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第60回カンヌ国際映画祭 −カンヌのできごと−
第60回カンヌ国際映画祭
第60回カンヌ国際映画祭特集


快挙!河瀬直美監督がグランプリに輝く


喜びのスピーチをする河瀬直美監督

今年は、コンペ部門に日本から唯一エントリーした、河瀬直美
監督の「殯(もがり)の森」が、パルムドール(最高賞)に次
ぐ、グランプリ受賞という嬉しいニュースが流れました!クロ
ージングセレモニーの壇上では、「映画を作り続けて、本当に
良かった」とこぼれるような笑顔を見せた後、「映画を作るこ
とは大変なことで、それは人生に似ている。人生には様々な困
難があり、人は心のよりどころをお金や服など、形のあるもの
に求めようとするけど、そんなものが満たしてくれるのはほん
の一部です。私は光や風、亡くなった人の面影など、目に見え
ないものを映画にしていきたい」とスピーチし喝采を浴びまし
た。

97年に長編デビュー作『萌えの朱雀』で、史上最年少27歳でカ
メラドール(新人賞)を獲得以来、日本を代表する女性監督と
なった河瀬直美。本作は、それぞれ大切な人を亡くした介護の
女性と認知症の男性の交流を通して、生と死をみつめた奥深い
人間ドラマ。純粋な自己のスタイルを深く追求した作品で、は
っと息を呑む自然の描写が素晴らしいものでした。


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