あをいろワイン。

『IL VINO AZZURRO~Gioco col Benly o Dharma~』

あの胸にもういちどをもういちど。

2013-12-23 03:23:51 | 映画
もう今年も10日切ってしまいましたねー
12月になってから毎日仕事がバタついて
イライラしながら働いてます笑



そんな心の荒んだわたしに
或る日、友人Kさんから贈り物が届きました


以前、ブログで紹介した映画『あの胸にもういちど』のDVDがっ



少し早いクリスマスプレゼントねw
シュトーレンを食すようにクリスマスまで日々少しずつ観よう.......なんてことはなく
早速一気に観ました(爆

んでブログにうpしたくても
見どころ突っ込みどころ満載過ぎで
あげようと試みた画像も400枚越えたので
推皷に推皷を重ねはしょってはしょりまくりましたw
なので簡単な映画紹介に成り下がりました





始まりから60`sフレンチムービーらしい音楽でテンション上がります


原題『The Girl On A Motorcycle』。



物語の始まりは夜明けが近い時刻、
傍で眠る旦那を放置ング、
愛する男の元へ向う準備を始める新妻レベッカのライダースーツ装着シーンから




旦那、結婚前から既に嫁に愛想尽かされてます
顔も何だかホリケンに似てる






これが峰不二子のセクシーライダーファッションの原点だっ








ワオ!




やはり欧州は素足に革靴か....。






そしてバイク倉庫には愛しい男から贈られたカッチョエエバイクがありました、
なんのバイクやろう??











あらわたしがベンリィさんに言ってる事と同じ事言ぅてはるわあ、
エストレヤを買ったものの
やっぱりいとしいお前は
わたしをバイク乗りにさせてくれたベンリィさんです








朝駆けでっぱ~つ!











まだ目の覚めていないヨーロッパの道


こういった色彩や映像手法を取り入れてるところがやっぱり60年代って感じがします。








このへんで映画のあらすじをば簡単に説明しますと、


主人公の新妻レベッカ(マリアンヌ・フェイスフル)が
バイクに乗って愛する男ダニエル(アラン・ドロン)の元へ向うまでのロードムービー的な内容






フランスからドイツのハイデルベルクに向うまでの
バイクで走るシーンの間に
アランドロンとの回想シーンがたびたび織り込まれてます。



アランドロンとの出会いのシーン
バイクに初めて乗るシーン
エッチなシーン.........w






ヨーロッパの町並みの風景もなんだかいい。






走ってる時間を忘れる程長く走れるのもなんだか羨ましい.......w
















いいのぅ、EU...........







旅はまだ長いので途中の休憩も忘れません、
ここいらでひと眠りするのですが
場所もなんだかヨーロッパの森の中って感じがええわねえ。





で、休憩のあとまた走り出し





着いた場所はフランスとドイツの国境、
陸続きの場所っていいですよなあ~ホンマ!
気軽に国外ツーリングができて



で、ドイツに入ってからもいい景色が続き........











街中に突入、
この合成まる出し感が時代を感じます






そして郊外.......






ヨーロッパってホンマどこの国もこないな駐車の仕方しとるよなー





バイクを降りて愛する男の元へ走る人妻






とうちゃーく。










この映画のみどころは台詞の素敵いいまわしにもあります。







バイクの疾走シーンが終わり、アランドロンの元に辿り着き
この後どないな展開になっていくんやろ?この映画、
これからエッチなシーン!?と思いきや









がっくり。

バイク休憩中の夢オチで終わりました。








しかし新妻は気を取り直して先を進みます。


どうやらバイクでアランドロンとの逢瀬を重ねるのは
初めてではないようです、
結婚して
バイクを贈られてから
何度も何度もドキをムネムネさせながらの国境ツーリングの様子。



運転しながらの回想は続きますが
もうちょっと運転に集中せえよ。



今度の回想シーンは結婚前の旦那とのスキー旅行のことから始まり.......省略しますw


やっぱりホリケン似。




旦那とは別に愛する男アランドロンとの出会い。







アランドロンは実家が営むこむずかしい本専門の書店の顧客のようでありました
職業は大学の先生、教授か准教授か講師なのかは謎。







しかしやっぱオトコマエやなー、
昔の若いお嬢さん達が

『好みのタイプはアランドロン』
とか
『アランドロン似の男と付き合っていた事がある』とか
例えに使う時代があったのもわかるな~ていう感じ。






独身時代のべき子もなにげに気になる様子。





そして或る日
イケメンインテリメガネがまさかのバイカールックで颯爽と現れるのである!
このギャップ反則技よねー








そらぁーズギュンてなるわ!








そしてホリケンと婚約中のべき子をツーリングに誘い出すイケナイイケメン、
しかしインテリ顧客はお父上からの信頼も厚かったようであっさり快諾を得る





まだこの頃はバイクに縁もゆかりもない様子、
しかしこんな雪がもっさり積もってる中
普通のジャケット、ノーヘル、スカートってちょっと。





合成。




合成。







そしてどんどこ雪の深い山奥に進んでいくけど........ありえん。













わたし、後部座席の人やったらとっくに凍え死んでます。






辿り着いた山小屋は扉が凍り付いて開かず
だからここでって................ありえへんわ!





回想ここで終わり
バイクはまだ走ってます





イヤらしい牝猫もただただドキをムネムネさせたり
エッチな回想をしながら走ってる訳ではありません、



愛する男は自分を愛してはいない、
彼女と一緒になる気もないし
結婚に縛られたくもない、
大学の講義でもフリーラブを提唱する教師なのでありました
だけど彼女は男を愛している







バイクは平坦な道をずっと走っているけど
心の中はずっとアップダウンの繰り返しのようでありました




心がダウンの方に入っていったべき子が取った行動は.........











そうだね、こんな時は酒の力でも借りないとね







だけど運転中はダメ!





酒場で1杯引っ掛けながら次に回想したのは
バイクの運転を習い始めた時の事でした
















運転のイロハをアランドロンから教授されるシーンが延々と続くのですが
教習所は行かんでええんこ!?





しかも最初の練習から原付でもなくノートン





初級の操作から
ギアチェン、スピード出しながらのカーブ
全部アランドロンが教えよるし、
さっきから教習所はどうなっているのか仕方が無いわたしがいます。









否そんな問題でなく
練習もノーヘルってどうなんよ。




バイクのレッスンは路上だけでなくベッドの上でも続きます





ってか、アランドロンが過去に参加したレースの話をしてるだけみたいでした





しかし大学の講義以上にピロートークの方が熱い教官、

こんな時 大人の男は少年の顔になる、
そんなギャップにも女は弱いものなのよw







そしてバイクの腕も上達し
ホリケンとも結婚が決まったべき子にアランドロンから贈られたお祝いの品






この後ノーヘルスカートで街を疾走、


もう、ダメダメ過ぎるやろ...........いろんな面で。








あれ?そういえばこのシーンどこに使われとったんかな?








うまい隠し方。


とにかく情事の後の事を回想しています


ここでも先の無い哀しい会話が繰り返されるだけ........


しんみりした(?)シーンではありますが
かつて世界一美しい男と言われたアランドロンも
ふとした瞬間にくりぃむしちゅーの有田に見える事もあり
なんかこう、映画の世界に没頭できません。











現実では
酒が回ってますますダウナーに(汗


先も確信も無い恋愛、
もう、心の中で
お花での恋占いを延々と続けているようなものなんでしょうなあ。

しかし酒の勢いも絶対あって
彼の元へ行く!スイッチがガッツリ入ってしまい
酒場を飛び出して行きます
ヘルメットを忘れて........








レッツラゴー







酒の勢いで(多分)迷いが完全に消えたべき子暴走






そして妄想スイッチまでON

















しかしそんなんしてたら目の前のトラックにぶつかりそうになり
なんとか上手くかわす







またもや合成感まる出し。





この後、メーターのスピードがだんだん上がっていくシーンと
彼の住む街までの距離を示す看板の数字がだんだん縮まっていくシーンが交差して
物語はクライマックスに..................という所で衝撃的な結末を迎えます









夜中なのに、
思わず『オゥッ!』って声が出ましたわ。






ENDE.









あまりにもあっけなく物語は終わり
何と言うか~


ワタシ的には観甲斐があったけど
どういう人に勧めるかというと~




バイクが好きな人より、
やっぱりフランス映画が好きな人でしょうか(爆








だけどヨーロッパの風景(て言ぅても40年以上前のん)の中走ってみたいわー!て気にさせられます。






これからエストレヤも乗る事だし、

今回この映画を観て運転を気を付けよう!と身も心も引き締まりました
バイクに乗るにあたって教訓の多い映画やったと思いますよ。



*ノーヘルダメ、絶対。

*飲んだら乗るな、乗るなら飲むな。

*運転中はハレンチな妄想に気を取られない。











Kさん、ありがとうございました

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4 コメント

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大変ためになりました (とーりすがり)
2017-06-10 18:53:02
この映画が峰不二子のモデルと聞いて検索して辿り着きました!
笑いながら映画のこと、アランドロンが有田似なこと、バイクに大切なこと、色々と教わりました!
とても楽しく拝見しました、ありがとうございます^_^
返信する
お役に立てて何よりです。 (カフェマキアート。)
2017-06-10 22:29:26
こんばんはです☆
この記事、随分前に書いたものですが
今でも読んでくださる方が多数いて下さって
検索ワードには「峰不二子 バイク」といつもあがっている位ですw

あっ、旦那の方はホリケン似というのも是非お忘れなくです!
返信する
Unknown (オオカミ)
2019-11-28 23:57:07
カフェマキアート。さんこんばんは。
ラストは衝撃的ですし、レザースーツはエロかったですが、どうしても気になっているのは、彼女のヘルメットが後ろ前ではないかという疑惑。今もつきまとってます(笑)。
返信する
Unknown (caffe-maki-art)
2019-12-03 19:32:52
オオカミさん返信遅くなり
すみませんm(__)m
ヘルメットのご指摘気になり過ぎて
思わず久々に見かえしてしまいましたw
うーん、うーん
どうなんでしょ?こういったデザイン??
(・Д・)ノ
ヘルメットといえば冬になるとフルフェイスが欲しくなるのですが
今冬はエストレヤ にきっと乗れない気がするので
今年も買い損ねてしまいました…苦笑
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