膀胱炎 （食事中は読まないでね)

かりなが鳴く。

雷かな？と思い、アプリの雷レーダーで確認。
…雷ではない。
また、こないだみたいに訳の分からない物に怯えているのかな？とも思ったのだけど、お腹が痛いのなら可哀想なので、慌ててハーネスをつけて出掛ける。
庭に出るとすぐにおしっこをした。
おしっこだったのかな？
もう少し歩く。
と、またおしっこ。
もう少し歩く。
うんちかと思いや、またおしっこ。
どうも２回目以降、おしっこが出てないみたいだ。
確かめてみると、少し出たおしっこに血が混ざる。

やばいっ！
かりなに何かあったらどうしよう！？
色んな不吉な事が頭を過ぎる。
今まで、不細工やバカ、ボケ、カス…(酷いな)と、なじった事を後悔する。
もっともっと可愛がれば良かった…等々、考えながら家に帰った。
母にその事を話すと、
「膀胱炎じゃん」
サラッと流す。
「これからは、悪口は言わないで可愛がりなよ」
そう母が言うと、かりなが、上から目線でこちらを見ていた。
なんだか分からないが反省

後日、病院で「膀胱炎」と診断される。
最近、雷が続いたので、そのストレスからかも知れないとの事。

相変わらず、我が儘放題のかりな。
「かりなのボケナス！」
いつもと変わらない日常に戻る。