あっという間に1ヶ月。意外と距離が伸びていませんが、どこにも遊びに行ってないんだからしょうがない。
さて、MiEVには航続距離計はついてるけど電費計がついてないんで、奮発して投入。
TECHTOMのFCM-NX1です。残念ながらミニキャブMiEVでは全ての機能が利用出来るわけではないようですが、瞬間電費と平均電費、積算電力が分かれば最低限の用は足ります。
主な3項目以外に、電費系がないと分からない項目として関心があったのは、
・回生可能な車速
・クリープ時の消費電力
だったんですが、MiEVでは何故だかわかんないけど消費電力が表示されないのが残念。
電費計をつけて分かったことは、
・運転手がスロットルワークに気をつけていれば、セレクターはDでもEでも電費は変わらない。
・12km/h以下では回生は働かず、クリープ程度の駆動力が与えられるっぽい。
・速度が低ければ低いほど明らかに電費が良くなる。
納車以後、何人かの人に試乗してもらいましたが、いずれの方からも「普通に乗れる」というコメントをいただいています。要するに、普通のガソリンAT車と全く変わらない乗り方で何の違和感もないってこと。トルクコンバータ式のAT車のフィーリングが制御回路で再現されているってことですね。クリープがないと、坂道発信で困る人も出てくるでしょうから、これはまあ順当なんでしょう。
ところが、エコランしたいときにはこのクリープが結構邪魔で、もっと最後まで回生を効かせて欲しいし、回生が終わってストップするまで駆動はカットしたいのだけれど、そういう制御にはなってないから、12km/hまで減速したらシフトセレクターをNに放り込んでます。ガソリンエンジン車では走行中にNに入れるのは御法度とされていますが、EVだとすべてのパワーアシストにはそれぞれ専用のモーターが動いているので、Nに入れても問題ないはずってことで、遠慮なくNに入れてます。
ちなみにMiEVシステムにはトランスミッションがなく、モーターの減速比は固定です。ガソリン車のATセレクターと同じもの装備されていますが、これは制御プログラムの切り替えを行っているだけです。パドルシフトでも良さそうだけど、軽トラに乗る顧客層にはこの方がわかりやすいでしょう。それぞれのポジションは
P:パーキング
R:後退
N:ニュートラル
D:ドライブ(通常運転モード)
E:エコノミーモード
B:回生「強」モード
ってことになってます。簡単に言うと、Eレンジではパワーが制限され(ベタ踏み時は制限解除)、Dより強い回生が働きます。Bレンジだと、加速はDと同じで、Eよりも強い回生が働きます。この回生が結構賢くて、スロットルの戻し具合に応じて回生の強さが変わるのが分かります。
色々エコランを試していますが、電費を最も大きく左右する要素は平均車速ですね。60km/h台で流すより、最高で40km/h台までのストップ&ゴーの方がまだ良いような印象すらあります。こうなると、高速道路を使おうって気が全然起こらなくなりますね。せっかくETCつけたってのに(苦笑)。
そうそう、1ヶ月点検では無問題でした。なかなか距離が伸びないけれど、この調子だと何ヶ月乗ってるかな(苦笑)。