「胆石、胆のうポリープが消えた!」実現のための奮闘記

胆石、無数のポリープを指摘され、胆のう摘出を薦められるも拒否。試行錯誤の末、無事胆石除去に成功したある個人の記録。

肝臓病の「常識」を疑え! 世界的権威が説く肝臓メンテナンス法

2010年03月22日 14時24分27秒 | 本の紹介

肝臓病の「常識」を疑え 肝臓病の「常識」を疑え! 世界的権威が説く肝臓メンテナンス法 (講談社+α新書) (新書) 840円。高山 忠利 (著)

ツイッターのレコメンドBOTに「胆石」と入れて、どんな本が推薦されてくるのかと思ったら、この本だった。ぱらぱらみて、正直胆石自体に役立つ情報は無かったが、肝臓病という事では非常に参考になると思い、購入。面白かったのであっという間に読んでしまった。

内容説明では「間違いだらけの「肝臓病の常識」を正す! 酒はダメ、レバーを食べろ、痩せれば脂肪肝は治る・・は全部間違いだった! 肝臓外科の世界的権威が、酒の飲み方から最新の肝臓がん治療法まで徹底解説」。と書かれている。

大抵の場合、肝硬変や肝がんなど、肝臓の病気は、アルコールの過剰摂取など肝臓を酷使する事による事が原因と思いきや、実は肝臓病はアルコール性からくるものは比較的少なく、殆どが、B型、C型などウイルスにより発症する事が多いという事は、一般的知識なのだろうか。

もちろん、ウイルス性の怖さもあるが、少なくても左党の方々はちょっと安心するところではないだろうか?
著者は、20年以上の肝臓病の外科医として沢山の手術経験から、肝臓病に関する一般的な誤解を解くことから始まり、脂肪肝のあれこれとその怖さ。肝炎の段階型モデルやB型、C型の説明と最新治療法方法、肝がん全般の進化する治療について、平易な文章で解き明かしてくれている。

お酒を飲んで顔が赤くなるのは日本人をはじめとするモンゴル系の民族、東洋人だけだなんて、ご存知でしたか?東洋人は欧米人と同じように水のように酒が飲める体質ではないので、せいぜい1日ビール中瓶1本や日本酒1合程度にしておく、というのは、耳が痛い話。

C型肝炎や慢性的に肝障害がある方には鉄分が有害なものとなり、レバーやホウレンソウ、納豆、シジミ汁、ドライフルーツ、青汁、ウコンが良くないものだという事。
この辺りは、ちょっと驚きですが、無知がいかに怖いか私たちに警告してくれる。
鉄分が良くないのは、あくまで肝機能に異常がある方。
健康診断でGOT、GTPの数値がずっと80U/ℓ前後、もしくはC型肝炎ウィルスのキャリアの方、
アルコール性肝炎、脂肪肝、慢性肝炎や肝硬変の人は、肝臓から鉄分を抜いたほうがいいそうです。いやー、私も昔正反対の事をしていました。怖いですねえ。

この本を読んで改めて思った事は、
・当たり前ですが、お酒の過剰摂取は避ける事。
・脂肪肝であったなら、完治させる事。無理なダイエットでも逆に脂肪肝になります。
・とにかく、ウイルスのキャリアではないか、検査をきちっとする。
・肝臓に優しい生活を心がける。
・肝臓病になったとしても、あきらめない。

こんなところですか。
ちなみに、私は先日も血液検査をしましたが、「全ての数値が基準値」でした。以前の数値からはとても信じられない程の回復ぶりです。
もちろん、今は数値に問題がなくてもC型等はキャリアである可能性も否定できませんから、検査をしなくてはいけない事はそうらしいですが。

とにかく皆さん、素人判断は危険です。皆であえて、病院に頻繁に行きましょう!

840円で、取り返しのつかない事態を回避出来る可能性が高いです。
保険金払っているよりこっちのほうがお得だと思います。

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