酒と地域と近代化遺産・庵田の日常雑記

『地域文博・高炉館』管理人庵田の、愚痴と嘆きとどうでもいい日常。

直方駅舎解体問題について

2006年07月18日 21時33分41秒 | 近代化遺産
直方駅舎を建て替え、新駅舎にしようという動きがあるようです。
http://news.goo.ne.jp/news/nishinippon/chiiki/20060714/20060714_local_FH_001-nnp.html
(西日本新聞7/14記事より)

このような問題で毎回私が思うことですが、毎回駅舎の改築に関しては便利が良くなる云々というコメントばかりが目立ち、デメリットや資金面の問題に関しては一切意見が出てきません。
これは、市役所サイドの意見が報道の大勢を占めることで、反対意見を封じる効能の成果物と言えるでしょう。
建て替えれば、便利が良くなるのは、言ってみれば当たり前の話であり、昨今の財政難の中で、それより改修・バリアフリー化すれば安く長持ちし利便性が増す、なんてこと考えないのでしょうかねぇ。

現在ある駅舎について以前私が書いたコメントは、以下の通り。
http://bunhaku.hp.infoseek.co.jp/heritage-nogata.html#noga-s
初代博多駅を移設したものとの説があり、これが本当であれば、九州鉄道史の中で極めて重要な存在となることは間違いありません。
それでも、建て替えるのですか? 直方市民の皆様に問い掛けたいです。日本産業の中心であった時期の象徴を、自らの手で壊すのですか、と。


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3 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
駅舎 (いしや)
2006-07-20 00:01:31
香春駅の駅舎は放火され焼失しましたので。改築賛成も反対もありませんでした。



趣のあるモダンな建物で、見かけに比べ中は広く、ホームや線路も含めて歴史の流れの留まりを感じさせる場所だったのですが、今はそれに似せて作った小屋のような駅舎があるだけです。かつて硬券を渡してくれていた有人駅も、今は無人駅だそうで。



駅舎と言ってもバスの待合所みたいなものでしたが、一抹の寂しさは感じますね。
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香春駅舎の悲劇 (管理人庵田)
2006-07-20 00:20:58
香春駅舎に関しては、その建築学的な価値が十分に認められていたため、コミュニティスペースとして修復工事に入っていたところ、「なぜか」火災の被害にあったとの話を伺っています。

そういう強引な手法も何となればまかり通ると言うことでしょう。あまりにも詮無い、せっかくの田川地域の先進的な文化(図書館・美術館の取り組みを中心としたもの)がバカにされる悲劇だと感じました。

保存問題は得てして、強引な手法がまかり通ります。それが如何ともしがたく、何ともはやです。
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お詫び (中村幸代)
2006-08-16 15:29:02
初めての体験でしたので貴重な画面を汚してしまいました。どうぞ削除をお願いいたします。

それにしても魅力的なページ楽しく拝見させていただきました。有難うございました。
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