酒と地域と近代化遺産・庵田の日常雑記

『地域文博・高炉館』管理人庵田の、愚痴と嘆きとどうでもいい日常。

「近代化産業遺産総合リスト」について

2006年04月26日 22時59分06秒 | 近代化遺産
うちのサイトのコンテンツ、その主力部門となってしまったのが、近代化産業遺産総合リストです。

そのおこりは、「北九州地域向上委員会」コーナーが単一コンテンツで大盛り上がりしていた頃に遡ります。
「北九州だけでやっていたら、(個人的に)伸び悩む、、、」と考えた管理人が、当時研究分野として気になっていた近代化遺産関連情報を取り扱うべく造ったコーナー「産業考古学研究室」での自分自身の備忘録として開設したのが始まりです。

最初のうちは、まあ、旅行でぼちぼち撮った写真を並べるだけでお茶を濁す予定でした。んが、自分の凝り性が大きく邪魔をいたしまして、訪れる地域内の構造物は出来る限り全て撮りたいとか、付帯情報は出来る限り詳しく掲載したいとか、もう金と時間を浪費しまくったコンテンツに仕上げられてしまい、現在に至っています。
コンテンツ紹介がやたら直球なリンク先は、「データの詳しさは必見」なんて事を書かれているように、現在は研究用便利コンテンツとして使われているのですが、私への事実確認も無しに、さらっとそのままのデータだけ使われているのは、正直あまり良い気分はしません(私が学会レベルで使えるような引用の仕方に拘っているのが、そもそもの問題)。表面上記載したデータは、確かに各種文献をまとめただけですから、そう文句を言える立場にないですがね(ただ、労力くらいは察してください)。
 が、NPOの調査で判明した事実(「岡田医院」と「三宜楼」、及び「錦町公民館」)に関しては、報告書提出以降にデータを記載しているという手続をとっており、そのまま「新事実」として学会発表した奴は、徹底的に糾弾できる様にはしております(要は、大学の人間は気を付けろ、ということです)。
、、、すみません、また余計なことを、、でもちょっと言いたかったんですよぉ。
私が散策や旅行ついでに得たデータに関して、差し障りのありそうな建物はあまり表に出ないよう配慮していますが(近代化遺産報告書等に既に掲載しているもの・工場や商店建築に関しては、除く)、この度、北九州市における研究成果(遺産リスト)の一部が公開されることになりました。
いったいどこで明らかになるか、公表日が確定してからここで先行紹介したいと思います。

福岡県や他地域でも撮り続けそのままにしているファイル、山のようにあるのですけど、これ上手く活用できませんかねぇ(行政の担当者に物欲しそうな目で)。


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