朝、姉が血相を変えて私の部屋の戸を開けた。


「ギンタの下顎が腫れてる!」
めざましじゃんけん2戦目を勝負し損ね、二度寝をしてしまった私はビックリして飛び起きた。
「チュールも食べないよ」
「…」
今度はギンタか。
まだトラオも治ってないのに。
私は少し辟易して言葉にならない。
猫は高額な治療費がかかる。
「明日、病院に連れて行こう」
と、言う言葉を残して会社に出掛ける姉を見送ると、私は恐る恐る姉の部屋に入る。そこには燃える闘魂と化したギンタがいた。

悪いけど笑ってしまった。
決して笑い事ではないのだけど。
猫たちのケージの掃除をしていると姉から電話。
「やっぱり心配なので、今日の夕方で病院の予約して」
夕方、病院に連れて行きレントゲンを撮る。
多分、歯槽膿漏からの膿瘍との事。
薬を貰って帰る。
まずはひと安心。
洗濯が途中だったので、部屋干ししていたら姉の部屋から笑い声。
ひとまず落ち着いて、ギンタを見て吹き出したらしい。
後は治ってくれれば。
「ギンタ、負けるな!」
⭐︎おまけのギンタ⭐︎

破裂して膿が出るかも…

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