「政治を国民の手に」国民会議

政治を国民の手に取り戻すために、腐りきった菅政権や検察、裁判所などの実態、権力と癒着したマスコミの横暴を暴きます。

選挙で政治家の嘘を見抜け

2007年07月16日 | Weblog
第21回参院選が7月12日公示され29日の投票日に向け激しい選挙戦が始まった。今回は与野党どちらが過半数を制するかが焦点となっており安倍総理と小沢代表にとって進退を賭けた初の本格的国政選挙である。与党が過半数を維持するためには64議席獲得が必要だが、公明党が13議席を維持すれば自民党は51議席以上の獲得が必要だ。

しかし野党である新党日本の荒井広幸、民主党会派を離脱した松下新平らが選挙後自民党に組することは確実であり、さらに国民新党も「閣僚ポスト」と引き換えに自民党に協力する可能性も高い。そのため安倍政権は45議席とれば無所属議員も加え過半数を制することは可能だと踏んでいる。

与党に逆風が吹いているとはいえ、自民党の前回獲得議席が49議席であるので45議席獲得はそんなに難しくはない。一方野党議員の与党への鞍替えを考慮し小沢代表は民主党の獲得議席ラインを50議席から55議席に引き上げた。しかし民主党の前回獲得議席が50議席であるため、これはなかなか高いハードルである。

ところで民主党の戦い方を見ていると「年金問題」や「政治とカネ」「格差問題」「農業問題」などで実に正しいことを言っているのだが全般的に言葉足らずでインパクトが弱い。それに比べて自民党、公明党は「出来ないことは言わない」と言いながら嘘八百を並べ立て国民の支持を得ようとしている。

例えば年金問題でも自民党は選挙が終われば「年金はたいしたことはない」と闇に葬るつもりだろうが、選挙前は「国民は心配ない」と繰り返し絶叫している。また公務員改革の「新・人材バンク」でも骨抜きにしておきながら「官僚の抵抗に対し政府・自民党が戦っている」とパフォーマンスする。

民主党には自民党のように嘘を言えとは言わないが、せめて嘘を論破するくらいの迫力がほしい。また小泉前総理が街頭で「年金は心配いりません」と演説したのを聞いた聴衆が「これで安心した」と言っていたが、国民も政治家の嘘を見抜く力を養わなければ政治家にいつまでも「家畜」扱いされてしまう。