2011年/台湾 <日本初上映作品>
カラー131分
セデック語・日本語(日本語字幕)
監督・脚本:ウェイ・ダーション(魏徳聖)
製作:ジョン・ウー
テレンス・チャン
ジミー・ホアン
出演:リン・チンタイ
マー・ジーシアン
ビビアン・スー
ランディ・ウェン
ルオ・メイリン
安藤政信
河原さぶ
木村祐一
田中千絵
『セデック・バレ 太陽旗』に続く2部作完結編。
霧社事件に対する日本軍の報復とセデック族の葛藤、そして決死の戦闘を描く。
『スパイダーマン』のCGや『レッドクリフ』のVFXを手掛けたアジア人
スタッフによる戦闘シーンの映像は、台湾版『アバター』と呼ばれるほど
スケールが大きく、原住民の身体能力を最大限に表現している。
また、日本を代表する美術監督・種田陽平が、破格の規模の重量感あふれる
セットで戦前における台湾の日本風街並みを見事に再現。渾身の一大叙事詩に
強いリアリティを与えている。今まであまり知られることのなかった台湾での
抗日運動・霧社事件を再認識させるとともに、その奥にある人間の苦悩と意志、
原住民部族のアイデンティティと部族存続の行方を力強く描き、歴史に名を
残すであろう感動巨編。2011年度アカデミー賞外国語映画賞・台湾代表作品。
(第7回大阪アジアン映画祭公式カタログより)
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多くの日本人が殺害された霧社(むしゃ)事件に対し、日本軍は直ちに報復を
開始。武器や毒ガスによる鎮圧を行う一方で、親日派先住民を動員し、蜂起
部族の長の首に懸賞金をかけて部族の分裂を画策する。
(第7回大阪アジアン映画祭公式カタログより)
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第1部を観ておいて、第2部観ないわけにはいかないので観ることに。
前日、『熊ちゃんが愛してる』の整理券引き換えに朝並んでる時に、スタッフ
から『セデック・バレ 虹の橋』の自由席が40枚程度しか残ってませんって
聞いて、これはマズイと土曜の朝、雨が降ってるなか整理券引き換え時間より
も40分ほど早くABCホールに出向くことに。雨のせいか、並んでいる人が少なく
なんとか『セデック・バレ 虹の橋』の自由席整理券を入手することに成功。
滅びの美学ってやつ?
この手の、無理とわかっていても立ち上がざるを得ない男たちの滅びの物語は
好きなほうなんですが、今回はどうも最初から感情移入できないままの鑑賞と
なってしまった。
終盤、周りではすすり泣きがちらほら聞こえたが、自分としては第1部で
セデック族が無抵抗の日本人女性や子供を殺戮しているので、彼らが滅んで
いくのに何の感傷も湧かなかったな。むしろ日本軍のだらしなさにしっかり
しろよ!って思いながら見てた。
ジョン・ウーが製作に入っているのためなのか、大陸側の意向がいくばくか
入り込んでいるのか、日本軍が弱く描かれていたり、史実以上に日本軍の
犠牲が多くなってるが、まぁそこはセデック族が勇敢だったと描くための
方便なので仕方ない範囲かな。
お薦め度:★★★☆☆(3/5)
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