■カッコ亀井と治験■

くすりの候補を用いて国の承認を得るための成績を集める臨床試験は、特に治験と呼ばれています。

刺しても痛みを感じない注射針(Part II)

2005-05-28 | 医薬業界ネタ
追記:美和ノ輔さんの《 *美和ノ輔* でございます。 》にTB返しっ!-------------------------------------------------------あ、プレスリリース出てましたね。テルモさんのサイトに。昨日(5/27)の日中、アップされたんでしょうね、おそらく。 ■左より27ゲージ(0.4ミリ)、31ゲージ(0.25ミリ)、33ゲージ(0.2ミリ . . . 本文を読む

刺しても痛みを感じない注射針

2005-05-27 | 医薬業界ネタ
毎朝、ルーチンでWebで医療関係のニュースをチェックしています。 本日の「Risfax」で面白い記事を見つけました。すげって思いすぐさまテルモのサイトへ行ったが載っていない。 テルモ 世界一極細の注射針「ナノパス33」を発売へ(RISFAX 3面)  テルモは26日、先端の直径0.2㎜(33ゲージ)という世界一極細のインスリン用注射針「ナノパス33」を開発、7月1日から出荷すると発表した。 . . . 本文を読む

多発性骨髄腫に対するサリドマイド適正使用ガイドライン(引用)

2005-05-25 | 治験の啓蒙
自分の勉強のために[多発性骨髄腫に対するサリドマイド適正使用ガイドライン]について読んでみました。全文引用です。 _____________________________ 1.サリドマイドの薬害事件としての歴史 -催奇性の確認と薬剤回収、和解成立までの過程に関して- ・1953年、スイスのチバ製薬によりサリドマイドが製造されたが、薬効は不明であった。 ・1957年、グルネンタール社のミュ . . . 本文を読む

医師主導の治験実施へ(膵臓がんにサリドマイド)

2005-05-24 | 治験の啓蒙
深刻な薬害を引き起こし1962年に販売停止になった催眠鎮静剤「サリドマイド」が公に蘇るかもしれない。 今までも個人輸入等でサリドマイドはがん治療に使われていたらしいが、この度の「医師主導治験」として実施する計画を、愛鷹病院(静岡県沼津市)の羽田正人副院長らが進めているらしい。 あまり、新聞等では報道されていないが、医薬品開発に携わる者として大いに注目している。 カッコもこの治験を担当したいな… . . . 本文を読む

六月病って・・・

2005-05-19 | 雑談♪
新社会人の皆さん、会社生活はいかがですか。 すでに新入社員研修も終わり、各部署に配属されている方も多くいらっしゃるのではないでしょうか? また、社内人事で新しい部署に異動された皆さん、新しい部署はいかがですか。 そろそろ新しい業務にも慣れてきたのではないでしょうか? 今日は、ちょっと気になる「六月病」について書いてみたいと思います。 言葉としてはポピュラーな「五月病」に加えて、最近よく耳にする「 . . . 本文を読む

たばこを吸う時のマナー

2005-05-18 | 雑談♪
僕はたばこを吸わない。 いや正しくは過去に吸っていたが、就職してしばらくして止めた。 最近は分煙が進んでおり、たばこを吸う人は肩身の狭い思いをしているようだ。 駅でもオフィスでも禁煙を強いられる。喫煙コーナーでしか吸えない。 愛煙家には気の毒な気もするが、それは、それで仕方のないことなのかもしれない。 お隣さんも家族に配慮しているようだ。 リラックスできるはずの自宅でもベランダか換気扇の下で吸 . . . 本文を読む

オーファンドラッグ

2005-05-17 | 治験の啓蒙
医学生やまやんさんのBlog【医者の卵の成長日記《新薬と治験について》】にトラックバック。 僕自身はこの番組を見ていないのですが、gooブロガーさんが当該番組(1億3千万分の300=0ですか?~治療を求める稀少難病患者たち~)をご覧になっての感想を書き綴っていました。 国や製薬会社は300人の患者さんを無視するのか!という趣旨のものが目立ちます。 製薬関係に勤める端くれとしては、辛いところです . . . 本文を読む

村上ファンドが三共と第一製薬との経営統合に対し反対を表明

2005-05-16 | 治験の啓蒙
最近、村上ファンドの名前をよく耳にする。 村上ファンドとは通称で、正式には、株式会社M&Aコンサルティングというそうだ。 東大法卒、通産省出身の村上世彰氏が率いる投資会社で、僕自身が村上氏の名前を初めて聞いたのは2001年の東京スタイル事件。 そのときは「このオジサン誰だろ?」程度にしか思っていなかったのだが。 先日のライブドアの一件で一躍有名になった感がある。 今度は三共だ。国内製薬3位 . . . 本文を読む

“薬”=“化合物”+“情報” その情報って?

2005-05-12 | 治験の啓蒙
よく言われていることで今さら僕が偉そうに言うのもなんだが、そもそも“薬”というのは、ある“化合物”に“情報”が付加されただけのものである。 製薬会社に【研究部】と【開発部】があるとしたら“化合物”を作ったり、見つけたりするのが【研究部】で、“情報”を集めるのが【開発部】の仕事だ。 “薬”=“化合物”+“情報” その“化合物”はある時、人間の身体に投与される。 実験動物のお蔭で有益な“情報”が . . . 本文を読む

再審査(前回のつづき)

2005-05-11 | 医薬業界ネタ
定期的にこのブログを見に来てくださっている方、どうもありがとう。 最近はblog更新をサボり気味だ。 本業が忙しかったから(笑)と言うことにしておこう。 ところで前回のつづきだが、“再審査”って何だ? 製薬会社は新薬承認後の一定期間(原則6年間の再審査期間)、その薬の使用成績や副作用について調査をして、有効性、安全性を再確認することが薬事法で義務づけられている。 ひとつ具体的にあげると、安全性 . . . 本文を読む

新薬の独占期間、6年から8年に延長へ・厚労省【NIKKEI NETより】

2005-05-07 | 医薬業界ネタ
NIKKEI NET(日経新聞)の記事です。 この記事を読んだとき、はてなが5個くらい頭に浮かんだ。 見出しに新薬の “独占期間”っていう言葉があるけど、専門用語ではナイよね…初めて聞いたんだけど。 本文中には、“保護期間” “特許期間”ともあるが、どれも正しくないんじゃないかな。 文意からみるとおそらく“再審査期間”のことを表していると思われる。 でも、“再審査期間”が2年延長するとも読み取れ . . . 本文を読む

臨床開発って???

2005-05-02 | 治験の啓蒙
大学時代の先輩にふと道端で会った。 「臨床開発」の仕事をしていると告げるも彼は「臨床検査」のことを頭に浮かべ、話を聞いてくれた。 訂正するタイミングを逃して別れてしまった。。。 それからというもの大学はもちろん、高校時代の友人には、事ある度毎に「臨床開発」について時間をかけて喜々として説明している。 インフラの整備である。 . . . 本文を読む