goo blog サービス終了のお知らせ 

明日は明日の風が吹くのだ

人生いつでも波瀾万丈

電費計投入&1ヶ月点検。

2014-12-07 19:02:27 | 電気自動車

あっという間に1ヶ月。意外と距離が伸びていませんが、どこにも遊びに行ってないんだからしょうがない。

さて、MiEVには航続距離計はついてるけど電費計がついてないんで、奮発して投入。

TECHTOMFCM-NX1です。残念ながらミニキャブMiEVでは全ての機能が利用出来るわけではないようですが、瞬間電費と平均電費、積算電力が分かれば最低限の用は足ります。

主な3項目以外に、電費系がないと分からない項目として関心があったのは、

・回生可能な車速

・クリープ時の消費電力

だったんですが、MiEVでは何故だかわかんないけど消費電力が表示されないのが残念。

電費計をつけて分かったことは、

・運転手がスロットルワークに気をつけていれば、セレクターはDでもEでも電費は変わらない。

・12km/h以下では回生は働かず、クリープ程度の駆動力が与えられるっぽい。

・速度が低ければ低いほど明らかに電費が良くなる。

納車以後、何人かの人に試乗してもらいましたが、いずれの方からも「普通に乗れる」というコメントをいただいています。要するに、普通のガソリンAT車と全く変わらない乗り方で何の違和感もないってこと。トルクコンバータ式のAT車のフィーリングが制御回路で再現されているってことですね。クリープがないと、坂道発信で困る人も出てくるでしょうから、これはまあ順当なんでしょう。

ところが、エコランしたいときにはこのクリープが結構邪魔で、もっと最後まで回生を効かせて欲しいし、回生が終わってストップするまで駆動はカットしたいのだけれど、そういう制御にはなってないから、12km/hまで減速したらシフトセレクターをNに放り込んでます。ガソリンエンジン車では走行中にNに入れるのは御法度とされていますが、EVだとすべてのパワーアシストにはそれぞれ専用のモーターが動いているので、Nに入れても問題ないはずってことで、遠慮なくNに入れてます。

ちなみにMiEVシステムにはトランスミッションがなく、モーターの減速比は固定です。ガソリン車のATセレクターと同じもの装備されていますが、これは制御プログラムの切り替えを行っているだけです。パドルシフトでも良さそうだけど、軽トラに乗る顧客層にはこの方がわかりやすいでしょう。それぞれのポジションは

P:パーキング

R:後退

N:ニュートラル

D:ドライブ(通常運転モード)

E:エコノミーモード

B:回生「強」モード

ってことになってます。簡単に言うと、Eレンジではパワーが制限され(ベタ踏み時は制限解除)、Dより強い回生が働きます。Bレンジだと、加速はDと同じで、Eよりも強い回生が働きます。この回生が結構賢くて、スロットルの戻し具合に応じて回生の強さが変わるのが分かります。

色々エコランを試していますが、電費を最も大きく左右する要素は平均車速ですね。60km/h台で流すより、最高で40km/h台までのストップ&ゴーの方がまだ良いような印象すらあります。こうなると、高速道路を使おうって気が全然起こらなくなりますね。せっかくETCつけたってのに(苦笑)。

そうそう、1ヶ月点検では無問題でした。なかなか距離が伸びないけれど、この調子だと何ヶ月乗ってるかな(苦笑)。


MiEVが我が家にやって来た。

2014-11-05 21:26:07 | 電気自動車

Photo

まさか自分がEV買うとはね。まったく意外な展開になりました。

Minicab_miev

我が家にやって来たのはこの子。画像はいずれもミツビシのWebサイトから。

今年の9月に、15万円かけてデリカ・スペースギアの車検を取得したので、本来ならトランポの入替は2年後になるはずでした。なのですが、諸々の事情が重なり、トランポを入れ換えることにしました。

直接の原因は、デリカ号の外装が凸凹になってしまったこと。そうなった原因は寝不足による過労でした。毎日通勤に往復4時間かかるんで、睡眠時間が確保出来ておらず、ついに居眠り運転で道路工事現場のフェンスに側面から接触(一歩間違ったら大惨事)、ボディの広範囲に渡って板金・塗装が必要な状況になりました。H9年式なので車齢は17年、そろそろルーフにも錆が出始めたので、「どうせ塗るなら」とか言っていると板金+全塗装になるし、車検の際に「オイル滲みはいずれ修理しましょう」と言われていたこと、エアコンの効きが今ひとつなことなど、完調にするには50万円は軽々超えてしまいます。となると、「新しい年式のスペースギアに買い替えた方がマシ」という話になるのだけれど、買い替えたところで手の届く金額の車両だと車齢は十数年、高価な最終型でもH17年式で、もう9年。まあ、そろそろ21世紀の車買いましょうよ。

で、ミツビシ縛りでバイクを運べる車を探すと、自動的にデリカD:3ってことになるのだけれど、タイミングが悪くて新古車が見当たらない。新車は200万円するんだが、200万円出せば3人乗りのハイエースとかキャラバンとか買えてしまうと思うと、どうもふん切りがつかん。というか、200万円をトランポにかけられるような経済力、ありません。

それで、過労は明らかなので、まず「通勤4時間」から改善しようと職場近くに部屋を借りたら、なんと賃貸物件なのにEV用の200Vコンセントが設備されていました。「おお、前から欲しかったアウトランダーPHEV買うか!」と一瞬考えたけど、我が家にはランエボ号があり用途がカブッてしまうので却下。となると、デリカの代わりにミニキャブMiEV(バン)にしようかと思ったんだけど、軽1BOXを使っておられる皆さんが積み込みに結構苦労されているのをパドックで見ているので、いっそ軽トラにしてしまえと。

で、ネットで調べると、MiEVトラックなら111万円で走行3000km台の車両が正規ディーラー直営の中古車店で買えるみたい。メーカーオプションの急速充電とシートヒーターがついているのが良いね。ガソリン軽トラだって新車なら車体だけで90万円するんで、MiEVトラックが諸費用込みの110万円ならほぼ差がないし。

問題は、航続距離。MiEVバンは16kWhモデルがあるのでまだ良いんだけど、MiEVトラックは10.5kWhモデルしかない。まあ、自分が商品企画する立場だったら、EV軽トラで長距離走ることまで考えなくて良いって判断するだろうから、こういう品揃えになるのはしょうがない。昨年からの走行実績から考えて、長距離遠征したのは西浦1回だけだから、そんなときはレンタカーでいいでしょ。筑波は航続距離内だし、トミンは急速充電1回入れれば届くから、今までみたいにブッ飛ばさないで、ゆっくり行けば良いでしょう。

さらに、航続距離の件については「保険」として、MiEVを自分で使ってみて「無理!」と思ったら「実家に持って帰ってガソリン軽トラと取り替えてしまえ」というインチキが出来るので(苦笑)、4輪もやっと21世紀に世代交代。

ちなみにこのミニキャブMiEV、ABSとトラコンが標準装備になっています。ABSはまあ今どき当然として、トラコンまでついているとはね。まあ、モーターだけに馬力は41PSなんだけど、トルクが20kg-mもあるんで、トラコンつけなきゃ2WDでは農道は走れないんだろうね。

まだ納車してからあんまり距離は走ってないけれど、上手に走ればインパネに表示される予測航続距離よりも長く走れるみたい。渋滞の首都高速だと、予測航続距離が20km減った際の実走行が31kmでした。ただ、高速電費はよろしくなくて、70km/hを超えると急激に悪化しますね。60km/h以下で、フットブレーキを使わず極力回生で減速するようにしてやると、かなり距離を伸ばせるみたいです。今は空荷なので電費がいいのですが、フル積載になったときどうかが興味ですね。

そうそう、言うの忘れた。エンジン音がまったくないので、その部分はまったく軽トラらしからぬ快適さです。ただ、車体の揺れは普通に軽トラでした(苦笑)。バッテリーの重さで揺れが少ないかもと期待してたんだけど、そこまでの効果はなかったみたい。

とりあえず、トランポとしてどう使うか試行錯誤してみようと思っています。不自由だらけな乗り物ですが、今はかえってそれが楽しいですね(笑)。

Miev_3

さあ、よろしく頼むよ。