職場の人手が激減してから、それに比例するように自分の体力も激減(苦笑)。例年なら、この時期にはもう走り始めているはずだけれど、最後にR1でモテギを走った11月からとうとう3ヶ月が経過しました。4月の人事異動の時期まで職場環境の改善(人員増強)はなさそうで、そうなると少なくとも自分が今の職場にいる間はこの状態が続きます。とてもこの寒い中2輪で走れるほど元気は余ってませんし(苦笑) 、転倒して2人の職場から1人いなくなったらえらいことになりますんで、自重してます。
んで。先日、4輪好きの職場の他科のドクターから、サーキット走行のお誘いがかかりました。その先生は180SX(だったと思う)、もう一人のドクターはBMW、さらに男性看護師さん1人がアルファ乗りらしく、「近日中に走りに行くので、一緒に行かないか」とのこと。車で走るのなんて、もう20年ぶりぐらいだし、サーキット走行なんてしたことないけど、4輪だったら2輪ほどのリスクはなさそう。これは是非参加させていただきましょう。
コースはまだ決まっておらず、参加予定メンバーからは富士、筑波、もてぎなんてメジャーなコースの名前が挙がっているものの、エボ1で参加予定の自分としては富士は論外。180km/hでクルージングしても仕方ないし、他のメンバーの車両から見ても、まず退屈しちゃうでしょう。富士に行くなら、最低300馬力は欲しいところ。筑波は魅力的だけど、人気コースだけになかなか走るチャンスがなさそうだし、モテギなんか走ったら1周でブレーキが終わりそう(エボ1のブレーキは15インチの片押し2ポットなんです)。
ということで、自分としては「富士ショートコースがお勧め」と進言しているのですが、ここで新しい「袖ヶ浦フォレストレスウェイ」を開拓してみるのも悪くないなと思い、下見がてらエボで走りに行ってきました。
フリー走行日のスケジュールは、午前に音量チェックとライセンス講習、そして午後にフリー走行となります。音量はレッドゾーンから1500回転低いところで95dBと、ちょっと厳し目。なんでも、袖ヶ浦市の環境規定により、敷地境界で60dBを超えてはいけないってことのようです。「今後、防音壁の設置で車体の騒音規制は少し緩和するかもしれない」との情報もありました。2輪の走行に関しては検討中だけれど、具体的なスケジュールはまだ決まらないようです。ただ、2輪で95dBというとノーマルマフラー以外は全滅になりそうですから、2輪が走れるかどうかの第一関門は防音壁の完成ってことになるのかも。
前回のエントリーの通り、我が家のエボ1君は78.4dBで音量検査を難なくパス。あとは講習を聞いて走るだけ。
午後の走行は30分×4本が用意されています。元気があれば4本走ってもいいけど、車がもつかな?何しろ、車齢18年の旧車ですからね。
さて、エボ1の仕様です。
エンジン、吸排気、ECU:ノーマル。12万km、OHなし。
ボディ:ノーマル。補強材など一切なし。
サスペンション:ノーマル。
右フロントストラットはぶつけられて交換したので14年物。
他は新車装着時から無交換の18年物。
駆動系:ノーマル。
フロントLSDなし、センターとリヤは純正ビスカスLSD(市販車標準仕様)。
ブレーキ:ノーマル。純正キャリパー、純正パッド。
タイヤ:4年前(笑)につけた、DNA dB。空気圧は前後2.4(指定は前2.3、後2.1)。
ホイール:TE37。ここだけ社外品。
ってことで、ほぼ素ノーマルです。車齢18年、走行距離は12万km。ドライバーは四輪でのサーキット走行は初体験。ほとんど「ナメてる?」と言われかねない状況ですが、この「旧ザク」のようなクルマでどれだけのタイムが出せるか、最近のクルマをどれだけ追いかけられるかが楽しみ。
結果。コースは久しぶりの初コースってことで当初は緊張しましたが、少し走り慣れてくると、なんだか初めてのコースの気がしない。SLyとFSWを足して2で割り、モテギ風味を少し振りかけた感じ(笑)。ので、ほどなく緊張は解けました。
1本目は赤旗も出たことがあって、出たり入ったり。途中、何故か自分の車も一度ですが突然完全にエンジンストップしてしまい、いったんコース脇に停めたりなんてことも。タイムは1分31秒台。
2本目。少しずつ無駄を省いて行き、1分26秒580。まずまずなんだか、全くタコなんだかサッパリわかんないけど、聞くところによると「筑波+10~11秒」がこのコースの目安らしい。記憶によると、エボ1が新車で発表されたときの雑誌の筑波アタックでは1分13秒だったはずなので、袖ヶ浦だと1分24秒で雑誌テスターレベルってことになるはず。そこから2秒落ちなら、18年物の旧車で素人の初ドライブならまずまずでしょ。何しろ、4輪でのサーキットドライブ自体が初めてですからね。
とはいえ、自分が走った手応えでは、もっとタイムを詰められる…というよりバサッと大きく切り取れる要素が満載なので、思いついたことだけでもキッチリ実行して走らせることが出来れば22~23秒台は見えてきそうです。とはいえ、1分20秒がこのコースの素人卒業レベルでもあるようなので、そこに至るにはなかなか道は遠そう。単純に言って、あと7秒ですからね。
ちなみに、コースマーシャルさんの話では、最新エボの速い人で1分14秒ということでしたから、最旧フルノーマルエボ+自分というパッケージなら、そんなに悪いタイムじゃなかったかもしれませんね。
ホントは3本目、4本目も走ればよかったんでしょうが、ガソリンがなくなったという以上に人間の体力もなくなったので、コースアウトしてクルマを壊す前に撤収することにしました(笑)。
初めての4輪でのサーキット走行でしたが、思いの外楽しめました。やはり、2輪に比べると走行コストが高くつきますし、駆けっこするためにはドライバーの腕よりもクルマづくりの占める比率が大きいので、こちらに本腰を入れることはないと思いますが、時々は遊びに行こうと思っています。