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第60回カンヌ国際映画祭 −カンヌのできごと−
第60回カンヌ国際映画祭
第60回カンヌ国際映画祭特集


ウォン・カーウァイのオープニング作品


左からウォン・カーウァイ監督、ノラ・ジョーンズ、ジュード・ロウ

今年のオープニングを飾ったのは、ウォン・カーウァイ
監督の『My blueberry night』。

「その声に一目惚れして」と、歌手のノラ・ジョーンズ
に熱いラブコールを送って、実現した全編英語の作品です。

迫力満点のドラマティックな画面作りに定評のあるウォン・
カーウァイ監督ですが、ここでは「人々の記憶に残る」ような、
キスシーンが登場します。

「こんな些細なこと(=キス)が、人の人生を変えるなんて
素晴らしいことだよ!」というのは、主演のジュード・ロウ。
作品同様、キザなセリフがキマル俳優さんですね。

ところで、本作のキーワードとなるのが、ブルーベリーパイ。
失恋の痛手を負ったヒロインが、ジュード・ロウ扮するバー
テンを前にブルーベリーパイを夢中でほうばるシーンがあり
ます。

「どうして私を見つめるの?」
「食べる姿には、その人の本質が見えてくるんだよ。」
「会話だって大切よ」
「口下手なんだよ…」。

プレス上映では、賛否両論。このクリシェ(ありきたりの
常套句)だらけのセリフの洪水に、凡作と受け取る人も多
かったよう…。

ガードマンに囲まれて登場するノラ・ジョーンズ

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5月16日 いよいよ始まりました!



さんさんと降りそそぐ南仏の5月の陽光の中、
ついにカンヌ映画祭が始まりました!

今年は記念すべき60回目を迎えるとあって、普段にもまして
大がかりなイベントや、とっておきの企画が期待されます。

すでに町中は、白、ピンク、青、黄色など、首からバッジを
かけた映画祭関係者で大混雑。ジャーナリスト、カメラマン、
配給会社、プロダクション、映画祭関係者など、映画業界で
働く人の多さに、目を見張ります。わずか3万人の町に、世
界中から15万人の人が集まってくるというのです。

すでに、あちこちで「今年はロシアやルーマニアの作品に賞
がいくよ」とか「ジェームス・グレイの新作を一番楽しみに
しているんだ」と、情報交換や受賞予想が飛び交っています。
もちろんスターの姿を一目見ようと、集まったファンも大勢
いて、街全体が高揚感に包まれています。



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