或る双子座の日々

這是一個雙子座的生活日記。
つれづれなるままに

監督インタビュー

2007年02月07日 | ハンガリー(各種オススメ)
ハンガリーの巨匠と呼ばれる映画監督といえば、イシュトヴァーン・サボー。

「メフィスト(Mephisto)」という映画が1982年のアカデミー賞最優秀外国
映画賞を受賞したことで世界的に有名なんだそうです。

ハンガリー語学校に通っていた頃、先生がもっとも熱っぽく勧めたことで
知り得ました。先述のメフィストがムリなら最近の映画、1999年の
「sunshine」を見よ!と。

日本では「太陽の雫」という詩的な邦題がついています。
何度も見なさいといわれながら、見られずに終わっています。

先生が力説するうちに、「sunshine」などサボー監督の作品を
クラスメイトのベルギー人やアメリカ人も見たと言い出して
身の置き所がありませんでした。

その頃丁度、2004年の映画「Being Julia」が上映されていたことも
あり、「英語が分かるんだからその辺の映画館で見ればいいのに」と
呆れられ、その後もたびたび「君、映画は見たか?」と問われていました。

「映画は英語だと細かい部分まで分からないから、日本語で見たいの。」
というと「内容はシンプルで案外分かるもんだから、四の五の言わずに
見に行けば?ハンガリーで映画見るの安いんだし。」といわれっぱなし。

欧州の人は議論というか、一つのテーマについて熱っぽく語り合うのが
好きなので、少人数の教室でアジア代表と化していた日本人の私の意見も
聞きたいのに「見ていない」ということで苛立っていたのでしょうね。

そのうちに学校生活を終えてしまい、私にとって気になったままの
2作品と監督です。

そんな私の経緯はさておき、先生が誇る、そしてハンガリーが誇る
巨匠監督の「Being Julia」が日本で2月10日から上映のようです。
(Bunkamura ル・シネマにて)

それにあわせて、監督のインタビュー記事が出ていました。
巨匠の写真とお話が見られるのは珍しいことかと思うので、紹介しておきます。

邦題は「華麗なる恋の舞台で」
第62回ゴールデン・グローブ賞
ミュージカル・コメディ部門 主演女優賞受賞作品

また、国際交流基金にて「分野別文化事情」のなかに、ちょこっとサボー監督に
ついて触れた記述がありましたのでこちらも参考まで。

当初、ハンガリーに来たばかりの日本人の私に「サボー監督を知らないのか?」と
迫られても、正直「知らないよー、しょうがないでしょう!」と思っていましたが・・・

ハンガリー人が敬愛する方なので名前を知っていると会話に困ったとき
良い話題になるかもしれません。
皆さんは、どれか1作でも鑑賞しておけるといいですね。



コメント (2)
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