「政治を国民の手に」国民会議

政治を国民の手に取り戻すために、腐りきった菅政権や検察、裁判所などの実態、権力と癒着したマスコミの横暴を暴きます。

自民党とミートホープは同根

2007年07月06日 | Weblog
豚肉や鶏肉を混ぜて偽の牛ミンチ肉を製造したミートホープ社が警察の取調べを受けている。食の安全を守らなければならない食品メーカが、裏でこのような偽装や不衛生な行動を20年にわたって行なっていたとは信じ難い話である。また今回の件で農水省や道庁に向けて内部告発が4回もあったのに行政は無視をしたと批判されている。

この意味するところは裏社会と親密な食肉業界と行政の癒着を示唆しており、当然のことながら食肉業界から政治献金を受けている与党政治家も関与している可能性はある。このような偽装は食肉業界で広く行なわれている可能性もあり、各社はミートホープ社以外に飛び火しないよう証拠隠滅やマスコミ、警察への根回しも入念に行なっているだろう。

ところでよく考えてみると安倍政権や公明党も「100年安心の年金」と言いながら、裏では年金消失などの問題を隠しまくってきた。この年金偽装が国会で民主党にバラされ大騒ぎになったが、この件もミートホープ社の偽装と根は同じである。それどころか社会的責任や社会コストの大きさやを考えるとミートホープ社の比ではないだろう。

ミートホープ社の田中社長は「販売店も悪いし、半額セールで喜んで買う消費者にも問題がある」と責任転嫁していたが、安倍総理や自民党も「菅民主党や自治労が悪い」と同じ事を言っている。どうやらこの国では総理大臣を筆頭にホリエモンや村上ファンド、コムスンの折口社長など組織の責任者が「偽装」「嘘」「責任転嫁」まみれになっている。

どうやら小泉政権以来、政治家は利権を追求し企業家は利益を追求するあまり、裏社会と組んだり不正を行なうなど社会的責任に対する認識が疎かになっている。国民も「綺麗な言葉」に乗せられ政府・自民党を支持し、また表面的事象だけを捉え「民主党では頼りない」と自民党を選択してきた。

このような拝金主義の社会を生み出した政府・自民党の責任は大きいが、結果の最終責任は彼等を選択してきた国民にあるだろう。果たして国民は田中社長の金権体質と同じ体質を持つ安倍総理や自民党、公明党を選択するのか、それとも従来の癒着体質を断ち切り新しい政治を選択するのか、参議院選挙まであと1ヶ月である。