或る双子座の日々

這是一個雙子座的生活日記。
つれづれなるままに

香りのことであれこれと 3

2009年07月14日 | 2007-12 帰国後つれづれ
結局、妊娠した頃を境にして大の香水好きにも変化が・・・
つわりのときには、香りというものが苦手になるのは良く知られた話
ですが、結局、出産してからも気分転換に使えるのはもっと優しい香り。

フルーツ系のライトなもので、ボディケア用のバスラインと呼ばれる
あたりの製品しか受け付けず・・・

唯一違和感なく使えたのは、それまで買うことのなかったコロンでした。
それも、手持ちの香りに飽きてきたころ、リフレッシュのつもりで買い求めた
割に長続きせず、そのまま使っていなかった代物。

コットンの香りという、干したての布団とベビーパウダーをあわせたような
嫌味のないドライな香り。そのコロンが一番素直に手に取れたうえ、買って
あってよかったとすら思いました。

パフュームは強く香りすぎて自分が酔いそうになること、コロンでは
軽すぎて香りがすぐ飛んでしまい10代の子じゃないし・・・と、
トワレを買い求めてきたそれまでを考えると驚きの変化。

その後も、何度か、出産前に好んでつけていた香水を試そうとしたのですが
やはり以前のような好きな香りに包まれる嬉しさが飛んでしまいました。
すっかり、「ああ、この香水、ちょっと今の気分と合ってないなぁ」という
違和感ばかり。

しかし、コロンとて「手持ちの香水に比べればいいが、これが好き!と
嬉しくなるような元気はわいてこないし・・・」とくさくさする気持ちが
続きました。

どうして、美しい香水瓶が並ぶドレッサーの前で「つけたい香水がない」
と悩むのか自分でもうまく説明できませんでした。

香水好きの奥さんを元気付けるために折に触れて香水をプレゼントしてきて
くれた夫。「そろそろ新しい香りが欲しくて・・・」と切り出すと、毎回、半ば
不機嫌になってしまうので何度も頓挫。

その後、彼自身が手持ちの香水に飽きて、季節にあった香りを購入するという
態度を軟化させてくれる追い風がありましたが、やはり説明が難しかった・・・。

うんうん考えているうちに、あとは堰を切ったように、そうだったんだ、
そうなんだ、と自分で自分に納得してしまうほど気持ちがあふれてきて、
ようやく彼を納得させました。


・オフィス向きの香りを考えて探していた独身時代のもの、出産前の子ども
 のいない生活で愛用した香りに心地よさが感じられなくなった

・香りで演出される華やぎ、香り選びに出る自分らしさの主張はもう要らない

・出産してから、科学的な香りをつけると頭痛がしてくるので、もっとアロマ系
 の自然な香りをつけたい

・子育て専業の自分には、子どもの可愛らしさより前面に出るような主張する
 香りが邪魔に感じられる

・花の香りをたくさん持っているけれど、どれも今となっては濃すぎるように
 感じられてしまう

・もともと汗っかきだけど、加齢のせいか、清潔には気をつけているが、
 とりあえず香水の助けを得るのも必要にも迫られている


そして、いよいよ週末を利用して、2駅離れたショッピングモールで
「これは!」と思える夏の香りを手にしました。

コメント
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