あっぱれ日本車 / されど日本車

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マツダ・アクセラがWCOTYを獲りそうな予感・・・

2014-03-16 | マツダ
  2014ワールド・カー・オブ・ザ・イヤーの最終ノミネートの3台が決まりました。大方の予想に反して、「スカイライン」「レクサスIS」の有力2台が落選する展開に正直言ってビックリなんですけど、残ったのが「BMW4シリーズ」「アウディA3」そして「マツダアクセラ」ですから、これはデミオ以来2台目のマツダ車受賞が濃厚な雰囲気になってきました。

  スカイラインとISを差し置いて「4シリーズ」が残る意味が全く理解できないですよね・・・。なんでクーペ(派生モデル)が出て来るの?F30(BMW3シリーズ)の車高を下げて重心が下がったおかげで、コーナーリング性能が向上し、まるで日本車のようなふにゃふにゃしたサスを使っていた3シリーズとは違って、踏ん張ってロールを抑えて曲るようになったそうですけど・・・。エンジンも古臭いし、車重があって燃費が悪い昔のBMWのままのクルマ。いまやBMWは世界最先端の環境対応メーカーへと進化しようとしているのに・・・。

  そんなブランドの最新コンセプトから外れつつあるクルマがWCOTYだなんて、世の中をナメるにもほどがある。4シリーズなんて「東アジアCOTY」がお似合いだ。なんて暴言を言ってはいけませんね。実はこのクルマも結構好きなんです。アクセラとBMW4とアウディA3のどれが欲しい?と言われたら・・・やはり車格で「435iコンバーチブル」かな。

  アクセラの課題はやはりその辺なのかもしれませんね。確かに母親とか妹に勧めたいクルマなんですけど、自分が乗るにはちょっと決定力不足な感じです。期待された2014年欧州COTYも日本車唯一のノミーネートでしたが、5位に終わりました。ちなみに大賞はプジョー308。PSAは今や北米から撤退していますから、欧州COTYに全力投球したようです。

  さて問題はもう1台の「アウディA3」です。このクルマは中身は去年大賞を受賞した「ゴルフ」と同じです。ゴルフに「インターネット接続機能」を付けただけというわけじゃないようですが、2年連続して同じ設計のクルマが出てくるのにはちょっと疑問が・・・。VWはこの5年間で4回大賞を獲っていまして、いまや日本のメディアは「VW絶対正義」になっているわけです。

  欧州雑誌では日本におけるトヨタカローラみたいな地味な扱いですし、米国雑誌では完全に無視されているのですけど、日本メディアだけはWCOTYをとても重視しているようです。今年もアウディA3が獲るという事態になれば、ゴルフを「クラウンの乗り味」と評していた日本のライター達が、「レクサスの乗り味」とか言い出すのかな。それはそれでうっとおしい限り。

  ここはアクセラになんとか大賞と獲ってもらわないと、困るんですけどそう簡単にマツダがBMW、トヨタ、日産を差し置いて2回目の受賞というのもちょっと想像が付かない・・・。やはりWCOTYで幅を利かせているVWグループが一歩リードしているのかな・・・。

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