私はBarBarの人たちにも何らかの言い分があったであろうことを疑っていない。おそらくSLAK側が南部再評価のサインをちらつかせて別解を申し入れてきたのではなかっただろうか。それはπ中間子を擬南部=ゴールドストンボソンだとする南部説がπ中間子質量を近似的に0と置かねばならぬ苦しさがあるのに対して、クォーク凝縮関与説を取り入れることによって1961年の南部論文を認めるという立場からの申し出だったに違いない。
で、そんなこんなでφKs事象のφ中間子は原子核内部で生成されたことになり、その場合のφ中間子は約3%質量が軽くなり、元来が本物のはずの正規質量をしたφ中間子のデータは分母に埋もれていったのである。
私などに言わせるとずるくて巧妙なデータ操作だったのだが、クォーク凝縮のありようによって質量が変化するという考え方は確かに南部説を大いに補強した。さらに私などに言わせると補強などしなくてもクォーク凝縮は南部理論にそのまま使えるはずだが、厳密にはカイラルは対称性ではないので凝縮対は南部=ゴールドストン定理による出現ではないということになる。ユニバーサルフロンティア理論だと「クォーク凝縮に南部=ゴールドストンボソンが複合状態で付着(もしくは憑依)した物がπ中間子」だということにもなる。
かくして私は自説によって世界に知れ渡っている現行のπ中間子の定式を書き替えざるを得なくなった。
新しい定式ではπ中間子3重項のクォーク組成はどれも中性のπ⁰と同じなのである。そこにT反N・N反N・N反Tのそれぞれが憑りつくことによって電荷の違いを演出しているわけだ。つまり南部による色付きハドロンへの執念など吹き飛ばさなければならないのだ。
それは同様にs反s・c反c・b反bからなるハドロンでも同じであるから、それぞれの中性ハドロンの質量を2倍した領域に「クォーク凝縮から励起したハドロンが荷電対で発見される」という可能性がある。かくして2Gev・6Gev・18Gevの付近で想定される何事かのイベントがあったら高確率で私の勝ちが確定するわけである。
で、そんなこんなでφKs事象のφ中間子は原子核内部で生成されたことになり、その場合のφ中間子は約3%質量が軽くなり、元来が本物のはずの正規質量をしたφ中間子のデータは分母に埋もれていったのである。
私などに言わせるとずるくて巧妙なデータ操作だったのだが、クォーク凝縮のありようによって質量が変化するという考え方は確かに南部説を大いに補強した。さらに私などに言わせると補強などしなくてもクォーク凝縮は南部理論にそのまま使えるはずだが、厳密にはカイラルは対称性ではないので凝縮対は南部=ゴールドストン定理による出現ではないということになる。ユニバーサルフロンティア理論だと「クォーク凝縮に南部=ゴールドストンボソンが複合状態で付着(もしくは憑依)した物がπ中間子」だということにもなる。
かくして私は自説によって世界に知れ渡っている現行のπ中間子の定式を書き替えざるを得なくなった。
新しい定式ではπ中間子3重項のクォーク組成はどれも中性のπ⁰と同じなのである。そこにT反N・N反N・N反Tのそれぞれが憑りつくことによって電荷の違いを演出しているわけだ。つまり南部による色付きハドロンへの執念など吹き飛ばさなければならないのだ。
それは同様にs反s・c反c・b反bからなるハドロンでも同じであるから、それぞれの中性ハドロンの質量を2倍した領域に「クォーク凝縮から励起したハドロンが荷電対で発見される」という可能性がある。かくして2Gev・6Gev・18Gevの付近で想定される何事かのイベントがあったら高確率で私の勝ちが確定するわけである。