いつ産まれるのですか？いいえ、これは肉です。

日に日に大きくなるお腹。

避妊しているから、中にいるのは脂肪。

　妄想中

かりなは母に甘やかされ、気が付くと仲良く何かを食べている。

「人間が食べてる時に何もあげないのは可哀想」

　そんなこんなで、食事中、気付くと母の隣に座っている、かりな。

「やめて」と言うのに、自分の食事の中のお肉をあげる母。

貰えるのを確信し、母に甘えるかりな。

「ダメだ」と言うのに、エプロンのポケットにおやつを隠し持つ母。

そして、かりなはいつの間にやら白ブタに。

５、６年前に近所のスーパーで、太り過ぎて円柱を横にした様になった犬がいた。

連れていた飼い主のおじさん曰く、

「おやつを欲しがるのにあげんかったら可哀想やけん、こげん風になってしもうたとよ」

　全く、うちの母と同じである。

「死んじゃうからね」

　私が言うと、

「好きな事して生きてる方がかりなも幸せやん」

　

まるで自分の事と重ねる様に、母が呟いた。

茶筒柴犬

★おまけの話★

プーチンの暴走が止まらない。

友達が「みんなで悪い念を送って、プーチンを止める事が出来たらいいのにね」と言ってたけど、その念をも吸収して、より恐ろしい事をしでかしそうなプーチン。

馬鹿に付ける薬はない

チルチルミチルジョーミチル

明け方、ケージの中でかりなが暴れ出す。

何で暴れているのか⁈

余りにも眠いのでシカトする。

少し眠ったけど、かりなが暴れるのが気になって目が覚める。

また、血だらけなんだろうなぁ。

と、また眠る。

少しまどろむ…まだ暴れている。

片付けが大変だなぁ…でも

もう少し寝よう。

何だか、うるさくて眠れない。眠いのに眠れない。

テレビをつける。

めざましじゃんけんの１回目をやっていたので勝負する。

負けた。

まだ、暴れるのを止める気配がない・・・

気が付くと２回目のじゃんけん。

じゃんけんぽん…

また負けた。

何だか、面白くない…おもしろい（尾も白い）犬が暴れているのに（座布団１枚）

仕方ない、起きよう。

色んな葛藤が渦巻く中、起きる。

かりなの悲惨な状況を、すぐには見たくないので、メガネを掛けないでパジャマを着替える。

仕方なしに、しつこく暴れるかりなを見る。

思ったより破壊活動をしてない様だ。

補強が効いているからか？

血で汚れた顔と前足…バカ。

取り敢えず、周りに飛び散った血を拭く。

かりなをケージから出して、顔と前足をウェットシートで拭く。前足の肉球が腫れている位で怪我はない様だ。

少し落ち着いたかりなは体を舐めまくる。

血は歯茎からかな？

ケージの上に置いたお風呂マットが引きちぎられ散乱しているのを拾う。補強が１枚外れかけているのを結束バンドで留める。血だらけのマットを１枚捨てて、あと２枚の血を吹き、掃除機をかける。

因みに暴れた理由は雷だった。

…しんどい雷の季節に突入するのが、何よりも辛い飼い主なのでしたぁ（きょうのかりな）

この日のめざましじゃんけんは１分け３敗で惨敗だった

★おまけの話★

この日、お散歩から帰って前足を拭いていたら、いつの間にか出来てた血豆が破け、かりな汁ブシャーと飛び散り顔面に直撃した。

ホラーだった

余りにも悲惨な朝だったので、ロト６を買ってみた。

外れた

２００円返せ！！

「犬もバカなら飼い主もバカ」

　と言うお話。

お後がよろしい様で。

吠える犬と少し怖い話

お散歩の途中で会う犬がいる。

Ｈさん家のリキ君だ。

リキ君は、立派なリキ君仕様の庭に放してある。ただし、時間はマチマチで、会える時もあるし会えない時もある（お坊ちゃまのリキ君は殆ど家の中にいるみたいだ）

仔犬の頃からの顔見知り？で、リキ君とは仲良しだと思っていた。

が、最近は何故か嫌われてしまった。

元々、好き好きと言う感じではなかったのだけど。

そして、この所のリキ君のマイブームは、私たちを見つけるとジャンプして、囲ってある高い塀から顔を出し威嚇する事だ。

最初はビックリしたけど、今は楽しみになった。

２、３回、繰り返したら、私たちの帰る方向にある門扉まで回り込み、そこで待っていて、私たちが来ると再び吠える。

ジャンプして塀から顔を出すリキ君（恐い顔だなぁ）

仲良しだったのに…

「リキ君、何か悪い事したかな？」

　吠える。

「リキ君、番犬のお勤めだから吠えるんだよね」

　吠える

「リキ君、どっちが嫌いなの？」

　少し考えて、やっぱり吠える。

かりなを指差して

「この白ブタが気に食わないんだよね」

　吠える。

あゝやっぱり、かりなが嫌いなんだ、

飼い主、妙に納得してその場を離れる。

帰って、母にその事を話すと、母曰く

「リキ君の嫌いなのはどっちの白ブタなんだろうね」

★おまけの話★

少しだけ怖い話。

夢を見た。

母が、不機嫌に勢い良く戸を開けて言った。

「何回起こせば起きるとね？お父さんは先に行って待ってるってよ」

狂犬病予防注射

狂犬病予防注射の季節となりました。

「あたい、行かないワン」

　抗うかりなを引っ張り…

と、覚悟していたら、家の前でお散歩中の白いラブラドールを見つけたかりなさん。何故か大っ嫌いな白い犬（テメーも白いくせに）を、例のごとく

「フンガフンガ」

　と、唸りながら追いかけて行き、途中まで我儘を言わず、重戦車の様に歩く。

ラブがいなくなると、自分の立場に気付いて、イヤイヤと抵抗し始める（バカ）

予約の時間がないので結局は抱えて連れて行く事に。

でもラブさんのおかげで、今回は少しの労働で助かった。いつもの事ながら、かりなの我儘には辟易している。

しかもっ！



かりなは、ワクチンを打った２ヶ月前より５００グラム以上太っていた（診察台から逃げようと暴れるので体重がはっきり量れなかったのだけど）

少しは飼い主の衰えている体力を考えて欲しい。

「筋肉モリモリだね」

　と、かりなの太もも？を触りながら獣医さん（実に美味しそうだ）

１０歳と５ヶ月、まだまだ我儘が続くであろうかりな。老化が止まらない飼い主との闘いは続くのである。

　↓注射を終え病院の前で大人しく？姉を待つかりな

★おまけの話★

桜咲く春…そう、そんな季節。

かりなのお散歩中、からすのまぐわい（交尾）を目撃。

それも、民家の玄関先で。

「ギャーギャー」

　と、言う鳴き声に、かりなが足を止め、曲がる道の反対側を見つめる。

庭の２羽のにわと…いや、カラスが恥ずかしげも無く（当たり前か）戯れるのをかりなと出歯亀する

５分位、経っただろうか？小さい方のカラス（メス？）が飛んで行く。それを追いかけるように、クチバシに（メスの？）羽毛を咥えた大きい方のカラスが飛ぶ。そして、高い電柱のてっぺんに止まり、咥えた羽毛を放つ。

その羽毛は上昇気流に乗り、真っ青な空に吸い込まれていった。