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第60回カンヌ国際映画祭 −カンヌのできごと−
第60回カンヌ国際映画祭
第60回カンヌ国際映画祭特集


インディペンデント界のミューズ、クロエ・セヴィニー



『ゾディアック』では、ジェイク・ギレンホール演じる
主人公のパートナーを演じるクロエ・セヴィニー。

1995年、ラリー・クラーク監督の『キッズ』がコンペ入り
して以来、次々と癖のある映画作家の作品に出演。
いまやインディペンデント界のミューズとなった感のある
人気女優クロエは、「カンヌの観客ほど恐ろしいものはな
いわ。普通なら作品が気に入らなければ途中退場するでし
ょう。だけど、カンヌは違うの。野次やブーイングを飛ば
すために、最後まで残っているんですもの…」。

上記の『キッズ』をはじめ、2003年ヴィンセント・ギャロ
監督の『ブラウンバニー』では、観客の冷たい反応に、
「その場を逃げ出したくなった」と語っています。


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デヴィッド・フィンチャーの「ゾディアック」


左からジェイク・ギレンホールとデシッド・フィンチャー監督

本日、最大のトピックスといえば、コンペティション部門に
上映されたデヴィッド・フィンチャーの『ゾディアック』。
日本では6月中旬に公開予定の本作は、カリフォルニアで実
際に起きた、連続殺人事件が描かれています。

会見の席で、監督のデヴィッド・フィンチャーは
「エージェントからこの話を持ちかけられたとき、もうシリ
アルキラーの話は勘弁してほしいって思ったんだ。だけど、
スクリプトを読んでみたら、すぐに気が変わった。実はよく
知っていたはずのこの事件を、全然知らなかったことに気付
いたんだよ」。

そして「ここでは、どうして犯人が連続殺人にいたったかと
いう根拠を描くのではなく、撮影と同時にこの事件の全貌を
暴いていくことが目的だったんだ」と語っています。


地味な魅力ジェイク・ギレンホール

“ゾディアック”と名乗り、奇妙な暗号を新聞社に送りつけ
る愉快犯の、未解決に終わった事件の真実を暴きだそうとし
ています。
ちなみに、主人公を演じたジェイク・ギレンホールは、アン・
リーの『ブロークバック・マウンテン』で一躍注目を集めた俳
優。地味な風貌ですが、味のある演技が魅力ですね。


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