2月1日、米サンディエゴでおこなわれた公開討論で、イラク戦争の指揮を執ったジェームズ・マッティス大将が「多少の人を撃つのは楽しい」と発言。続けて、「戦うのはすごく楽しい。底抜けに楽しい。ドンちゃん騒ぎ好きなんですよね」とも。マッティスは、イラクのキャンプ・ペンドルトンに配備されている第一海兵師団を指揮していた。
NBCSandiego.com
アフガニスタンの戦争にも従事していた同大将は、「アフガニスタンにいくと、ベールをかぶらないという理由で5年間も女を殴ったりするようなやつらがいて」、「どっちみち男の腑抜けみないなやつらですから、そんなやつらを撃つのは底抜けに楽しい。」と、止め処なし。
この議論には200人ほどの人が集まっていたが、おそろしいのは(当然かもしれないが)この発言を聞いて、軍人が手をたたいて笑ったということ。
この日の討論でマッティス大将は、戦争の戦術について話し、またテロリストの能力を過小評価しないようにと警告した。
ジェームズ・マッティス大将は、2004年春のファルージャ虐殺で海兵隊を指揮した人物。また、2004年5月米軍の「誤爆」で、結婚式をしていたイラク人40人(新郎新婦も含む)が殺されたときには、「戦争には悪いことがつきもの」とコメントしている。
そりゃ彼の兵士たちも「戦うのはすごく楽しい」でしょうね。数日前の1月31日には、その楽しい戦いのなか、バグダッドの南で海兵隊員が3人死亡、マッティスがかつて指揮を取っていた第1海兵隊師団の一人がアンワル州で死んでいる。もちろん、彼らが死んだのは、任務が基本的にイラク人殺しだからであるが。(ちなみに、いまファルージャの「戦い」を描くハリウッド映画が作られている。そこで、このマッティスの役割を演じるのが、なんとハリソン・フォード。ハリソン、反戦派なんじゃなかったの。)
この1月、海兵隊は目標としていた新兵の募集規模を達成できなかった。この10年で初めてのこと。イラク戦争で死んでいる米兵の31%が海兵隊員である(New York Times,2005年2月3日)。
ブッシュ政権の政策をことごとく先取りしてきたことで名高いネオコン・シンクタンクThe Project for the New American Century(アメリカ新世紀プロジェクト)が、1月28日、「徴兵」という言葉を使わずに、事実上徴兵を要求した提案を議会に提出していることとあわせて考えるなら、アメリカの徴兵制復活もそう遠くはないかもしれない。(「しんぶん赤旗」2月4日)
あい
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アフガニスタンの戦争にも従事していた同大将は、「アフガニスタンにいくと、ベールをかぶらないという理由で5年間も女を殴ったりするようなやつらがいて」、「どっちみち男の腑抜けみないなやつらですから、そんなやつらを撃つのは底抜けに楽しい。」と、止め処なし。
この議論には200人ほどの人が集まっていたが、おそろしいのは(当然かもしれないが)この発言を聞いて、軍人が手をたたいて笑ったということ。
この日の討論でマッティス大将は、戦争の戦術について話し、またテロリストの能力を過小評価しないようにと警告した。
ジェームズ・マッティス大将は、2004年春のファルージャ虐殺で海兵隊を指揮した人物。また、2004年5月米軍の「誤爆」で、結婚式をしていたイラク人40人(新郎新婦も含む)が殺されたときには、「戦争には悪いことがつきもの」とコメントしている。
そりゃ彼の兵士たちも「戦うのはすごく楽しい」でしょうね。数日前の1月31日には、その楽しい戦いのなか、バグダッドの南で海兵隊員が3人死亡、マッティスがかつて指揮を取っていた第1海兵隊師団の一人がアンワル州で死んでいる。もちろん、彼らが死んだのは、任務が基本的にイラク人殺しだからであるが。(ちなみに、いまファルージャの「戦い」を描くハリウッド映画が作られている。そこで、このマッティスの役割を演じるのが、なんとハリソン・フォード。ハリソン、反戦派なんじゃなかったの。)
この1月、海兵隊は目標としていた新兵の募集規模を達成できなかった。この10年で初めてのこと。イラク戦争で死んでいる米兵の31%が海兵隊員である(New York Times,2005年2月3日)。
ブッシュ政権の政策をことごとく先取りしてきたことで名高いネオコン・シンクタンクThe Project for the New American Century(アメリカ新世紀プロジェクト)が、1月28日、「徴兵」という言葉を使わずに、事実上徴兵を要求した提案を議会に提出していることとあわせて考えるなら、アメリカの徴兵制復活もそう遠くはないかもしれない。(「しんぶん赤旗」2月4日)
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