ユニバーサルフロンティア理論は世界を救う

GUTこと大統一理論を上回る現代最高の物理理論を公開したいと思う!こう、ご期待・・。

論文2【クォークの起源と相互作用のあらまし】(1)

2015年07月13日 | 究極理論
《ユニバーサルフロンティア理論のあらまし》

 この理論はインフレーション宇宙からハドロン形成までについて述べた物である。大統一理論でも果たされなかった,インフレーション期の性質から始原クォークの性質を特定することができている,ということを強く誇りに思っている.
 大まかに3部からなっており,互いに不可分であり,また既成の理論とはすべてが異なっている.

① デジタルインフレーション理論
② ユニバース粒子仮説
③ 韓=南部模型によるハドロン形成

 これらを標準理論に換装するわけであるから,インストールして使うにはさまざまの障害を克服させてからでないととても無理であることは論を待たず,理論そのものの構成よりも,むしろ既成理論ないしは論理との闘いこそが仕事だったと思ってもらっていい.
 理論の根幹を口ずさむことができたとしても,その段階で理論の完成だったとは,とても言えなかった.
 まず,韓=南部模型を採用していることから,理論から演繹される現実に,標準理論による場合とは,さまざまな違いを生じさせており,とくに小林=益川模型とは相容れられないような外見を呈しているので,そこを単に理解を強いることは許されない.
 希望的には,個人的に,韓=南部模型から小林=益川模型における,不思議な3クォークの混ざりが証明されることを期待している.
 今までのところ私はそこまで仕事をしておりません.
 つぎに,宇宙に成立している対称性と反粒子のあり方の問題にしても,超対称性が意味することが大幅に変更を余儀なくされるし,CPT定理とそこからの僅かな破れを検討していく世界が,CPTE恒等としてCP=TEという今まで誰も見たことのない数式によって変貌することになる.
 これらの変更点は,ユニバーサルフロンティア理論の所有している独自の世界を形成するが,思想としてあるいは持っているイメージの個人的な表明や標榜とは違って,理論を演繹して実験との調和を図る中において,むしろ必然的に採用された変更点だったのである.
 ヒッグス粒子を超対称性理論の構成にあたってスフェルミオンとする超重力構想は,個人的にブログで述べておいたとおりに,重力研究もしておらない者にとって僭越でもあるので知的所有を差控えておくが,これは重力研究者の仕事を邪魔しないための措置である.なにしろ新超対称性ともいうべき,単純だが不思議な機構を取り込んだ重力理論は,時空を曲げるプロセスを内包する驚くべき新理論である.
 新超対称性が成立する為にこそ粒子と反粒子とは互いに時間反転した関係であってはなりません.


《クォークの起源問題と大統一理論》

 クォークの起源について述べられたのは,ジョージャイとグラショウが,その大統一理論の中において,X粒子とY粒子とが2クォークに割れる素粒子(ゲージボソン)として導入されたのが最初である.
 ゲルマン模型の都合上,前者が+1/3で後者が+4/3の,いずれも分数荷電の素粒子だ.
 アイソスピン+1/2のクォークを qH(電荷+2/3)とし,-1/2のクォークを qL(電荷-1/3)とした場合に,X粒子は両者に割れ,Y粒子はふたつの qHに割れるせいだが,ここで私見を述べてしまえば,このわざとらしさは私の大脳と魂が耐えられる限界という物をとうに超えてしまっている,ということになるだろうか.
 電荷という物理量は-4/3から+4/3までの間を1/3刻みで埋めたらそれでいいというような性質の物ではないだろう,と発言したくなる.
反qHの電荷は-2/3であり,だから反Y粒子は-4/3,電子は-1,-2/3は既出としてqLは-1/3,ニュートリノは0として,反qLとX粒子は+1/3であり,qHは+2/3,陽電子は+1の次にY粒子は+4/3,という具合に器用にもズラッと並ぶのであるが好ましいとは思われません.
これが「頭がくらくらするような見事な対称性と破れ」に思われるなんて気が変じゃないだろうか,って思う.ほらっ,その証拠として+1/3がダブってるじゃないですか,としか言いたくない.
 ナンセンスだ!
 湯川秀樹は「クォークなんて分数電荷をした奇妙な物がこの世の中に存在するはずがない」と言っておられたし,南部陽一郎も,おそらく似たような思いに駆られて韓=南部模型を作ったのだ.
 私とて同じ日本人である,深く共感して何がおかしいというのか?
 大統一理論によるクォーク起源問題はこのような顛末に終始しており,あまりに浅く甘いという判定を下したい限りだ,ということで今後,願い下げにしたい.




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