「胆石、胆のうポリープが消えた!」実現のための奮闘記

胆石、無数のポリープを指摘され、胆のう摘出を薦められるも拒否。試行錯誤の末、無事胆石除去に成功したある個人の記録。

みつばちのささやき

2009年11月06日 18時30分00秒 | 映画の紹介
今日の日本経済新聞の文化面40P。
写真家の港千尋氏が、先日亡くなった思想家、哲学者のレヴィ=ストロースの死を悼む追悼文を寄せておられた。
その中の冒頭に蜜蜂のささやきについて(映画ではなく語源)の一文があった。
ちょっと引用してみますと、
「フランスのある田舎では昔、誰かが亡くなったとき、司祭が蜜蜂にそれをささやき、村に告げるように言ったという」。

「みつばちのささやき???」。そう。既に30年以上前の作品で地味ですが、追悼文を読んで、同タイトルの映画のことを思い出しました。
この映画が好きという方は多いのではないでしょうか?
満員電車の中、あの美しい映像美がぐるんぐるんに!
と同時に、「そういう意味だったんだ!」と。(遅いっつーの)

まずは復習。
1973年のスペイン映画。監督は、10年に1度位しか作品を発表しない寡作の映画作家、ビクトル・エリセ。
スペイン内戦が終結した直後、1940年の中部カスティーリャ高地の小さな村を舞台に、6歳の少女アナと双子の姉イザベル他家族たちの日常を描く静かな映画。

残念ながら「まだ観ていない」という方は、この週末レンタルビデオ屋さんで借りてみて下さい。決して血沸き肉踊る作品ではないですが、癒されたい方にお薦めです。
amazonのDVDBOXのwebページに書かれていたあらすじには、
「題名『ミツバチのささやき』とは、アナと姉イザベルが夜、ベットの中でささやく声」。と書いてありました。
うーん。まあ、映画的にはそういう意味で、俯瞰的には前述のような意味なんでしょうかね。
いずれにしてもとても美しい、綺麗な「タイトル」ですよね。

人が死んだら蜜蜂が、草花や動物たちにその死を周辺に囁いてくれたなら。
ホントいいですよね。
今は、会社勤めなんかしてると、FAXかメールですからね。

港さんの書かれている通り、ストロース氏の死は、彼が愛した動植物をはじめ弱き者達から、その偉大な業績によって本当に知らされたかもしれません。

私が死んだら、どうだろう?
皆さんが亡くなったらどうでしょうか?

是非、業績別ではなく(汗)、万人に平等だといいなあ。。。

ps.作品画像はamazonからです。

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