地道な仕事…

開発って業種、どんなイメージなんでしょうか？

カッコは臨床開発をやってますが、臨床開発のイメージはどうでしょう？

めっちゃ地味ぃ～なんですよ。

今日はその一部を紹介します。


治験を始める前には、まず医療機関や治験責任医師候補に対して要件調査をさせていただきます。

治験薬の安全性や有効性を評価するために、特殊な検査や測定を行ったり、そのための設備やスタッフが必要だったりするためです。

もちろん、Drには治験をやっていただく上である程度の時間的余裕がないといけません。

また、治験は通常の診療と違います。
効果を検証するために市販薬の使用制限を設けたり、副作用などの安全性を詳しくみていただく必要があるため、概ね、対象疾患(領域)の専門性を要求されます。

すなわち学会の専門医や認定医であることを必須とします(治験によって異なりますが…)。

もちろん、万が一、症状が悪化したり、副作用が起きたりした場合など緊急対応できないといけないし、そこ(治験実施医療機関)で対応できないとしたら、できる医療機関が近くにないと駄目なんです。

数々の要件をクリアして、初めて正式に治験のお願いをすることになります。




調査だからって初めてお目にかかる方々に失礼があってはいけませんし、限られた時間内にDrをはじめ医療スタッフから情報をいただくために会話も工夫します。

営業トークとは言えないですが、ちょっとしたスキルが必要かも知れません。

モニターの腕の見せどころかも。

そういった中で残念ながら治験に参画頂けないこともあります。
お断りするのはかなりツライですが、中途半端な気持ちで実施いただくとお互いにとって不幸になるので、ココロをオニにしてお断りします。。。


ご参画頂く場合は早く人間関係を構築できるよう努めます。


この要件調査が、最終的には治験成功の鍵を握るのだと思います。



あらためて思います。
臨床開発の仕事って…
モニター仕事って…



地道で地味なものなのです。。。