化の発展への不満分子にはそれ相応の批判を浴びせてもいいんじゃないですかね。もちろん新型LSに対してではなく、文句ブーブー言っている連中に対してです。


トヨタとレクサスの新しい役割分担

トヨタは新型LSの発売と同時にセンチュリーのFMCも行なっていて、これまでは貴賓車としてブランドから切り離された存在だったセンチュリーへ、意図的に既存のLSユーザーを動員することで、トヨタブランドの中に新しいフラッグシップを作ろうとしているらしい。よりポピュラーなセンチュリーとなって様々なカラーで販売されるらしい。 フラッグシップの重圧から解放されたクラウンは、ドイツのニュルブルックリンクで走り込みを行なったという報道(トヨタの意図的リークだろうけど)もあったりして、いつでもグローバルで勝負できるモデルへと変貌を遂げているようです。日本のカーメディアにまずは適当に酷評させておいてから、ドイツやアメリカで大ヒットさせてしまおう!!って算段なんですかね。


アメリカとドイツに降り立つのか!?

いよいよアメリカやドイツで「CROWN」の名前で正規販売される日が来るのかな!? これは単なるトヨタの勘違いなどではなく、ドイツもアメリカもヒップな日本の「VIP」セダン文化の「直輸入」を望んでいる節があるようです。アンダーグラウンドなレベルではVIP文化はアメリカにも伝染していて、北米SEMAでは、ところ狭しと日本のシャコタン改装モデルが並ぶ。2018SEMA SHOWの目玉は、CROWNついに北米上陸!!になるのかもしれません。ドイツでクラウンが大ヒット!!なんてことはドイツ人のプライドが許さない部分もあるでしょうけども、Eクラスや5シリーズを相手に戦え!!とあの熱血司令官は檄を飛ばしていたんじゃなかろーか!?ドイツに眠る「成瀬弘」の弔いだと・・・。



「クラウン と アテンザ の激突!!」

「スポーツカーを作る意味とは!?」

「クルマを買わないヤツはクズ・・・」



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