ブルゴーニュにうってつけの日/ANGEL'S SHARE

世の中にワインと称するお酒は数あれど
やっぱりブルゴーニュに勝る銘醸地は無しと
思うワイン日記

将棋ソフト“ボナンザ”のこと

2005年11月16日 | Weblog
瀬川さんは見事プロ試験に合格した。1ファンとして喜ばしい慶事だった。ところで
週刊誌にボナンザなる将棋ソフトの事が載っていた。カナダ在住のソフト開発者が
開発したフリーソフトでアマチュア5,6段の棋力があるらしい。しかも開発者の棋力は自称11級と殆ど素人同然だそうだ。早速ダウンロードしてみた。
随分指していないが、中学生の頃に地元の新聞社主催の大会に出て当時の中学生県代表や
高校生に勝ってベスト8になった事がちょっと自慢。当時ならアマチュア3,4段はあったと思う。中学卒業して以来盤駒使って指す機会は殆どなかったがNHKの将棋番組や
雑誌は時々見ている。いくら強いていってもコンピューターにはまだまだ負けないだろうと思ってビール呑みながら夜中に指し始めたらいきなり5連敗、特に5局目ようやく勝ちかなと思った局面でヒョイと香車を上がられてコッチの寄せが完全に切らされているのが
判って愕然とした。日を改めて再挑戦、今度はシラフでやったが又あっというまに10連敗ぐらいした。精神的にきれそうなところでようやく1勝、うれしくなってすぐsaveした。1勝したあとはコツが解かって結構連勝出来たが、うわさどおりの強さだと思う。プロでも時間にハンディつけて対局したら結構厳しいのではないか、たとえばプロ30秒将棋VSボナンザ無制限だったらかなりの数のプロが負けてもおかしくない。もしプロ10秒のハンディなら羽生でも10番勝負したら1局ぐらいはやられる可能性が無いとも限らない。こりゃ将棋連盟がメディアに晒されるところで許可なくプロがコンピューターと将棋指すこと禁止した理由が良くわかる。コンピューターが名人を倒す日がくるのはまだまだ20年ぐらい先だと思っていたがこんなソフトがフリーで登場してくるのなら数年以内に出てきてもおかしくない。このソフトも勝ったときは相変わらずコンピューター独特の無意味な手を指して自爆したが、それでも数年前までの市販ソフトとは指し手の質が全然違う。ある意味人間の手を越えたような知性を感じる手を指されているような気が何度もした。単なるDATAの集積が開発者の想像を越えたゴーストを生んでしまう。現実がフィクションの世界を模倣する。そんな漫画の世界の話が本当に起きることがあるのだろうか?しばらく夢中になりそう。
www.geocities.jp/bonanza_shogi