かりな♡ちゃん、ハイ!

花火屋さんからもらった仔犬は、やんちゃで受け口だけど出っ歯な、もとい立派な犬に成長しました。
でもかりなハイはやめて。

何処見てんのよ?

2021-09-27 04:28:00 | かり街ック
夜のお散歩の時、かりなは必ず同じ場所で振り返り、来た道をじっと見つめる。
「何が見えると?」
かりなの視線を追う。
そこは暗く、街灯が寂しく来た道を照らしている。
「何も見えんがな」
かりなを引っ張る。
まだ眺め足りないと言う様に、視線を残して体だけ引っ張られる。
「何も見えないよ。かりなには見えてるのかも知れないけどさ、怖いやんか」
いつもの事ながら、暗闇から何かが出て来そうで怖くなる。
ぐるっと周辺を歩き、そこを通らなければ、家には戻れない。
無理矢理に引っ張ると歩き出す。

かりながまだ若い頃に、こんな事があった。
いつもの様に夜のお散歩に(かりなは家では排泄しないので1日最低3回はお散歩に出る)出掛けた時の事だ。
ちょうど、電柱と電柱の間、電灯の灯りが薄く交わる場所に倒れている人影が見えた。片手をこっちに差し伸べている様に見える。
「助けなきゃ…」
携帯をポケットから出しながら、慌てて駆け寄る。
「あれ?」
人と思ったのは、灯りと灯りの交わりに出来た影だったのだ。
確かに人が倒れている様に見えたんだけどなぁ…
離れたり近づいたりして何度も確かめる。
影だ。やっぱり影にしか見えない。
不思議な気持ちで、その影が見えた道を突っ切って行こうとすると、かりながそこを通るのを嫌がる。
なんか、気持ち悪い。 
いや、いや、見間違いの影だったんだ。
今でもそこを通る度、また同じ様に見えないか確かめたりする。

かりなは、人の気持ちを感じ取っているのか?
私が怖い怖いと思っているからだな。

犬が何にもない空間を、じっと見つめるのは良くある事みたいだ。
何が見えているのやら?

「幽霊の正体見たり枯れ尾花」




おまけの話

サザエさんの最終回
福引きで「ハワイ旅行」が当たり、家族全員で乗った飛行機が海に墜落。
サザエさん一家は海に帰る。
やっぱり、なんか怖い。










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終わりなき戦い

2021-09-21 04:59:39 | 可愛い編
座椅子争奪戦

かりなとの戦いは、雷だけではないのだ。
かりなは、人間様の座椅子に威張って座る。
何度も言い聞かせている
「かりなが座ってはいけない」
と・・・
多分解ってはいる。
何故なら、私がいなくなると座るから。
様子を伺いながら座る。

少し前なら、
「退きなさい!」
と、怒ると渋々ではあるが退いていた、
が…
雷で自分の方が強い、上位だ、と思ったのか退きやしない。
無理矢理引っ張ると噛み付かんばかりに威嚇する。

「殺す、こいつ絶対殺す」

殺意まで芽生える

仕方がないから、かりなの上に座ると、さすがに退いた。
今はこんな事を繰り返しているが、この強行策もいつか破られる日が来るだろう。

殺すか殺されるか、座椅子争奪の戦いは続く。

(注)「犬が座椅子に座る」と言う表現は
いかがなものか。

そうそう、台風でも暴れ出したさ…吹雪、雹、雨でも、暴れ出したらどうしよう
この戦いも続くのか。


この破れかけた座椅子の何処が良いのか?


おまけの話

2001年9月11日のアメリカ同時多発テロから、早いもので20年が経った。

そのテロの影響で日本でも、ゴミ箱が撤去されたり、公共交通機関では必ず「不審な荷物があったら届け出て下さい」と言う放送が流れていたりした(この事で面白い話があるのだけど、また別の機会に)

同時多発テロから2年程経った時に、友達に逢いに埼玉へ旅行に出掛けた。
観光で、完成したばかりの六本木ヒルズに行った時の話。
自動回転ドア男児死亡事故が起きたばかりの頃で、その回転ドアの前には、通行止めの板が張り巡らされ、嫌でもそこが事故現場だとわかる。
しかし、観光客はわんさと詰めかけていた(私も勿論おのぼりさんよ)
展望階に登るエレベーターは何基くらいあったかなぁ。ほとんどのエレベーターでは、お客さんが何人も列を作って並んでいた。一基一基のエレベーターの前にはお客様係がそれらの人を整列させていた。
お客様係は日本人に混ざって外国人もいた。
どの列に並ぼうかと眺めていたら、その中の一基のお客さんが、なんだか少ない事に気づく。
あれっと思って、お客様係を見てみると、中東系の男性だった。
ここにも、9.11の影響が出ていたのだ。
この人が何かをする訳でもないだろう。
遠い異国で頑張っている人を…馬鹿げている。
なんて思いながら、私たちも他の列に並んだ(悪)
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今日はお休み(敬老の日だし…)

2021-09-20 04:30:00 | お休み



明日をお楽しみに。
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やっと雷が鳴らない一週間

2021-09-13 04:00:00 | かり街ック
やっとやっとの雷が鳴らない一週間だった。
テレビやネットでの雷の予報に、ビクビクしながらではあったけど、かりなが暴れずに血を見る事なく一週間が終わった(台風来てるけど)

雷のせいか?かりなのお散歩嫌いが酷くなった。
玄関開けたら2分で帰宅だ。
「ウンチをしたら帰ろうね」
と、無理矢理引っ張って連れて行くと、本当にウンチをしたら、そそくさと踵を返して今来た道を走って戻って行く。

約束したから仕方がないけど、ウンチをしたいなら、お散歩に行けば良いのに…
最初から、何故「行かない」と言うのか?(態度で示すのか)
全く、訳の分からん犬である。
毎回、イヤイヤをする犬を引っ張りお散歩する、こっちの身にもなって欲しい。
虐待なんて言われないよなぁ



おまけの話

 昔、こみみちゃんと言う猫を飼っていた。
世界一可愛い猫ここみの前に飼ってた猫だ。
(母の猫の名前は「みみみ」「こみみ」「ここみ」の順番だ…次は「こここ」かな?)
黒キジの可愛い猫で、誰にでも愛想の良い猫だった。

こみみとの出会いは、母が昔、管理人をしていた時の事だった。
燃えないゴミの収集の日で、私はお手伝いをしていた。
雨の降る4月の寒い日で、重いゴミを分別していた時、何処からか仔猫の「ニーニー」と言う声が聞こえた。
「お母さん、この声はまだ赤ちゃん猫の声だよ」
母と2人、仕事はそっちのけで仔猫を探す。
声のする植え込みから塀の上と、隈なく探したのに見つからない。
段々と仔猫の声が小さく途切れていく。
「早く見つけないと死んじゃうよ」
雨の音で聞き取りにくいが、声のする所は探し尽くした。
「まさか、缶入れの中?」
それは、自動販売機の会社が管理している、白い鉄網で円柱の飲んだ缶やペットボトルを捨てるゴミ入れだ。。
よく見ると缶やペットボトルに埋もれて、近くのスーパーの袋が捨ててあった。
母と私は、ウソやろ?と言いながら、埋もれたスーパーの袋を取り出し、雑に結んである袋を開けた。
そこにはゴミにまみれ、袋に溜まった雨に浸かり、まだ目も開いてない仔猫が、必死に生きていた。
慌てて、事務所に連れ帰りタオルで体を拭き、温めた。
モグラのように、まだ目も開かず、四肢もしっかりしていない仔猫が、小さな果物の入っていたカゴにタオルハンカチを巻き付け眠っている。呼吸をする度にお腹が動くので生きているとわかる。

姉に電話で知らせると、家にあった子猫用哺乳瓶と粉ミルクを持って来てくれた。
まだ、小さな赤ちゃん猫は哺乳瓶で飲ませるには小さ過ぎた。

「明日まで待つかなぁ?」
姉が母に覚悟をするように告げる。
母も私も、多分もうダメだろうと覚悟をしていた。

朝一番に母から電話。
「まだ生きてるよ。ティッシュにミルクを浸して口元に持って行くと吸ってくれたよ」

きっと、産まれてから初乳を飲んでいたのと、この子の生命力が強かったんだろう。
小さな体で一所懸命、生きようと鳴いて知らせたんだから。

こみみは15歳まで生きる事ができた。
うちで飼われて幸せだったかどうかはわからないけど。
寝る時は母や私の腕枕で眠り、時々、腕を吸って甘え、とても可愛い猫だった。
猫って可愛い


こみみ女王様


横になると腕の中に来るこみみさん


おまけ2
 
 溜席の妖精がいなかった。
炎鵬もコロナのせいで休場。
秋場所、楽しくない
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なんどめだカミナリ

2021-09-07 04:09:00 | かりなハイ
とうとう完徹をしてしまった…

夜中の3時ごろから、かりなの様子がおかしい。嫌な予感全開だ。
そろそろ寝ようと思ってたのに。
いつもなら、ケージの中で寝息をたてて大人しく寝てるはずが、大きな目をグリグリさせ落ち着きがない。

暫くすると、ピカッと稲光。
その途端にガリガリとケージを掻き出した。
すでに目は正気を失っている。

怪我をさせてはいけないと、ケージの扉を開けると、弾のように飛び出して、ダダダダとガラスの引き戸に向かって逃げようとする。
引き戸がレールから外れて、ガシャーンと大きな音を立てた。
「何処に逃げようと?」
仕事がある姉と高齢の母を起こしたくなかったのに、かりなはフンガフンガ荒い息をしながら、部屋の外に出ようと暴れる。
倒れそうな引き戸を戻さないと、倒れたらガラスが割れる…でもかりなを押さえ付けないと何処に行くかわからない。

その時、母が起きて来た。
「良かった。助かった」

それから朝の8時位まで、雷が遠のけば大人しくなり、近付けば暴れるの繰り返しで、居座り続ける雷に、一睡も出来なかった。

この日の流血。
かりな、右前足の親指のつめが剥がれて流血。
飼い主、かりなの爪で右膝に引っ掻き傷。

なんと、次の日も2時間眠った所で雷。
朝まで鳴り止まず。

「なんどめだ?カミナリ」

この日の流血。
かりな、ケージをかじり、口の中を切り流血。
飼い主、左腕引っ掻かれ流血。

飼い主は、バイクの音や、車のアイドリングの音も、雷の音に聞こえ、かりなが暴れると思うとドキドキと動悸がするほど、神経質になってしまった



おまけの話

友達の保護猫を貰ってくれると言うので、姉のお友達の娘さん家族の家へ猫たちを連れて行った。
ケージ、おもちゃ、爪とぎ…何もかも用意されていて、猫ちゃんたちは幸せ者だ。

小1と、幼稚園児の2人のまごのおばあちゃんである姉のお友達は「みんみん」と呼ばれている(餃子か?)
と言う事は、私は「なんなん」で姉は「りんりん」友達は「かんかん」…
パンダかっ

今は、お試しのトライアル期間。正式に飼って貰えたら、ねこちゃんのシンデレラストーリーが始まる。



借りて来た猫


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