イギリス/アメリカ
歴史劇/ドラマ/ミステリー
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ローズマリ・サトクリフの同名ベストセラーを「ラストキング・オブ・スコット
ランド」「消されたヘッドライン」のケヴィン・マクドナルド監督で映画化した
歴史ミステリー・ドラマ。
ローマ帝国支配下のブリテン島を舞台に、戦傷で軍人生命を絶たれた主人公が、
奴隷の青年を従え、父の汚名をそそぐべく第九軍団失踪の謎を解き明かす危険な
旅に出る姿を雄大な風景をバックに描く。
主演は「G.I.ジョー」「親愛なるきみへ」のチャニング・テイタムと
「リトル・ダンサー」のジェイミー・ベル。
(allcinemaさんより抜粋)
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西暦120年、名将フラビウス・アクイラに率いられ、カレドニア(現在のスコット
ランド)を目指して北進していた第九軍団の兵士5000名。
ところが、ローマ軍最強といわれた彼らが、名誉の象徴である黄金のワシと
ともに忽然と消息を絶ってしまう。
それから20年。アクイラの息子マーカスは戦闘で足を負傷し名誉除隊を余儀なく
される。
失意の中、ブリテン島北端の神殿にワシがあるとの噂を耳にしたマーカスは、
ワシを取り戻し父の汚名をそそぐべく、忠実な奴隷エスカを伴い、危険な北の
荒野へと旅立つのだったが…。
(allcinemaさんより抜粋)
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これは、大阪での上映期間を見逃してしまいDVDで観るかぁと思っていたんだが
出張先の映画館で上映していたので鑑賞することに。
見応えある内容で満足。
プロローグ部分のマーカスが砦の守備隊長としてブリタニアの先住民部族との
戦いが圧倒的で大いに見応えあった。
その後も大河っぽい物語かと思いきや、マーカスが負傷して名誉除隊したあたり
から、ブリテン人の奴隷エスカと二人でマーカスの父が奪われたという第九軍団
の黄金のワシを取り戻しに行くバディムービーの様相に。
ローマ人のマーカスと、部族長だった父をローマ軍に殺された奴隷のエスカ。
出生や身分は違えどそれぞれに誇りと名誉を重んじ、旅をつうじて絆を深めて
いくという展開で、まぁそれなりに見応えはあったんだが、ただエスカが抱え
持つ葛藤の移ろい様の描写がイマイチ弱かったのかなぁと感じた。
ハドリアヌスの長城が出てきたけど、ハドリアヌス帝といえば先月観た『テル
マエ・ロマエ』にも出てきた皇帝かぁ。
ローマでルシウスが風呂の設計してた頃の前後に、マーカスやマーカスの父が
ブリタニアで先住民と戦ってたのか。同じ時代だったのは意外だった。
これ、舞台はローマ帝国のブリタニアだけど、中国作品としてリメイクできそう。
時代は宋で、宋の将軍が長城を越えて遼に進撃するも逆に遼軍の反攻にあって
軍旗を奪われ行方不明。十数年後、その息子が父の汚名を晴らしに・・・って
感じで。
お薦め度:★★★☆☆(3/5)
クリックしてくださった方、ありがとうございます。
もしかしたら、こっちが本家かも。
親子じゃないけど、親友が汚名を晴らしに行くって奴です。
ハドリアヌス帝自身は出てきませんでしたが、ローマ風呂作ってた頃・・と思うと、面白いですね。
あんな地の果てに行ったら、風呂にでも浸かりたいでしょう。
コメントありがとうございます。
李陵の名前は知ってたんですが、そういうお話だったんですね。
「史記」は横山光輝の漫画を読んだ程度なんで、あんまり知らないんですよね。
あの時代、ローマでは風呂のことであれこれ
悩んでた人がいるかと思えば、辺境では現地
部族相手に国境線を守るために奮闘してた人
もいたりしたんですね。いまいちローマ帝国
とかこの時代の歴史には疎いので、この辺の
つながりとかが分かって面白かったです。