或る双子座の日々

這是一個雙子座的生活日記。
つれづれなるままに

心、しおれる

2010年04月13日 | 帰国後ママのくらし
入園式でしおりを渡されると、そこには色んな指示項目があって
雑巾三枚、ゴミ袋3枚、教材すべてとスモックを持って明日の午後
開かれる懇談会に出席するように、そのとき役員や係を選出し、
その後1年間頑張ってもらいたい、おはようブックに生年月日に
始まり、住所ほか詳細なデータを記入・・・(以下省略)

そして、雑巾を買うのはバカバカしいという夫の意見に沿って
古タオルで「ミシンならし」をして作ったものを取り出してみる。

でも、雑巾を作ってみると結構使い勝手がよくて、いままでキッチンペーパー
やティッシュで済ませていた掃除箇所、自転車やこどもの遊び道具までガシガシ
拭ける。気持ちよいから使ってねといっておいたから、きれい好きの夫はハイ
ペースで使用していたらしい。6枚中2枚しか残ってなかった。
急遽、2枚作って、同じ色の雑巾3枚になるようにした。

それから、こどもの明日着る服の上下や靴下に名前をつける。
私服な分、名前付けが頻回。夫はデジタル系の好きなひとだけに
出来映えにうるさい。

こどものものによく使われる字体で名前を紙にプリントして、
それを見ながら何度も書いて練習。手書きでも淡々とした雰囲気が
出るよう工夫する。

なんか忙しい。
バタバタとしていてユックリしていられない。
時間厳守とあちこちに書かれていて、送迎バスがつく時間に合わせて
ドキドキしながら昨日、今日を過ごしている。

昨夜、夫から正論が出て、もともと精神的に圧倒される感じでクラクラ
してただけにへこんだ。もう、今日は朝から何もしたくないくらいへこんだ。

それでもようやく覗いたお日様に気をよくして、朝から洗濯機を
回してシーツや布団カバーといった大きいもの片付けた。でも、
ふっとよみがえる夫の言葉。

「でもさ、確かに細かいよ、細かい指示が多くて大変だ。だけど、
大変といったってするもんだよ。それくらいするもんだ。もし、
それがすごく辛いっていうなら、それだけ君が社会から離れて
暮らしてたってことだよ、仕事してたらコレくらいは普通に
こなすもんだよ。これくらいで忙しいとはいえない。これを期に
キミも生活を改めて、とにかくこどもに規則正しい生活をさせて。」

正論て、キツイんだね。
ワタシから正論で慰められて嫌な思いをしたことある友達いたら
この場で謝る。ごめんね。

苦しいときは、ただ、そうだね、うんうん、て頷いて疲れたよね、と
言って欲しい。それだけだったろうね。ごめんね。


「社会性のなさ、新たな環境に対処する力、適応力のなさ」をご指摘されたと
自分で解釈するともうムシャクシャが止まらない。落ち込んで、ムシャクシャして
また落ち込んでの繰り返し。

これまで頑張ってきたことはとといえば、育児が始まってからは、生活ペース
を以前と同じにしようと意地をはるのはママのエゴかな。生まれて来た子が
いるからこれができないこうできないなどというのはおかしいな。この子は
悪くない。この子より大切なものはない、欲張らない、今日はココまで
出来ればヨシと自分に唱えてきた。

セカセカと何かをし続けていなければならず、働いてお金を得ていなければ
肩身が狭いといわれる現代社会にあって、ハイ、贅沢ながら家に残って
「子育てに専業できる」自分の恵まれていることに感謝してきた。

あれやりたい、これやりたい、は全部しまって。こどもの「やりたい」を大切にして
きた。頭ごなしはいけない、分からなくても省かない、と肝に銘じて「してはいけない
こと」が「なぜダメなのか」を丁寧に説明してきた。

時に大人のペースで何でもやりたくなってイライラして怒ったり、こどもが
さびしそうでも家事を推し進めたり、しなかったわけじゃない。
ワタシは、聖母じゃない。いっぱい転んで痛い思いして、考え込んで、
それでも目の前のこどもをかわいいと思う一心で過ごしてきた。

自分時間をペースダウンして、ゆっくりした子ども時間を共に過ごす力を養い、
たいていの出来事に「私がやらなきゃ、これは片付かない。ママのお仕事。頑張る。」
ってやってきたこと全部、「バカになる訓練」してたみたい。
これじゃ、「子育て暮らしで頭の線が緩んだ中年女」というステレオタイプに
ピッタリあてはまる大人になったみたい。


今年、35歳になる。
自分はいったい何処に向かっているんだろう。

コメント
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