2012年/台湾 <日本初上映作品>
カラー101分
中国語(日本語字幕)
監督・脚本:ヤン・イーチェン
監督:ジム・ワン
製作総指揮:シュー・リーコン
ジェシカ・チェン
製作:シュー・チアハオ
ハン・ツォン
オリバー・チェン
出演:ホアン・ペイジア
ポール・チャン
オウヤン・ルン
ジャン・シーイン
リー・チーチ
2012年台湾映画界の話題をさらった青春ラブコメディ。
双子のポーとミーを一人二役で熱演したのは第49回金馬奨新人賞にもノミネート
された新星ホアン・ペイジア。
初恋に揺れ動く乙女心や、アイデンティティを認めてもらえず葛藤する姿を
ハツラツと演じ、見る者の共感を呼ぶ。
ふたりに恋する男子生徒役には、『台北の朝、僕は恋をする』のポール・チャン、
そして新人のオウヤン・ルンを起用。
次世代のスターたちが、初恋の苦しさや大人の階段を上る姿を等身大の魅力で
表現した。本作は『星空』『LOVE』(いずれもOAFF2012)、『GF*BF』(OAFF2013)
を抑え、2012年台北映画祭でグランプリのほか最優秀脚本賞・編集賞を受賞。
双子だからこそ浮かび上がる個性と互いへのけん制、そして共に成長していく
姿がまぶしい感動作だ。
(第8回大阪アジアン映画祭公式カタログより)
* * * * * * * *
17歳の双子の姉妹ポーとミーは、身長も成績もバスケのポジションも同じ。
両親以外は誰もふたりの見分けがつかず、学校ではいつも「どちら?」と
聞かれ、ウンザリの毎日。
しかし、好きだという男子生徒がポーとミーそれぞれに出現し、ふたりも
初恋モードになっていく。
好きな男子に一人の人間として自分を認めてほしい姉のポーは、ある作戦に
打って出るのだったが・・・。
(第8回大阪アジアン映画祭公式カタログより)
* * * * * * * *
第8回大阪アジアン映画祭2日目の2本目に選んだのが、タイトルから面白そう
と思った、この『ポーとミーのチャチャ』。
チャチャってどういう意味なんだろ。
これは笑えて、ちょっぴりホロリとくる素敵な一本だった。
双子ゆえに2人でワンセットと見られたり、好きな人が自分達を見分けられ
ない怖さや、相手が片割れのほうを好きになるんじゃないかという不安な
気持ちになる様を笑いを織り交ぜながら描いてあって観ていて面白かった。
ポーを好きになった男子生徒が間違えてミーにせっせとポーが好きなメロン
パンを貢ぐシーンとか、ポーとミーの喧嘩をなだめようとした女子が二人
から口突っ込むなって怒られちゃうとことか、双子モノによくあるベタな
笑いどころが面白かった。
後、ミーを好きになった生徒がタピオカティーを健気に貢ぎ続けるも、
空回りする様とか、可笑しいけれどもその純粋さが微笑ましい。
原題は『寶米恰恰』。
“寶”がポーで、“米”がミーだから“恰恰”がチャチャかな。
ググったら「ぴったり」とか「ちょうど」っていう意味らしい。
「ポーとミーはぴったり」っていう意味合いかぁ。
そのまんまなタイトルだけど、内容に合ったイイタイトルだな。
お薦め度:★★★★☆(4/5)
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