追記:昨今の広瀬氏の言行を見るに、本書記載内容の信憑性は非常に薄いと言わざるを得ません。自らの反省のためだけにこの記事を残します。
夏休みはとれてないので、土曜の仕事が終わってから帰省、実家で一泊して、日曜の夜には自宅に戻ってきました。相変わらず慌ただしいことこの上ない(苦笑)。行きは大急ぎだったけど、帰りは少し時間にゆとりがあったので、姫路駅の本屋さんで散財。帰りの新幹線は退屈しないで住みました。東京駅で降りて、いつもならすぐ常磐線に乗るんだけど、今回はお茶の水の三省堂にも行き、ここでも散財。1日で2万円くらい本代に使ったんじゃなかろうか。
さて、その中でライダーの皆さんに少しは関係があるものから。
「二酸化炭素温暖化説の崩壊」
広瀬 隆 著、集英社新書 税込み735円
地球温暖化の元凶として名指しで犯人扱いされているCO2。自分も以前はそうなんだろうと思っていたし、世界的にも温暖化防止のためにCO2を削減しようという大きなムーブメントが起きているのはご存じの通りですが、その前提となる「温暖化の原因=CO2」という仮説そのものがインチキだったとしたら?
車・バイクが趣味で、特にサーキット走行などという同じ所をグルグル回るだけで何の生産性もない「悪趣味」(笑)を持つ我々ライダーは、特にそのCO2大量排出によって常日頃肩身の狭い思いをしているわけですが、「CO2は温暖化の原因じゃない」っていうなら少しは気楽にバイク趣味を語れるってもんです。ここ数年、CO2が温暖化の原因かどうか疑わしいという意見を耳にするようになり、ホントのとこどうなのよ?という思いでこの本を手に取りました。
この本では、ノーベル平和賞を受賞したIPCC(気候変動に関する政府間パネル)の温暖化=CO2原因説の根拠である気温データが捏造に基づくものであったこと、またCO2が単調増加していながら平均気温が低下している時期があることなどから、CO2増加を温暖化の原因とするのはデタラメであり、温暖化は太陽活動等の他の要因の方が大きいという結論を導いています(むしろ、太陽活動の低下の兆しがあり、寒冷化に向かっている可能性もあるとも指摘)。
また、政府と電力会社が「CO2を出さないクリーンなエネルギー」として主張する原子力発電についても、「非効率極まりなく、かつ温排水による海洋生物へのダメージが深刻である」としてこれを廃止すべきと訴え、その原発の維持費・技術開発費をエネルギー効率のよい燃料電池の普及に投ずるべきとしています。個人的には、原発は効率のよい発電のために存在しているのではないと思っているので、この提言は的を射ていない気もしますが、燃料電池の普及は待たれるところですね。
「地球は温暖化に向かっている」「CO2増加が温暖化の原因である」という2つの嘘を本書は指摘しているわけですが、いずれも自分には裏付けは取れないものの、少なくともIPCCがデータを捏造してCO2増加が温暖化の原因だとデッチ上げたことは間違いないでしょう。IPCCメンバー間でのメールのやりとりで、データの捏造があったとの事実は他のニュースソースでも確認していますので。
不思議なのは、IPCCがこのような捏造を行った理由ですね。データを捏造してまでこんな説を主張することで、誰が利益を得るというのでしょう?早晩捏造は露見するでしょうし、CO2犯人説で誰が儲かるのか今ひとつ想像できないですからね。ひょっとして、アメリカが京都議定書に批准しなかったのは、実はIPCCのデッチ上げが各国の経済発展にブレーキをかけようとするアメリカの陰謀だったからか?炭素取引で儲けられそうな途上国をも抱き込んで?なんてあらぬ勘ぐりをしてみたり(笑)。ただ、そうなると最近のオバマさんの環境重視政策と一致しなくなるから、違うかな?いや、オバマさんが嫌がらせをされていて、前政権から各種案件のを引き継ぎを受けていないのか?などと勝手に想像するのも面白いですが、まあ違うでしょうね(笑)。単純に、アメリカ国内の経済状況から「環境なんて言ってられるか」というだけだったのでしょう。
脱線しましたが、データの捏造を最近に至るまで各国の関係者も見抜けなかったのも不思議です。本書を読んだ後では、京都議定書って何だったんだ?と思ってしまいますね。あれだけ多くの国を集めて各種取り決めが交わされたのに、参加国の誰も気づかなかったのか? IPCC以外の各国独自の調査でも、やはり地球は温暖化していて、その元凶はCO2だという結論に達していたのでしょうか?
とりあえず、ホントに地球が寒冷化に向かっているなら、遠慮しないでどんどん石油を燃やせって話になるわけなんですけどね(笑)。まあ、この本を読んだ限りでは、CO2が現在の「温暖化」の主たる原因ではないだろうけれども、本書が主張する「この程度のCO2濃度増加なら温室効果はない」という部分の根拠までは本書の中に読み取れないので、然るべき調査機関(どこか知らんけど)の続報を待ちたいですね。それにしても、気象庁の職員が見たら、年間平均気温の捏造なんですぐ見抜けそうなものなのに、鳩山元首相は自国の専門家に相談しなかったのかねえ?省エネルギー技術が世界でも最高の水準にある日本が、この限界点からさらに「CO2、25%削減しときます」なんて無責任な口約束をしてくる前に、気象学者と産業界の意見を諮ったのかと言いたい。
それにしても、地球はホントに温暖化しているのか、それとも寒冷化に向かっているのか?CO2はホントに責任ないのか?そういったことは、日本の研究機関や大学では調べられていないんでしょうかね?国民の誰もが関心のあるテーマだと思うんだけれども。生活にも密着してるし。